※2017年9月5日 更新
レビュー記事を書くブロガーにとって欠かせない作業なのが、購入した商品の写真撮影。
僕もブログを始めてから幾度となく商品レビュー記事を書き、そのたびに商品の撮影をしてきました。
「レビュー記事は写真が命!商品の魅力が十分に伝わるように撮りましょう」というアフィリエイト本の言葉を信じ、スマホでの撮影をやめ、カメラを買って撮影したり。
しかしなにかが違う・・・。なにをどう撮っても、一流ブロガーさんのように美しい写真撮影ができません。
あれこれ調べてみると、どうやら「背景」に問題があるらしい。
下の写真は以前、僕が「ブルーライトカット眼鏡ならカット率80%の『iTone IBL-800A』がおすすめ!」という記事で使った写真です。
普段使っているPCデスクの上に商品をそのまま置いて撮影しているので、背景が暗く、肝心の商品がまったく際立っていません。
「なるほど、僕の写真は背景がダメなのか!」とわかったところで、「じゃあその"背景"を買おう」と決意。
そこで購入したのが、自宅で簡単に撮影スタジオをつくることができる「折り畳み式簡易撮影キット」です。
今回はその簡易撮影スタジオの使い心地や、そのスタジオを使って撮った商品写真についてご紹介いたします。
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簡易撮影スタジオのレビュー
40cmサイズ&LED照明つき折り畳み式撮影ボックスを購入
今回購入した商品は、HSFEOの撮影ボックスです。 定価は9,000円ですが、特価で約4,300円で買えました。
ボックスのサイズは40cm×40cm×40cmで、ボックス上面の手前と奥に照明用のLEDライトが搭載されています。
もうひとつ小さなサイズで30cm四方のモノもあったのですが、"大は小を兼ねる"ということで40cmのものを購入しました(今後撮る商品で、入りきらないものがあっても嫌なので)。
以下、本商品の基本情報です。
- 40cm×40cm×40cmのサイズ(折り畳み可能)
- LEDライトが上部に2列(電源はmicroUSBで給電)
- 持ち運び用の手さげバッグ付属
- 背景用のスクリーンシートが4枚付属(白・黒・赤・青)
それでは次項から、撮影ボックスの組み立てや使い心地についてレビューしていきます。
手さげバッグに入った状態で到着
商品をAmazonで注文し、翌日には到着。商品は持ち運び用の手さげバッグに入った状態で届きました。 バッグはフェルトっぽい生地ですが、かなりしっかりしています。
中をのぞくとこんな感じで、撮影ボックスが折りたたまれて入っています。
「持ち運びは想定していないので手さげバッグはいらないかな?」とも思っていたのですが、収納しておくときに便利ですね。
折り畳み状態の撮影ボックスは非常にコンパクトで、厚みもほとんどありません。ちょっと大きめのプラスチック製ファイルのような感じ。
中を広げると、背景用のスクリーンシート4枚、給電用のmicroUSBケーブル、ペラ1枚の取説が入っています。
さっそく撮影ボックスを組み立て。
こんな感じでボックスを広げていき
左右の面に3か所ずつ付いているボタンをパチパチと留めるだけで、簡単に組み立てられました。
組み立てた状態がこれです。40cmサイズという比較的大きいサイズながら、なかなかの安定感。
Amazonのレビューを見ると他社製品でマグネット式の商品もあるようですが、本商品のようにボタン式のほうが安定感に優れているとのこと。
組み立てが完了したので、背景用のスクリーンシートを設置していきます。シートは4色ありますが、まずはオーソドックスな白を選択。
シートはすこしザラつきのあるラバーっぽい素材です(写真だとわかりづらいですが・・・)。
シートも折りたたまれて入っていたので若干の折りグセがついていましたが、紙素材のようにハッキリと折り目がつくようなものでもないので、問題はありませんでした。
ボックス奥にあるフックに、シートの穴をひっかけて固定します。
ボックス上部の手前と奥には、照明用のLEDライトが2列。
給電用のmicroUSBケーブルの差し込み口は、手前LEDライトの右端っこについています。
LEDライトの電源ON/OFFはなく、microUSBを差し込んだら自動で点灯します。
完成した撮影ボックスをPCデスクの上へ。こうして見るとかなり大きいですね・・・。
完成した撮影ボックスで写真を撮ってみたので、次項からご紹介していきます。
撮影ボックスでいろいろ撮ってみた
この項では、簡易撮影スタジオで実際に撮った写真を掲載していきます。
撮影に使ったカメラは、オリンパスの『STYLUS SH-3』です。
オートモードで撮影し、露出等はいじっていません。照明も撮影ボックスについているLEDライトのみです。
また、当然ですが撮影した写真の輝度、露出、コントラスト調整、トリミング等の加工も一切していません。「カメラ&撮影ボックス」で撮った写真そのままを載せています。
まずはXperia X Performanceくんから。
これを撮ったとき、思わず「おおー」と感嘆の声を上げてしまいました。
白背景と照明があるだけで、かなり"それっぽい"写真になっていると思います。
引きで撮るとこんな感じ。ボックスのなかにポツンとXperiaくんが鎮座しています。
画面側の写真も撮ったのですが、やはり光沢があるものを撮影するとLEDライトの光点が映りこんじゃいますね。
光点が映りこまないように撮影角度を調整するか、LEDライトを薄い布で覆うなりするかして工夫しなければいけません。
続いては、このあいだ買った無限に変形するキューブ型のおもちゃ。
背景用のスクリーンシートを黒に変えて撮影したverも。
こういった小物類は撮影ボックスとの相性バツグンですね。背景を置いて撮影するだけで、商品がかなり際立ちます。
サウンドピーツのBluetoothイヤホン。
PS4で使ってる、ソニーの『プレミアムサラウンドヘットセット』。
【PS4】『プレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセット (CUHJ-15005)』の評価/レビュー!
寝かせて撮るだけなく、ある程度高さのある商品も撮影することができます。
フィリップスのボディグルーマーは長さが18cmくらいありますが、スタンドに立たせた状態でも背景が見切れることなく撮影できました。
また撮影ボックスの上部には、上からでも撮影できるように穴がついています(穴のカバーはマジックテープで固定)。
撮影するときはこんな風に穴からレンズを通します。
真上から撮影した写真。
商品によっては真上からのアングルで撮影したいものもあると思うので、この穴は地味に便利かも。
また、デジカメだけでなく、スマホ(Xperia X Performance)でも撮ってみました。被写体はここまで頑張ってくれた『SH-3』くん。
スマホでも十分きれいに撮影できますね。やはり背景があるとないでは全然違う。
この撮影ボックスは、普段スマホで撮影している人にもおすすめできると思います。
組み立てよりも折り畳みの方が大変!
撮影ボックスを使っていろいろと撮ってみて、その出来栄えにとても満足しました。
「いやぁ、いい買い物をしたな。じゃあ片付けるか!」とボックスを折りたたもうとしたのですが、ここからが大変でした・・・。
組み立てるときはあんなにスムーズにいったのに、折りたたんでみるとボックスが膨らんでしまって、商品が届いたときのようにペッタンコにならない。
「あれ?おかしいぞ・・・」と思い説明書を読んでみると、どうやら折りたたむときはボックスの隙間に紙翼を入れ込んで、折り紙のようにしてたたまないとダメらしい。
一度組み立てると折りグセがついてしまうので、商品が届いたときのようにペタッとした状態にはならない様子。
そのため、折ったボックスの間に紙翼を押し込んで、固定しないとダメみたいです。
感覚的には段ボールの組み立てっぽいのですが、なまじ撮影ボックスが丈夫なせいで、折りたたむのが大変でした。
実際に折りたたんだ状態がこちら。
ボックスのあいだにボックスをぐいぐい押し込んで、なんとか完了。
この状態だと折りたたんだ形でボックスが固定されているので、手を離してもパッカーンと広がることはありません。
折り畳みが完了したあとは、届いたときと同様に手さげバッグに入れて収納しました。
商品そのものには満足でしたが、この折り畳み作業だけが大変でしたね・・・。
まとめ
簡易撮影スタジオは、商品レビュー記事の強力な味方となってくれそうです。写真のクオリティーにはかなり満足できました。
スマホで撮影している人でも、背景とLED照明のおかげで写真のクオリティーを簡単に上げられるのもいいですね。
商品レビュー記事を書くすべてのブロガーさんにおすすめできる商品だと思います。
ただ、僕が買った40cmサイズはなかなか大きくて場所を取ります。小物の撮影しか予定にない人は、ひとつ小さい30cmサイズがいいでしょう。
よーし、これから商品レビュー記事を書くのが楽しみになってきたぞー!