みなさんは梅原大悟さんをご存知ですか?
その界隈では伝説的な人なので、「おいおい何をいまさら」って感じかもしれませんが、知らない人のために説明させてください。
梅原大悟さん(通称「ウメハラ」)は『ストリートファイターシリーズ』を代表とする格闘ゲーム界において世界トップクラスの実力を誇っているプロゲーマーです。
17歳の時に世界一になって以来、2D格闘ゲームにおいて無類の強さを発揮し今でも活躍し続けています。さらに、2011年には「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロゲーマー」としてギネス認定され、その実力と功績は世界にも認められています。
常に勝ち続けてきた伝説の男。
実は近年、ウメハラさん自身が「これまでいかにして勝ち続けてきたか」ということに関してまとめた書籍が多数出版されています。
僕自身ゲームが大好きなのですが、「ゲームが趣味」ということに対して劣等感を抱いていた時期がありました。そんな時、ウメハラさんの書籍を読んで、「ゲームもここまで突き詰めれば胸を張れることなんだ!」と感動したのを覚えています。
今回は、僕が読んだウメハラ本をランキング形式で紹介します。
4位:ウメハラ To live is to game
「いきなりマンガかよ!」とツッコまれそうですが、まずはこの一冊を紹介させてください。
このマンガは梅原大悟さんの少年期を中心に描かれたものです。約20年前の当時流行していた『ストリートファイターⅡ』を中心に、「いかにしてウメハラはゲームと向き合ってきたか」をわかりやすくまとめています。
当時のゲームセンターの独特な雰囲気も絵から伝わってきますので、ウメハラさんと同年代の方はもちろん若い世代の方も読んでいて楽しいと思います。実際、20代の僕も楽しめました。
「ウメハラさんのことは気になってるけど、いきなり本を一冊読むのはちょっと大変かも・・・」という方におすすめです。
また、この続編である『ウメハラ FIGHTING GAMERS!』というシリーズも連載中ですので、気になった方はそちらもチェックしてみてください。
3位:1日ひとつだけ、強くなる。世界一プロ・ゲーマーの勝ち続ける64の流儀
プロゲーマーとして常に世界のトップで勝ち続けているウメハラさんが、普段どのようにレベルアップ、スキルアップを図っているかについて書かれた一冊。
タイトルにもある通り、「1日ひとつだけ強くなる」ということに重点を置いているウメハラさん独自の「成長に対する考え方」が具体的手法とともに丁寧に説明されています。
題材はもちろん格闘ゲームですが、どの項もゲームを知らない人にも理解できるように描かれているのも素晴らしいです。
学業や仕事にも通ずる部分がありますのでビジネス書としてもおすすめいたします。
2位:勝負論 ウメハラの流儀
ウメハラさんの勝負に対する考え方が詰まった良書。
「プロゲーマー」という職業であるウメハラさんの勝負への向き合い方が、僕が今まで想像していた「プロなんだから一つでも多く勝たなきゃ」というものとは180度違っていました。
「目先の勝利よりも、この一戦を成長に繋げることが重要」。ウメハラさんが常に世界のトップで活躍している理由がこれを読むとわかります。
ただし、この本を読む前に「このあと紹介するランキング1位の本」を必ず読んでいただくことをおすすめいたします。
1位:勝ち続ける意志力
第1位はこの本!これ無くしてはウメハラさんを語れません。
ウメハラさんの生い立ちから世界一になるまで、そしてプロゲーマーとして生きていくと決めたいきさつまでが描かれたウメハラ書籍最初の一冊。
幼少期の実姉の天才的な力に圧倒された話、少年期の周りの友人たちに劣等感や苛立ちを覚えていた話、格闘ゲームで世界一になったもののその後挫折した話・・・。
ウメハラさんの生い立ちにまつわるエピソードすべてが詰まっています。
また、「"勝つ"ことと"勝ち続けること"は違う」という考えのもと、いかにして「自分を成長させていくか」を常に考え続けているウメハラさんに衝撃を受けました。
世界一の格闘ゲーマーはいかにして勝ち続けているのか。
この本を読めばそれを感じ取ることができると思います。
まとめ
ウメハラさんはそのストイックな精神力で17歳で世界一になってからプロゲーマーとなった今でも成長をつづけています。
若い世代が次々と現れる格闘ゲーム界において、20年近くその地位を保っているのは並大抵のことではありません。
ウメハラさんの書籍はそのどれもが「成長し続けることの重要性」を説いたものです。"世界一" の考え方に触れることで、日々の自己成長の糧にしてください。
また、社会派ブロガーのちきりんさんとウメハラさんが対談した書籍も発売されましたので僕もこれから読んでみようと思います。
ゲーム好きなブロガーには必読の一冊かもしれません。
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