2018年10月5日、Nintendo Switch用ソフトとして『スーパー マリオパーティ』が発売されました。
子どものころは64版やGC版のマリパをやり込んでいたのですが、ここ5～6年くらいはすっかりシリーズが離れてしまっていた僕。
最後に遊んだのはWiiの『マリオパーティ9』。それ以来、新作が発売されてもスルーか「一応買うけど積みゲーに」というパターンばかりになっていました。
今回のマリパも買うか否か迷っていたのですが、Youtubeの任天堂公式チャンネルでよゐこの2人が新作マリパを遊んでいる動画を観て、興味が湧いていつの間にかポチっていました。
十数時間ほど遊んでみたので、今回は『スーパー マリオパーティ』のプレイレビューについてお伝えいたします。
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『スーパー マリオパーティ』の良い点・おもしろいポイント
①ミニゲームの数が豊富で楽しい！
本作『スーパー マリオパーティ』には、全80種類のミニゲームが収録されています。しかも公式サイトによると、その収録されているミニゲームはすべて新作とのこと。
他の人のレビューを見ると、「ミニゲームの数が少ない！」と不満がある人もいるようですが、僕にはかなり豊富に感じました。
スゴロクモードを20ターン遊んでも、一回のプレイで遊べるのは20種類なので、3～4回プレイしてもまだまだ遊んでいないミニゲームが登場します。
ミニゲームはJoy-Conを素早く振るフィジカル系のものや、数や配置を覚える記憶系のもの、反射神経を問われるものなどさまざまなタイプが存在。
人によって得意なミニゲーム、苦手なミニゲームが出てくるので、複数人で遊べば自然と盛り上がります。
本作では「仲間マス」に止まると一人ずつ仲間を増やすことができ、仲間が多いほど有利になるミニゲームがあるのも面白いですね。
ミニゲーム自体は不得意でも、運よく仲間を増やすことができれば格上の相手にも勝てちゃうので、子どもでも楽しみやすいはず。
個人的に楽しかったのが、リズム系のミニゲームです。
複雑なボタン操作は必要なく、リズムに合わせてJoy-Conを振るだけなのですが、この単純さがとにかく明快で気持ちいい。
『リズム天国』が好きな人にはたまらないと思います（僕もその一人）。
一つ一つのミニゲームが良く作り込まれているので、スゴロクなしでミニゲームだけ遊んでいても十分に楽しめる一本です。
②キャラクターサイコロやアイテムなど、意外に戦略性が高い
マリパのメインモードであるスゴロクモード。サイコロを振ってスターマスを目指して進んでいくシンプルなルールなのですが、ただの運否天賦ではなく、意外なほどに戦略性が高いのも魅力です。
本作では通常のノーマルサイコロのほか、キャラクターごとに「キャラクターサイコロ」を使うことが可能。
たとえばマリオなら「1/3/3/3/5/6」という出目になっていて3が出やすいバランスタイプだったり、クッパだったら「-3コイン/-3コイン/1/8/9/10」とリスキーだけどでかい目も出やすかったりなど、キャラクターによってその特徴は異なります。
キャラクターサイコロと通常のサイコロはターンごとにいつでも使い分けることができるため、これが戦略性を生み出します。
また、アイテムの使い方も重要なポイント。
出目+3マス進める「ダッシュキノコ」や、スターがあるところまで一気にワープできる「金のドカン」など、何種類ものアイテムがあるため、これを上手く使い分けるのも勝利には重要なポイントです。
マリパのようなスゴロクゲームは完全なる"運ゲー"だと思われがちですが、本作はキャラクターサイコロとアイテムの使い方次第で、大きく勝率を上げることができます。
意外にも頭を使うゲームになっているため、大人でも真剣になって遊べるバランスになっていると思います。
『スーパー マリオパーティ』の悪い点・残念なポイント
①マップが狭く、種類も少ない
『スーパーマリオパーティ』には全部で4種類のマップが存在するのですが、如何せんどのマップも狭いのでどうしてもすぐに飽きてしまいます。
1マップだいたい30マスくらいで1週できてしまうので、同じところをグルグル回っている印象に。
プレイ時間を短く、サクサク遊ぶには小さめのマップが適しているのかもしれませんが、できればもうすこし大きめのマップも追加してくれるとありがたいですね。
もしかしたらDLCで追加する予定なのかもしれませんが、最初に入っているマップが4種類というのは、すこし寂しい気もします。
②オンラインはミニゲーム対戦しかできない
本作でもっとも残念なポイントが、オンライン対戦です。
発売前から「シリーズ初のオンライン対応！」とうたわれていたので、「おお！ついにマリパをオンラインで遊べるときが来たか！」と期待していたのですが、ふたを開けてみたらこれがガッカリ。
オンラインモードでできるのは、全10種類のミニゲームで対戦して順位を競う「オンラインアスロン」というモードのみ。
僕は通常のスゴロクモードをオンラインで遊べると思っていたので、これにはかなりガッカリしました。
ミニゲーム対戦のみでもいいのですが、せめて全種類のゲームを遊べるようにしてほしい・・・。たった10種類しか遊べないので、すぐに飽きてしまいます。
まとめ：子どもや家族と遊ぶパーティゲームとしてはおすすめ！
ミニゲームの豊富さと、30分～1時間程度でサクサク遊べるプレイ感覚から、従来通り家族や子どもと一緒に遊ぶパーティゲームとしては最適な一本に仕上がっていると思います。
特にミニゲームのクオリティは素晴らしく、Switchでなければ遊べないギミックもたくさん用意されているので、その点では間違いなくおすすめです。
大の大人が連日連夜、熱中して遊ぶタイプのゲームではありませんが、家族や恋人、友人同士でちょっとした時間に遊ぶコミュニケーションツールとして、買っておいてもいいかもしれません。
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