自粛要請の影響もあってか、現在爆発的なヒットを飛ばしているNintendo Switch用ソフト『あつまれ どうぶつの森』。
過去シリーズは3DSで発売された『とびだせ どうぶつの森』くらいしかまともに遊んだことがなかった僕ですが、ちょうど遊ぶゲームがなかったこともあり、発売日に購入しました。
最初は何をしたらいいかわからず、一度は放置していたものの、フレンドが遊び始めたのをきっかけに再プレイ。
フレンドと一緒に遊んでいるうちに『あつ森』の面白さに気づき、そこからはどんどんハマっていきました。
今回は、Nintendo Switch用ソフト『あつまれ どうぶつの森』をプレイした感想についてお伝えしたいと思います。
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『あつまれ どうぶつの森』ってどんなゲーム?
『あつまれ どうぶつの森』は、2020年3月20日に発売されたNintendo Switch用ゲーム。
たぬき開発が提供するプラン"無人島移住パッケージ"によって無人島に移り住んだプレイヤーは、同じく移住してきたほかの住民とともに、気ままなスローライフを満喫します。
無人島での過ごし方は、プレイヤーの自由です。
虫取りや魚釣りに興じるもよし、DIYで家具をつくって自宅を飾るもよし、住民と交流して一緒にお茶を楽しむこともできます。
本作は、2012年に3DSで発売された『とびだせ どうぶつの森』以来、正規シリーズとしては約7年半ぶりの発売となりました(その間、スピンオフ作品の『ハッピーホームデザイナー(3DS)』や『ポケットキャンプ(スマホアプリ)』はありましたが)。
Switch版ならではの新要素として、道具や家具が作れる「DIY」や、さまざまな行動目標を達成すると貯まっていく「マイル」、自由自在に島の地形を変えられる「島クリエイター」などが追加されています。
さらに、最大8人まで同時に接続できるオンラインマルチプレイにも対応。
一人でもみんなとでも楽しめる、Switch用シミュレーションゲームの決定版ともいえる作品です。
『あつまれどうぶつの森』をプレイした感想
すべてを1から作る面白さ!不便なところも楽しい
『あつまれ どうぶつの森』の世界では、最初は島になにもない状態から始まります。
最初から島にあるのは、住民用のテントと、案内所(これもテント)くらい。住民も、自分以外には2人しかいません。
オノや釣り竿、スコップなどの道具もすべて現地調達。素材を集めて、すべて自分で作らないといけません。
道具は使い続ければ壊れてしまいますし、壊れたらまた作り直す必要があります。
この不便さ、何もなさが本作の最大の魅力ともいえます。すべてを1から作る面白さですね。
最初はDIYできるレシピも少ないですし、住民もほとんどいないので、これまでのワイワイガヤガヤとした『どうぶつの森』が好きだった人にとっては、どこか寂しい面もあるでしょう。
ところが、虫取りや魚釣りでお金を稼いで新たな道具やレシピを買ったり、島の施設を発展させて住民を増やしていったりすることで、徐々にできることが増えていきます。
僕もそうだったのですが、『あつまれ どうぶつの森』は序盤が一番つまらないと思います。
ここを乗り越えるとどんどん面白くなっていくのですが、Amazonなどのレビューを見ていると、そこまでたどり着くことなく飽きてしまう人も多いようです。
序盤の面倒くささを乗り越えられるかどうか、道具も家具も施設も1から作っていく楽しさを感じられるかどうかが、『あつ森』にハマれるかどうかの分かれ目なような気がしますね。
自由度の高いゲームのなかで、行動目標を示してくれる「マイルシステム」が面白い!
『あつまれ どうぶつの森』には、ほとんどストーリーらしいストーリーが存在しません。
一応、たぬきちが組んでくれる「家のローンを返済していく」「たぬきちの依頼をこなしていく」という目標はありますが、何をするのも基本的には自由です。
この手のシミュレーションゲームは「自由度が高すぎて何をやっていいのかわからない」という人も多いと思いますが、『あつ森』では行動目標を達成することでマイルがたまっていく「マイルシステム」が存在します。
マイルが得られる行動目標には、日替わりのものと実績のようにあらかじめ決まっているものがあり、「ムシを5匹捕まえる」「住民3人にあいさつする」「お花に水をやる」などなど、内容はさまざま。
貯まったマイルはDIYレシピや家具、服などと交換することができます。
このマイルシステムがけっこうおもしろくて、実績を埋めていくように遊べるので、自由度の高い本作で一定のゲーム的方向性を示してくれるのでいいですね。
マイルは後述する、島の地形を自由に変えられる「島クリエイター」でも使うので、いくらあっても困りません。
虫や魚などの図鑑埋め、家具・レシピ集め、服、化石、美術品集めなど収集要素がたくさん!
『あつ森』は収集要素がほんとうに豊富です。
虫や魚をゲットすると図鑑に登録され、家具や服をゲットするとカタログに登録されて、手放してもまた通販で購入することが可能。
虫・魚・化石・美術品は博物館に寄贈することができ、施設がどんどん発展していく楽しさもあります。
虫、魚は季節や時間帯ごとに出現するものが違うため、Switch本体の時間操作をしない限りすぐに全種類を集めることはできませんが、逆に言えば、一年を通じてじっくり遊べるということでもあります。
これらの収集要素は、本作でも一番のやりこみ要素といっても過言ではありません。僕もすっかり熱中して、虫取りや魚釣りに精を出しています。
コレクター魂を持っている人なら、ハマること間違いなしですね。
フレンドと一緒に遊ぶのが楽しいタイプのゲーム!
本作は一人で遊んでも楽しいですが、フレンドと遊ぶとさらに面白さが広がっていくタイプのゲームです。
フレンドと遊ぶことで、コミュニケーションを取る面白さだけでなく、ゲームを有利に進められるメリットもあります。
たとえば、その島ごとに存在する「特産品」の交換。
本作では、島ごとに「りんご」「オレンジ」「桃」「梨」などの特産品フルーツが存在します。
基本的に特産品は1島1種類なので(ゲームを進めていくうちに、別の特産品が手に入ることもあります)、全種類の特産品を集めるならフレンドとの交換は必須です。
また、ダブった服や家具、化石などをフレンドと交換すれば、効率よく集めることも可能に。
これらの交換要素があるため、ネット上のSNSや掲示板では特産品交換や家具、服交換のフレンド募集が盛んにおこなわれています。
さらに、フレンドの島に遊びに行けばマイルがもらえたり、自分の島の特産品が高く売れたりなどなど、その他のメリットもたくさん。
僕もフレンドと遊ぶようになってから、『あつ森』が一気に面白くなりました。
「携帯モード」もしくは「Switch Lite」で遊ぶのに適したゲーム!
最初のころはテレビの大画面でプレイしていたのですが、『あつ森』は単純作業も多く画面内の情報も少ないので、携帯モードのほうが遊びやすいことに気づきました。
最近はすっかり、「テレビで動画を流しながら、携帯モードで『あつ森』をプレイ」という形に落ち着いています。
フレンドはSwitch Liteで遊んでいますが、かなり快適みたいです。
『ポケモン ソード・シールド』なんかもそうでしたが、最近のSwitchゲームはLite向けに設計されているタイトルが多くなった気がしますね。
本作最大の新要素「島クリエイター」は"おてがる版マイクラ"だ!
『あつまれ どうぶつの森』では、島を発展させていくことで、最終的に島の地形を自由に変えられる機能「島クリエイター」が解放されます。
道路や橋を作れるだけでなく、崖や河川の形も自由にカスタマイズ可能に。まさに『マインクラフト』のような遊び方ができちゃいます。
ネット上では「あのゲームの○○を再現」「北欧風の景観をつくってみた」など、凄腕プレイヤーによるさまざまなアイデアが公開されていて、見ているだけでも楽しいですね。
アイデア次第で無限に遊べるので、『マイクラ』や『シムシティ』などクリエイト系ゲームが好きな人におすすめです。
ところどころ、さすがに不便に感じる点も…
やれることが増えてゲームボリュームとしては過去最大級に大満足の『あつ森』ですが、いくつかの不満点もあります。
まず、DIY回りの不便さ。
DIYはレシピを選んで道具や家具を製作するのですが、複数個をまとめて作ることができず、1つずつしか作れません。
オノや釣り竿は壊れやすいので何個かまとめて作っておきたいのですが、「1つ作る→トンテンカントンテンカンと作業モーション→完成→また作る…」と同じ動作を繰り返さなきゃいけないのが面倒です。
また、アイテム欄が自動で整理できず、1つずつ手動で場所を入れ替えなければいけないのも残念。
不便さを楽しむのと、ただただ不便で遊びにくいことのバランスを取るのは難しいとは思いますが、ここらへんはもうすこし快適に遊べるよう設計しておいてほしかったですね。
まとめ
『あつまれ どうぶつの森』は、作り手たちの予想以上にヒットしているゲームだと思います。
スローライフの魅力やゲームシステムの良さと、自粛要請が続く今の日本の現状が上手くマッチした結果でしょう。
万人がハマるタイプのゲームではないと思いますが、少なくとも、普段はアクションゲームやFPSばっかり遊んでいる僕でもかなりハマっているので、これまでのスローライフ系ゲームとは違った魅力があるのは確かです。
新型コロナウイルスの影響で大型タイトルの発売延期もちらほら出てきています。
今、遊ぶゲームがなくて困っている人は、無人島に移住してのんびり暮らしてみるのもいいかもしれません。
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