戦国×妖怪×死にゲーという独自のジャンルを築き、高い評価を得たアクションゲーム『仁王』。
その続編となる、『仁王2』が2020年3月12日に発売されました。
前作もかなり楽しんだ僕としては、買わないわけにはいかない本作。
メインミッションのクリアまで進めたので、今回は『仁王2』をプレイした感想についてお伝えしたいと思います。
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『仁王2』ってどんなゲーム?
戦国時代の日本を舞台に、 "妖(あやかし)"を狩るサムライとなって死闘を繰り広げるアクションゲーム。開発は「無双シリーズ」などでおなじみのコーエーテクモゲームスです。
2017年に発売された前作『仁王』の続編ですが、直接的なストーリーのつながりはないため、本作からでも楽しむことができます(正確には、物語中に前作の主人公も登場するのですが…)。
"戦国死にゲー"とも称される本作は、フロムソフトウェアの『ダークソウル』シリーズのように、何度も敵にやられながら攻略法を見つけ出し、進んでいくタイプの骨太アクションゲームです。
ゲームシステム的にも『ダークソウル』シリーズと近いのですが、「構えシステム」や「妖怪化」など、『仁王2』ならではの要素がたくさんあるのも特徴。
『仁王2』をプレイした感想
①シビアな難易度ながらも、他プレイヤーに頼れるのでクリアまでプレイできた!
『ダークソウル』シリーズと比べられることも多い本作。
ですが、ソロプレイの難易度でいえば、ダクソよりも『仁王2』のほうが高いと思います。
何度も敵にやられてはやり直し、かろうじてボスまでたどり着いても初見殺しをされ…
そんな理不尽ともいえるバトルを繰り返しながら、すこしずつ進んでいくタイプの高難易度ゲームが『仁王2』です。
ですが、オンラインに繋いでいれば「まれびと召喚」というシステムで知らないプレイヤーに同行してもらい、攻略を助けてもらうことも可能。
僕もどうしてもクリアできないステージではまれびと召喚を使って、何とかクリアまでこぎつけることができました。
やられても何度でも挑戦したくなるような、中毒性があるゲームですね。
②前作の面白さはそのままに、新武器や新システムで正統進化した続編!
前作で"仁王らしさ"を特徴づけた、上段・中段・下段の「構え」を切り替えながら戦う独自の戦闘システムや、より強い武器を求めて何度もクエストに挑むハクスラ要素の面白さはそのままに、新武器カテゴリや新システムの導入でさらに面白さが増しています。
新システムの中でも、もっとも大きなものは「妖怪化」でしょう。
「妖怪化」はアムリタゲージがMAXになると発動できる技で、発動中は一定時間無敵状態になり、攻撃力やアクションが強化されます。
憑依させている守護霊のタイプに応じて、強力な近接攻撃が放てる「猛」、素早い連続攻撃が可能な「迅」、遠距離攻撃が得意な「幻」の3タイプが存在。
妖怪化を使うとド派手なアクションが楽しめるようになるので、爽快感バツグンです。
今作から武器カテゴリが増えているのも嬉しいポイント。
前作にもあった「刀」「二刀」「槍」「斧」「鎖鎌」「大太刀」「旋棍」に加え、新たに「薙刀鎌」と「手斧」が追加されました。
武器によって攻撃モーションや立ち回りがまったく異なるので、自分のプレイスタイルに合わせて選べるのがいいですね。
また、武器による近接攻撃だけでなく、「弓」や「筒」「大筒」を使った遠距離攻撃や、「忍術」や「陰陽術」を使ったアクションも楽しめます。
前作以上にプレイスタイルの幅は広がっており、あらゆる戦い方で攻略できるゲームとなっています。
③スキル習得や守護霊強化など、成長要素がおもしろい!
『仁王2』はアクションゲームとしての面白さ以外にも、RPGのような成長要素の面白さもあります。
敵を倒して得られる「アムリタ」を使ったレベル上げはもちろん、スキル習得や守護霊強化も面白いです。
スキルは武器カテゴリごとに存在し、その武器を使いこむほどにスキルポイントが貯まっていきます(刀を使えば「刀スキル」が、忍術を使えば「忍術スキル」が貯まっていく)。
スキルを習得することでその武器で繰り出せるアクションが増えたり、ステータスがアップしたりするので、好きな武器をどんどん使いこむのがおすすめ。
また、守護霊に憑着させる「魂代」の強化も楽しいです。
憑着させる「魂代」によって繰り出せるようになる「妖怪技」が異なるので、ここも自分好みにカスタマイズができます。
同じ「魂代」同士を合体させれば性能が向上するため、武器と同じくどんどん集めて強化するのが楽しいですね。
④シナリオ攻略以外にもやりこみ要素がたくさん!
『仁王2』では、基本となるシナリオ攻略以外にも、たくさんのやりこみ要素が存在します。
先に挙げたレベル上げやスキル習得、武器や魂代集めはもちろん、サブシナリオ攻略や道中で出会える「木霊集め」、ステータスのブーストボーナスが得られる「称号恩恵」、ボスが使う特別なスキルが習得できる「秘伝書集め」、武器強化のためのレアな素材が手に入る「逢魔が時ミッション」などなど、やれることがたくさんあります。
一つのゲームを細部までやりこみたい!という人にとっては、これ以上ないタイトルとなっていますね。
まとめ
前作から正統進化した『仁王2』。前作を楽しんだ人はもちろん、骨太アクションゲームを遊びたい人にとってもおすすめの一本となっています。
難易度はかなり高めですが、オンラインにつなげれば世界中のプレイヤーから助けてもらうこともできるため、きっと最後までクリアできるはず。
気になる方はぜひプレイしてみてください。
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