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『ドラえもん のび太の牧場物語』評価・感想・レビュー!「ひみつ道具」など新要素満載で楽しい!

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畑仕事や動物たちの世話をしながらスローライフが楽しめる大人気シミューレーションゲーム『牧場物語』。

 

2017年に3DS用ソフトとして発売された『牧場物語 ふたごの村+』以来、しばらく新作が発売されていませんでしたが、ここに来てまさかのコラボ作品が登場しました。

 

それが、『ドラえもん のび太の牧場物語』です。

 

 

あの国民的アニメ『ドラえもん』とのコラボ作品ということで、個人的には「期待半分、不安半分」という心持ちでしたが、これがプレイしてみると意外なほどに良く出来ていました。

 

今回は、『ドラえもん のび太の牧場物語』をプレイした感想についてお伝えしたいと思います。

 

 

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『ドラえもん のび太の牧場物語』ってどんなゲーム?

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発売日 2019年6月13日
発売元 バンダイナムコエンターテインメント
価格 6100円

 

『ドラえもん のび太の牧場物語』は、2019年6月13日にNintendo Switch用ソフトとして発売されたシミューレーションゲーム。

 

プレイヤーは「のび太」を操作して畑で作物を育てたり、動物たちの世話をしながら牧場を発展させていきます。

 

もちろん、ドラえもんやしずかちゃん、スネ夫、ジャイアンといったおなじみのキャラクターも登場。

 

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舞台となる「シーゼンタウン」にはゲームオリジナルキャラクターたちも多数登場し、彼らと絆を深めながら牧場生活が楽しめます。

 

『ドラえもん のび太の牧場物語』をプレイした感想

農業、牧畜、釣り、料理などいつもの『牧場物語』がちゃんと楽しめる!

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『牧場物語』のキモでもある、農業や牧畜、釣りなど自由な牧場生活が楽しめるのは本作でも同じ。コラボ作品でありながら、そのあたりの面白さはしっかりと担保されています。

 

発売元はバンダイナムコエンターテインメントですが、制作には本家本元のマーベラスが関わっているので、"『牧場物語』らしさ"はきちんとわかって作られていますね。

 

一応のメインストーリーはあるものの、基本的には何をするのも自由です。

 

一日中畑を耕してもいいし、ひたすら採掘場に籠もってツルハシを振ってもいいし、はたまた各キャラのイベントを発生させるためにエリアのあちこちを回ってもよし。

 

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ほとんど制約がなく、時限イベントの類もないため、のんびりじっくり遊べるのはいいですね。

 

また、のび太の特技を活かした「昼寝をして体力回復」という新要素があるのも面白い。 

 

後述する「ひみつ道具」を使った効率化など、『牧場物語』の要素と『ドラえもん』の世界観を上手くマッチさせていると思います。 

 

グラフィックはシリーズ随一!水彩画のような柔らかいタッチが魅力的

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意外と言及されないことですが、実は本作はNintendo Switch初の『牧場物語』シリーズとなります。 

 

これまでは3DSでの展開だったので、Switchになったことで単純にグラフィックが進化しています。

 

水彩画のような2Dアニメーション的な表現と、ゲームらしい3Dグラフィックが上手く融合した描画表現が素晴らしい。

 

グラフィックがいいので、街を歩いたり、森の中を散策するだけでも楽しいです。 

 

「ひみつ道具」でどんどん効率化が図れる!

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やっぱり『ドラえもん』といえば、多種多様な「ひみつ道具」の数々ですよね。本作でももちろん、たくさんの「ひみつ道具」が登場します。

 

「ひみつ道具」はストーリーやキャラクターイベントを進めると徐々に開放されていきます。

 

「どこでもドア」でファストトラベルができるようになったり、「ミニ雷雨」で畑の水やりを自動化できたり、「人間機関車セット」で移動速度が上がったりなどなど。

 

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序盤はできないことや不便なことが多くてストレスが溜まるのですが、物語を進めるにつれてどんどん「ひみつ道具」が開放されていくと、一気に楽しくなってきます。

 

ある意味で、"チート機能のある『牧場物語』"のような感じ。

 

「地道な作業で牧場を発展させていきたい!それが醍醐味なんだ!」という人にとっては不要な要素かもしれませんが、僕のような人間にはむしろこれまでのシリーズよりも楽しめる要素でした。

  

恋愛要素やキャラクター同士の発展が少なく、イベントシーンもイマイチ

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本作では、これまでの『牧場物語』にあった恋愛や結婚といった要素が一切排除されています。

 

『ドラえもん』という世界観である以上この点は仕方がないことなのですが、結婚システムが好きだった人にとっては残念なポイント。

 

「じゃあ結婚システムがない分、キャラクター同士のイベントは力を入れているの?」というと、そういうわけでもなく。

 

一応、登場キャラクターは20人以上いて、それぞれと絆を育むことができるのですが、どうも発生するイベント内容が淡白で、キャラクターに感情移入しづらいです。

 

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途中で発生するイベントシーンも冗長で、「まぁそうなるでしょうな」という展開が延々と続きます。

 

この辺は、「やっぱり子ども向けに作られているなぁ」と感じるところですね。 

 

インターフェイスは改善の余地あり!遊びにくい点が目立つ

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『ドラ牧』最大の問題点は、ところどころで目立つインターフェイスやゲームバランスの悪さだと思います。

 

僕が遊んでいた中で、「ここはもっとどうにかならなかったのか…」と感じた点をあげていきます。

 

  • メニューを開かないと体力を確認できない
  • 視点が常にナナメのため、畑や鉱床のマス目をターゲットしづらく、誤操作が起きやすい
  • 水をあげた瞬間に作物が成長するうえに、収穫すると土壌が乾くので、「水やり→収穫→種まき→水やり」と二度手間に
  • 購入額(or労力)と出荷額のバランスが悪い。労力に対してほとんど実入りがなかったり、料理ができるようになってからはゲームバランスが崩れるくらいに金稼ぎができるようになったりなど
  • 家や牧場を発展させるために必要な資材の数が多く、最終的にはお金で資材を買わなければ回らない=オノやハンマーを使って資材集めをするモチベーションが低い

 

ココらへんのゲームバランスは現在、アップデートで徐々に改善されているみたいなので、今後は評価が変わるかもしれません。

 

しかし、現状では遊びにくさを感じる点がけっこう目立ちます。 

  

まとめ:予想していたよりはずっと出来のいい『ドラえもん』×『牧場物語』!

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今どきのSwitch用ゲームとしては看過しがたいほどにインターフェイスが悪い面も目立ちますが、『牧場物語』としての基本の面白さはしっかりと押さえています。

 

記事執筆時点では、Switchで『牧場物語』やスローライフ系のゲームを遊ぼうと思ったら『ドラ牧』しかほぼ選択肢がないため、『どうぶつの森』が発売されるまでは販売本数を伸ばしそうですね。

 

発売前に想像していたよりは、ずっと面白いシミューレーションゲームでした。一人でじっくり遊びたい人にはおすすめです。

 

 

 

 

 

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