特殊部隊「ゴースト」を率いて、麻薬組織やテロリスト集団と戦うTPSゲーム『ゴーストリコンシリーズ』。
その最新作、『ゴーストリコン ワイルドランズ』が先月発売されたので、一ヶ月くらいかけてじっくりと遊んでみました。
本作はオープンβ体験版が配信されていた当初から、その完成度の高さにユーザーたちのあいだで話題となっており、僕自身も発売をすごく楽しみにしていた作品。
ゲームの面白さは体験版の時点で十分伝わってきていたのですが、製品版ではさらに出来ることが増え、細かな部分もブラッシュアップされていて完璧な仕上がりでした。
今回はPS4ソフト『ゴーストリコン ワイルドランズ』の評価・レビューを書いていきます。
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『ゴーストリコン ワイルドワンズ』ってどんなゲーム?
特殊部隊「ゴースト」を率いて麻薬組織と対決するオープンワールドTPSゲーム!
本作の舞台となるのは南米大陸の内陸国ボリビア。自然豊かなその土地は、国家さえ手が付けられない麻薬組織「サンタ・ブランカ」が牛耳っています。
その強大な麻薬組織を壊滅させるために派遣された特殊部隊「ゴースト」を操り、数々の危険なミッションをこなしていくというゲーム。
フィールドはオープンワールドになっていて、見渡す限りに広がる山々やジャングル、街など、どこまでも自由に行くことができます。
各地にはそれぞれ麻薬組織のメンバーが支配する地域が存在するので、それらを少しずつ壊滅させていき、最終的にはサンタ・ブランカのボス、「エル・スエーニョ」の首を取るのが目的です。
攻略のカギとなるのは「チームプレイ」!仲間と協力して敵アジトを壊滅させる!
『ゴーストリコン』でもっとも重要となるのが、仲間とのチームプレイです。
各地に点在する麻薬組織のアジトには敵がわらわらといて、ただ正面から突っ込むだけではとても攻略できません。
アジトの周辺についたらまずドローンや双眼鏡で敵の位置を把握し、「どのルートで進めば敵に見つからないか」とか「いつ突入すれば敵を一気に叩けるか」といったことを考える必要があります。
特殊部隊「ゴースト」のメンバーはプレイヤーも合わせて4人いて、その4人の連携が非常に重要。
AIが操作する3人のメンバーには「攻撃」「待機」「移動」「集合」の命令を下すことが可能で、それにより連携を図ることができます。
単独で突入すると序盤の敵ですらハチの巣にされてしまうくらい、難易度の高い本作。仲間との連携がどれだけ取れるかが、攻略のカギとなっています。
プレイしてみた感想・評価
潜入・突撃・空爆!プレイヤー次第でどんな方法でも攻略できる自由度が素晴らしい!
本作のストーリーミッションは「敵のアジトを制圧して情報を得たり、捕虜を解放する」といったものが多く、プレイヤーはさまざまな方法で敵アジトを攻略していきます。
敵アジトを制圧する方法は自由度が高く、敵に見つからないように潜入したり、高火力武器やヘリ、装甲車を使って突撃したり、はたまた支援要請による空爆など、どんな方法でもOK。
攻略法がひとつじゃないので、プレイヤー次第でいろんな遊び方ができます。
敵拠点にもレベルがあって、レベルの高いアジトほど敵の数が多かったり、兵器が強力だったりするので攻略が難しいのですが、知恵と工夫次第ではこちらのレベルが低い状態でも攻略できるようになっているのもいいですね。
オープンワールドゲームは「どこにでもいける」とか「サブクエストが豊富」ってところで"自由度"を謡っている作品が多いのですが、メインのアジト攻略の方法できちんと自由度が示されているのが素晴らしいと思います。
ボリビアの自然風景が心地よい!
オープンワールドゲームの魅力のひとつが、風景の美しさ。本作もその点はかなり重視されて作られています。
舞台となる南米ボリビアは自然豊かな風景が広がっていて、目に映る景色は車、ヘリ、ボートなどを使ってどこでも行くことが可能。
緑が生い茂る山脈、広い河川や農地、広大な湖など、どれを取っても素晴らしいです。
また自然風景だけでなく、人々の営みが感じられる町も各地に点在しています。
道沿いに広がる市場や民家、そしてそこに住む人々。本作には敵キャラクター以外にも民間人があちこちを歩いているので、生活感というか営みの空気感のようなものを強く感じられるゲームになっているのがいいですね。
「SYNCショット」やCo-opシステムで仲間との連携プレイが面白い!
本作は特殊部隊「ゴースト」のチームメンバーとの連携が重要なゲーム。
ソロプレイでは他メンバー3人はAIにより自動で動いてくれるのですが、このAIがなかなか優秀で素晴らしい。
敵アジトにつくとこちらが指示を出さなくてもアジトを囲むように散開してくれて、物陰に潜み待機してくれます。その動きはまさに特殊部隊そのもの。
このゲームを攻略するうえでの重要な要素として、「SYNCショット」というシステムがあります。
SYNCショットは敵に「SYNCマーク」をつけることで、仲間がその敵を狙撃対象とし、指示を出した瞬間に撃ち抜いてくれるというもの。
これにより複数の敵を同時に沈黙させることができるので、敵に気づかれることなく、アジトを制圧することができます。
このSYNCショットがめちゃくちゃ便利で面白く、仲間との連携がうまく決まって、全く気付かれずに敵を制圧した瞬間は超気持ちいい。
AIって勝手に動いちゃったり攻撃してほしいときには動かなかったりと、言うことを聞かずに上手く連携が取れないゲームが多いのですが、本作ではこのSYNCショットのおかげでバッチリ連携をとることができるんです。
特殊部隊らしい連携の面白さが、本作の魅力といえるでしょう。
また、最大4人で遊べる協力プレイ(Co-op)はさらに連携の面白さが増します。
僕も弟や友人と一緒にボイスチャットをしながらマルチプレイを遊んでみたんですが、AIの時以上に連携が密にとれるので、より機動的な動きが可能に。
マルチプレイはフレンドはもちろん、公開マッチに参加して知らない人と一緒に遊ぶこともできるので、「周りでゴーストリコンをやってる人がいないからなぁ」という人でも大丈夫。
公開マッチで遊ぶ場合も、ボイスチャットでの連携を取ることができます。
武器のカスタマイズやスキルシステムもいい!
オープンワールドTPSではおなじみの「武器カスタマイズ」や「スキルシステム」といった要素も、当然存在します。
武器を改造するためのパーツは各地の敵アジト内にあるので、あちこちを回りながら徐々に強い武器が手に入っていくという感じ。
カスタマイズパーツは「サイト(スコープ)」「レール」「バレル」「マズル」「アンダーバレル」「マガジン」「トリガー」「ストック」とかなり細かく分類されていて、その組み合わせによって性能が変わります。
パーツチェンジ以外にも、ペイントを施すこともできちゃいます。武器だけでなくドローンの改造も可能。
武器カスタマイズができるゲームはさほど珍しくありませんが、ここまで細かく設定できるゲームはなかなかありませんね。
本当に自分好みの武器が作れるので、カスタマイズ要素はかなり面白いです。
この手のゲームではすっかりおなじみの、「スキルシステム」もあり。
スキルは武器の扱いが上手くなる「武器」、ドローンの性能が上がる「ドローン」、パラシュートが使えたり、地雷が使えるようになる「ガジェット」、スタミナなどが上がる「フィジカル」、仲間を強化する「部隊」、支援攻撃を強化する「反乱軍支援」の6種類。
それぞれツリー形式になっているので、スキルを習得すると徐々に強くなっていく仕組みになっています。
スキルを上げるためには経験値を溜めるだけでなく、食料やガソリン、医療品といった「物資」が必要になるので、敵のアジトからそれらを頂戴する必要があります。
まとめ
『ゴーストリコンシリーズ』は初めてプレイしたのですが、かなり面白いですね。仲間との連携がここまで面白いゲームはなかなか無いと思います。
メインストーリーのボリュームもさることながら、サイドクエストやコレクションアイテムの要素もふんだんに盛り込まれているので、完全クリアしようと思ったら70~80時間くらいかかりそう・・・。
やり応え十分のオープンワールドゲームなので、気になった方はぜひ遊んでみてください!
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