2016年も残すところあと一ヵ月あまり。
毎年のことですが、この時期になると「もう一年が終わるの?」と驚かされるばかりです。
今年も新たにいろんな漫画を読みました。今まであまり積極的には読まなかったようなジャンルの作品も読めたので、新規開拓できてけっこう満足していたり。
そこで今回は、「僕が2016年に読んだ漫画でおもしろかった作品ベスト10」を紹介したいと思います。
ノミネートの条件は以下の通り。
- 今年に入って"一巻から読み始めたもの"に限る
- 最新刊or最終巻まで読んだ作品のみ
- 連載中の作品も含む
古い作品から最新作までごちゃ混ぜのランキングになっていますが、どれも面白い作品なのでどうぞお付き合いください。
それではいってみましょー
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- 第10位 『シマウマ』
- 第9位 『爆球連発!!スーパービーダマン』
- 第8位 『ブラッククローバー』
- 第7位 『ゴールデンカムイ』
- 第6位 『亜人』
- 第5位 『ミスミソウ』
- 第4位 『黒子のバスケ』
- 第3位 『恋は雨上がりのように』
- 第2位 『聲の形』
- 第1位 『ダンジョン飯』
- まとめ
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第10位 『シマウマ』
心に傷を負った依頼人の"晴らせない苦しみ"を回収して昇華させる「回収屋」という闇稼業のお話。
世間のルールじゃ裁けないようなクズを代行して成敗するという商売なのですが、その復讐のやり方がけっこうグロテスクで、ついつい続きが気になってしまいます。
僕はこういうダークでアンダーグラウンドな作品が好きなので、今年読んだ中ではかなり面白かった作品です。
第9位 『爆球連発!!スーパービーダマン』
僕が子どものころに「月刊コロコロコミック」で連載していたビーダマンの漫画。当時はアニメもやっていて、周りでも流行っていたのでビーダマンのおもちゃを買って遊んでた記憶があります。
2016年2月くらいにkindleストアで"一冊11円"という破格の値段で販売されていたので、懐かしくなり全巻購入。
「ビーダマンが好き!」という純粋な気持ちでバトルする主人公と、次々と現れる個性豊かなライバルたちとの激闘は、20年経った今でも色あせない面白さがあります。
第8位 『ブラッククローバー』
「週刊少年ジャンプ」で連載中のバトルファンタジー作品。魔法が存在する世界で、その世界の英雄である「魔法帝」を目指す二人の主人公の物語です。
いわゆる"ダブル主人公"の作品なのですが、ひとりは「魔法の才能が皆無で、魔力が一切無いがどんなに強力な魔法でも無力化する能力」、もうひとりは「才能にあふれていて、同期の中でも飛びぬけた魔力を持つ」 とまったくタイプが違う二人。
でも二人とも孤児で幼いころから一緒に育ち、「お互いがお互いの良いところを認め合っているライバル」という関係性が、読んでいてすごく胸を熱くさせるんです。
メインのバトルでは魔法系の作品にありがちな展開が多いですが、この二人の関係が今後物語をどう盛り上げてくれるかが見もの。
第7位 『ゴールデンカムイ』
「このマンガがすごい!2016』第2位、「マンガ大賞2016」大賞受賞作品。
明治時代の北海道を舞台に繰り広げられるサバイバルバトル漫画で、アイヌが隠し持つといわれる10億円相当の金塊を巡る冒険のお話です。
青年誌らしいシビアなバトル描写もさることながら、この作品の特筆すべき点は「歴史」と「グルメ」。
アイヌに関する文化や風習、歴史などがすごく細かいところまで描かれていて、ひとつの歴史作品としてもの凄い完成度を誇っています。
登場するアイヌ料理などもめちゃくちゃ美味しそう。 アシリパさんの「そのオソマは食べていいオソマだ!」で大爆笑しました。
第6位 『亜人』
昨年劇場アニメ化、2016年にテレビアニメシリーズも放送された大人気コミック。
「亜人」と呼ばれる"死ぬことがない"人ならざる者が存在する世界が舞台。あるとき交通事故をきっかけに自分が亜人だと気づく主人公が、他の亜人や人間たちとどのように関わっていくのかを楽しむ作品です。
ずっと気になっていたのですが読む機会がなく、今年に入ってやっと読了。
読み終わって最初の感想は「なぜもっと早く読んでいなかったんだ・・・」という後悔でした。それくらい面白い作品。
『寄生獣』や『東京喰種』のように、「人間世界に紛れている怪物」系の話が好きな人は絶対にハマると思います。
第5位 『ミスミソウ』
押切蓮介氏によるホラー漫画。押切先生といえば『ハイスコアガール』や『ピコピコ少年』といったゲーム作品も有名ですが、ホラーにも定評があります。
都会から田舎の中学校に転校してきた少女が、クラスメイトからのエスカレートするいじめをきっかけにどんどん狂っていくというサイコホラー的作品です。
主人公を含め、登場人物全員が腹に一物かかえているような奴らで、ページをめくるごとに「こいつ絶対なにかやらかすじゃん・・・」とソワソワ。
行き場のない怒りや悲しみを感じる"やるせない結末"ゆえ、心が弱っているときに読むには注意が必要です。
第4位 『黒子のバスケ』
「週刊少年ジャンプ」で連載されていた大人気バスケ漫画。アニメ化もされ、女性人気が非常に高い作品です。
『黒子のバスケ』が連載されていた当時はちょうど"ジャンプ離れ"をしていた時期で読むことができずにいたのですが、完結を機に一気に読破しました。
「女性読者がキャーキャー言うようなイケメン男子がなんとなくバスケしてるだけでしょ?」などと高をくくっていたのですが大間違い。ちゃんと熱いスポーツ漫画をしています。
ジャンプのスポーツ漫画特有の「必殺技」や「トンデモ設定」がたくさん登場しますが、それも作品にいいスパイスを与えている。そういうのが苦手でなければ、ぜひおすすめしたい作品です。
第3位 『恋は雨上がりのように』
「このマンガがすごい2016」で4位に選ばれた恋愛漫画。
感情表現がすくないクールな女子高生が、バイト先のおっさん店長を好きになってしまうというちょっと突飛なストーリーの作品です。
僕は普段ほとんど恋愛漫画を読まないのですが、これだけはめちゃくちゃ面白く読み進めることができました。
女子高生の青春を感じさせる甘酸っぱさと、おっさんの苦悩や葛藤の描写が対照的で素晴らしい。
さらに詳しいレビュー記事はこちら。
【無料で試し読みも】『恋は雨上がりのように』の感想!恋愛漫画が苦手な男性にこそ読んでもらいたい!
第2位 『聲の形』
今年劇場アニメも公開された青春学園ストーリー。
僕は映画を先に観たのですが、そのあまりの良作っぷりに感動し、帰りがけに漫画を全巻購入してしまったほど。映画『聲の形』は2016年に観た全映画のなかで一番おもしろい作品でした。
話としては「耳が聞こえない少女」と「その少女をいじめていた男子」の恋愛を中心にえがかれています。が、それだけじゃない。むしろそこはおまけと言ってもいいくらいです。
いじめ、恋愛、友情、障害者の生き方、現代人が抱えるコミュニケーションの悩みなど、さまざまなテーマが内包されている作品。
映画も良かったですが原作はさらに細かいところまで描かれていたので、読んだ価値がありました。
第1位 『ダンジョン飯』
「このマンガがすごい2016」、「全国書店員が選んだマンガランキング2016」などで1位をとったグルメ・ファンタジー漫画。
「RPG×グルメ」という一見するとミスマッチな組み合わせの作品なのですが、これがめちゃくちゃ面白いんです。
僕みたいなゲーム好きにはたまらないくらい登場するモンスターの設定が練られていて、「もしそれらを料理してみたら?」という想像力を掻き立てられるようなグルメ描写も素晴らしい。
昨今はグルメ漫画が増えてきて辟易している方もいらっしゃると思いますが、『ダンジョン飯』はそれらとは一線を画す作品になっています。
さらに詳しいレビュー記事はこちら。
『ダンジョン飯』がおもしろい!「RPG×料理」のファンタジー作品!
まとめ
ここには載せきれないくらいたくさんの漫画を今年も読んだのですが、わかりやすく10本に絞ってみました。
あらためてランキングを見返してみると、本当に面白い作品たちに出会えた一年だったなと思います。
今回ご紹介した作品は、決して万人におすすめできるようなものではない漫画も含まれていますが、もし気になったのでしたらぜひ読んでみてください。
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