ガンダムシリーズに登場するさまざまな機体が一堂に会してバトルを繰り広げる、PS4用ソフト『ガンダムバーサス』。
PS4初のガンダムVSシリーズということで、本作から初めてプレイするという初心者の方も多いと思います。
しかし『ガンダムバーサス』は基本操作以外にも必須テクニックが多く、2on2でのバトル特有の立ち回りも要求されるため、なかなか勝てない初心者プレイヤーもいるでしょう。
やっぱり対戦ゲームは勝てないと面白くないですよね。僕はガンダムVSシリーズが大好きで昔からプレイしているので、せっかく始めた初心者の方が「全然勝てない!面白くない!」とゲームから去ってしまうのは辛いです・・・。
そこで本記事では、『ガンダムバーサス』初心者プレイヤーの方々の勝率がすこしでも上がるように、「ガンダムバーサスが上手くなるためのコツ」をご紹介したいと思います。
本記事が対象にしているのはこんな人たち。
- 本作から初めてガンダムvsシリーズをプレイし始めた人
- メイン、サブ、格闘やブーストダッシュなど基本的な操作は覚えているが、なかなか勝てない
- 勝率が20%~40程度(5割勝てない)
こういった初心者の方に本記事を読んでもらいそのノウハウを実践していただければ、勝率50%くらいまでは確実に上がると思います。
ちなみに僕の勝率は、プレイヤーマッチで現在63%程度です。
勝率50%を超えられれれば「脱初心者!」といえるので、まずはそこを目指して行きましょう。
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まず覚えるべき、重要度の高いテクニック
まずは最初に覚えるべき、重要度の高い必須テクニックについてご紹介します。
本当に基礎的なテクニックから説明しているので、「そんなのもう知ってるよ!出来るよ!」という人は読み飛ばしていただいて構いません。
「チュートリアルモード」で学べる基本操作と、これらのテクニックを知っていれば勝率6割も実現可能です。
『ガンダムバーサス』で勝つために重要となるテクニックは、以下の3つ。
- 射撃ズンダ
- 慣性ジャンプ
- ステップ→ブーストダイブ
シリーズ初プレイの人にとっては聴き馴染みのない言葉かもしれませんが、ひとつずつ説明していきます。
射撃ズンダ(メインをブーストダッシュでキャンセルして、さらにメインを撃つ)
射撃戦において必須テクニックとなるのが、この「射撃ズンダ」と呼ばれるテクニックです。
というかテクニックなどという大したものではなく、この用語は知らなくても自然と体得してるプレイヤーも多いでしょう。
やることは単純で、「メイン(ビームライフル)をブーストダッシュでキャンセルして、さらにメインを撃つ」というもの。
こうすることで連続でビームライフルを当たることができ、ほとんどの機体で3発程度メインを当てれば敵を強制ダウンさせることができます。
射撃ズンダができないと敵にせっかくビームライフルを当てても相手をダウンさせられず、逆に手痛い反撃を喰らってダメージ負けしてしまいます。
『ガンダムバーサス』では射撃戦をしてる時間が7~8割を占めるので、まずは射撃戦で相手を確実にダウンさせられるよう、射撃ズンダを覚えましょう。
慣性ジャンプ(ブーストダッシュ中にジャンプ入力をする)
「慣性ジャンプ」とは、ブーストダッシュ中にジャンプ入力をすることで、ブーストダッシュの慣性を乗せたままふわりとジャンプするテクニックです。
イメージとしては、下記のような軌道を描きます。
通常のブーストダッシュは横の動きのみですが、慣性ジャンプは横の動き+縦の動きになるので3次元的な動きになり、敵の射撃をよけやすくなります。
さらにブーストダッシュだけで移動するよりもブースト効率がいいので、より低燃費で遠い距離を移動することが可能です。
ブーストダッシュはジャンプボタン二回押しなので、慣性ジャンプをするにはブーストダッシュ中に一度ボタンから手を放し、もう一度ジャンプボタンを入力しなおす必要があります。
非常に重要な移動テクニックなので、フリーバトルで何度も練習し、自然と慣性ジャンプができるようにしましょう。
「慣性ジャンプ」のやり方については、こちらの動画が参考になります(EXVS FBの動画ですが、基本的な操作方法や特徴については同じです)。
ステップ→ブーストダイブ(ステップ後にブーストダイブを入力する)
移動系テクニックの中では、「ブーストダイブを絡めた動き」が本作の最重要テクニックとなります。
ブーストダイブは直前の行動をキャンセルして急速落下するテクニックですが、そこにさらに「ステップ」を混ぜることで、横に大きく滑りながら素早く着地することが可能に。
ステップ→ブーストダイブと繋げるとかなりトリッキーな動きになるので、通常の射撃に対する回避力がグンと上昇します。
ブーストダイブの使い方はこちらの動画が参考になります。
【ガンダムバーサス】5分で分かる!ブーストダイブ解説動画【あさぎLAB】(GUNDAM VERSUS、GVS)
ステップ→ブーストダイブだけでなく、特殊移動武装からのブーストダイブ、格闘武装からのブーストダイブなど、応用的な使用例が多数紹介されていますので、ぜひ参考にしてみてください。
ただし、ブーストダイブ単体では誘導や銃口補正が切れてない点には注意が必要です。
連射武装(マラサイの3連射ビームライフル、キマリスのマシンガン)や銃口補正の強いゲロビ(※)で着地を狩られる可能性があるので、ステップで確実に誘導を切ってからブーストダイブで着地するようにしましょう。
※ゲロビ・・・垂れ流し系の照射ビームのこと。FA-ZZのハイメガキャノンや試作3号機のメガビーム砲など。
シールドガードはそれほど重要ではない
"敵からダメージを貰わないようにする"という意味では「シールドガード」という選択肢もありますが、僕個人としてはそれほど重要なテクニックではないと思っています。
というのも初心者が下手にガードを覚えてしまうと、安全に着地できる場面でわざわざガードして状況不利を作ってしまったり、ガードを多用することで足が止まり、味方との連携が取れなくなったりしてしまう可能性が高いからです。
中級者以上になるとガードが必要となる場面も出てきますが、初心者の方はまず敵や相方との距離感や基本的な立ち回りを身に着けて、"敵の攻撃をよける"ということを意識してください。
上級者のプレイ動画を観ても、ほとんどガードを使ってないことが多いです。それだけ立ち回りがしっかりとしているので、「ガードが必要な場面が出てこない」ということでしょう。
敵との距離感やブースト管理さえキチンと出来ていれば、ガードは必要ありません。まずは敵の攻撃をよけることに専念しましょう。
初心者が陥りがちなミス
重要テクニックを紹介したところで、この項では「初心者の人がやりがち、陥りがちなミス」についてお話します。
自分のプレイと照らし合わせて、こういったミスをしていないかチェックしましょう。
ブーストをふかしまくって、着地するときいつもオーバーヒート状態
初心者の人がやりがちなミスとして一番多いのが、ブースト管理ができていないことです。
敵を追いかけることに一生懸命になってしまい、「ブーストをガンガンふかしてオーバーヒート状態で着地→行動不能になっているところを敵に取られる」といった感じでどんどんダメージを取られていきます。
本作はオーバーヒート状態から2秒後に、一定時間行動不能になる仕様です。オーバーヒートすると一切動けなくなるので、オーバーヒートは絶対に避けなければいけません。
このゲームは移動するにも攻撃するにも、基本的にすべての行動でブーストゲージを消費します。
ブーストゲージが無くなれば何もできなくなり、あとは敵が着地を取らないでいてくれることを祈るしかありません。その時点で勝負や駆け引きの土俵から降りていることになります。
『ガンダムバーサス』は敵の体力(コスト)を奪えば勝てるゲームなので"攻撃を当てること"を注視しがちですが、重要なのは攻撃を当てることではなく、その前段階の「敵のブーストを削ること」です。
自分が敵のブーストゲージを削って最後は味方に着地を取ってもらえば、それだけでダメージが取れます。「絶対自分が攻撃を当ててやる!」と躍起になって追いかけずともいいのです。
「敵を一生懸命追いかけてるのに全然攻撃が当たらない」「追いかけてたと思ったら、逆に自分の着地を取られちゃう」という人は、ブースト管理がきちんとできていないかもしれません。
ブーストゲージを使い切ってオーバーヒート状態にならないよう、常に自分のブーストゲージ残量を意識して、余裕を持った着地行動がとれるようにしましょう。
体力調整ができない
本作は体力調整(コスト調整)が非常に重要なゲームです。互いのコストを削り合うゲームなので、「いかに体力調整をキチンとおこなうか」が勝負を左右します。
『ガンダムバーサス』では機体ごとにコストが決まっていて、再出撃時に戦力ゲージが足りないと「コストオーバー」が発生してしまい、体力が少ない状態で戦場に駆り出されます。
たとえば自分が400コストのガンダム、味方が500コストのZガンダムを使っているとしましょう。
体力調整上のセオリーとしては、
- 序盤:500コストが前衛を張り1度落ちる。400コストは先落ちしないように後衛。(残り500コスト)
- 中盤:500コストが落ちないように守りながら400コストがやや前を張り、500コストの体力が残り30%程度になったら400コストが落ちる。(残り100コスト)
- 終盤:500コストと400コストで両前衛となり、敵の戦力ゲージを削りきる。
というのが理想的な形です。このように体力調整ができれば、両機の体力をギリギリまで使い切ることができます。
この体力調整ができないと、「味方(もしくは自分)の体力が残っているのに負ける」ということが起きてしまうのです。
上記で言うとたとえば、「中盤の時点で500コストの体力が半分以上残っているのに、自分が前に出すぎて早めに落とされる→コストオーバーで体力100程度の自機が敵2体に追われて終了」なんてことも。
そうならないためにも、味方体力や戦力ゲージを鑑みての体力調整が必要になるのです。
味方との体力調整をおこなうためには、まずは機体コストに関する知識をつけなければいけません。
1000の戦力ゲージの中で、「自機と僚機、それぞれ何回落ちれるのか」「どのタイミングで落ちればいいのか」を把握することが、体力調整の最初の一歩です。
コスト別や組み合わせ別の落ちるタイミングに関しては、ガンダムバーサスwikiがとても参考になります。
重要なのは「今は自分が前に出るべきか、それとも下がるべきか」をキチンと把握することです。それさえできれば、体力調整の9割は出来ているといえるでしょう。
また、コストのセオリー通り動けず、体力調整に失敗してしまった場合のことも考えておかなければいけません。
そういうときは焦らず、味方と前衛後衛をスイッチするなどして冷静に対処しましょう。
初心者の人だと「コスト調整とかややこしくて分からない!」という人もいるかもしれませんが、やっているうちに慣れてくるので安心してください。
戦力ゲージは1000、機体コストは500、400、300、200と単純なものです。
戦いながら「今自分が落ちたらコストオーバーが発生して、体力少ない状態で再出撃になるな・・・」というのが分かってくれば、体力調整のコツが掴めてくるでしょう。
覚醒を使うタイミングがわからない
『ガンダムバーサス』を始めたばかりの人の中には、「覚醒を使うタイミングが分からない」という人も多いでしょう。
覚醒システムはガンダムVSシリーズ特有のものであり、上手く使えば勝負を有利に進めることができます。
本作の覚醒には突破力に優れる「ブレイズギア」と、覚醒時間が長く有利な状況が続く「ライトニングギア」の2種類が存在。
それぞれの違いは以下の通りです。
使う機体や立ち回りによってどちらの覚醒が良いかは変わるのですが、初心者の人には覚醒時間が長く、防御補正も高いライトニングギアをおすすめします。
ではその覚醒をいつ使うべきか。そもそも「覚醒すること」の意義、目的は何でしょう?
覚醒の一番大きな効果は「ブーストゲージが回復すること」です。先にも述べた通り、このゲームはブーストの削り合いが重要なので、覚醒によるブースト回復はそれだけで状況有利をつくることができます。
覚醒をする目的は「ブースト有利を作って敵の着地を確実に取るor確実に逃げて被弾を抑える」ことです。
なので「覚醒したのにダメージを取れなかった、逆にダウンさせられた」という状況は、覚醒を活かしきれていないと言えるでしょう。
本作の覚醒システムはとても深いです。半覚醒か全覚醒か、B覚醒かL覚醒か、攻めに使うか守りに使うかなど、考えることはたくさんあります。
ですから一概に、「このタイミングで覚醒を使うべき!」というのがいえません。自機のコストによって、また自分が前衛か後衛かでも覚醒タイミングも変わります。
しかし「これだけはやっちゃいけない!」というのもあるので、初心者の人はまずそれを覚えましょう。
覚醒においてやってはいけないことの例は以下の通りです。
- 500コストの前衛機体に乗っているのに、全覚醒1回で抜け覚(ダメージを喰らってから覚醒)に使う。
- コストオーバーで再出撃したときに覚醒が残っていない(相手の覚醒を押し付けられたあっさり試合終了)。
- 試合中に半覚醒1回しか使えない(半覚醒2回か、全覚醒1回が理想的)。
これらのミスは覚醒システムを理解していない初心者の人がやりがちなことなので、「自分はちゃんと覚醒使えてるかな?」と意識してチェックするようにしましょう。
また基本的な考え方として、「全覚醒1回よりも半覚醒2回」というのがあります。
このゲームでは全覚醒1回よりも半覚醒2回の方がブースト有利を作れる状況が多い(=ダメージを取るチャンスが多い)からです。
半覚醒2回を目指すには、覚醒が溜まった状態でずっと抱えていたり、覚醒中にダメージを受けたりしないことが重要になります(覚醒中は被ダメージで覚醒ゲージが溜まらないため)。
なので最初のうちは、「半覚醒が溜まったら積極的に吐く!」くらいの気持ちでいた方がいいでしょう。
また半覚を積極的に吐くべき理由として、「覚醒落ち(※)」がなくなったこともあります。
※覚醒落ち・・・前作までは覚醒中に落ちると、覚醒ゲージ0の状態で再出撃していた
覚醒中に落ちても被撃墜分のゲージがたまった状態で再出撃できるので、覚醒を吐くリスクが大幅に減りました。
そういった意味でも、「ゲージが半分溜まったら積極的に覚醒を吐くべき」といえるでしょう。
立ち回りのコツ
自機体と敵機体の"得意な間合い"を把握する
各機体にはそれぞれ得意な間合いがあります。上手く立ち回るためには、自機と敵機の得意な間合いを把握する必要があるでしょう。
分類としては、「射撃特化機(SHOOTING)」「格闘特化機(FIGHTING)」「射撃寄り万能機(VARIOUS-S)」「格闘寄り万能機(VARIOUS-F)」「万能機(VARIOUS)」の5種類。機体選択画面で確認可能です。
エピオンやターンAなど格闘が強い敵に対して近距離戦を挑んだり、フルアーマーガンダムやGアルケインなど射撃が強い機体に対してだらだらと射撃戦をしたりしていては、いつまで経っても勝てません。相手の有利な土俵で戦う必要なしです。
逆にいえば、相手の得意な間合いで戦わせず、自分が有利に立ち回れる距離で戦えれば、相手に何もさせずに勝ち切ることだってできます。
自機と敵機の得意な間合いを把握し、自分の土俵で戦うことを意識しましょう。
このゲームは2on2。常に2対1の状況を作れれば負けることはない
『ガンダムバーサス』は基本的に2on2で戦うゲームです(1on1や3on3もありますが、あれは特殊ルールといえます)。
相方と連携を取って、「1体をダウンさせたらもう1体を2人で追う」ということを繰り返していれば必ず勝てます。
2体で追えば必ずブースト有利が作れるので、最終的にはダメージが取れるのです。
そのためには、まずダブルロックする(相方とロックを合わせる)ことを意識する必要があります。
初心者の人は敵を追いかけるのに一生懸命になってしまい、味方と2人で追うことを忘れがちです。
2on2だということを忘れずに、味方と連携を取りロックを合わせることを考えましょう。
ただし、突進速度が速い機体(X1、X3、バルバトスルプス、サンドロックなど)や、ゲロビ持ち(FA-ZZ、百式など)、弾速が速く着地取りが得意な射撃機体(Gアルケイン、Ez8など)が相手にいるときは目を離しすぎないように注意してください。
そういった闇討ちが得意な機体をまったく見ていないと、ゲームを一気に荒らされる可能性があります。
味方との位置、距離感を意識する
このゲームは敵との距離感も大事ですが、それと同じくらい味方との距離感も重要です。
味方と離れすぎているとどちらかが敵に2体で追われたときにカバーできなかったり、反対に味方と近すぎると乱戦時に大損害を被ったり、照射ビームでまとめて焼かれてしまったりしてしまいます。
「味方と離れすぎていないか?近すぎて敵にまとめて狙われてないか?」というを常に考えながら立ち回りましょう。
味方との位置を考える上で、「L字陣形」と「V字陣形」というのが参考になります。
それぞれの陣形イメージは以下の通り。
L字は自分と味方とで敵を囲む陣形で、常にクロスを取れるので射撃の軸が合いやすく、射撃戦で有利に働きます。
ただし、僚機との距離が離れているので、片方がダウンさせられたときは片追いの状況が作られやすいというデメリットがあります。
V字は前衛・後衛の立ち位置をハッキリさせた陣形で、僚機との距離が近く敵が突っ込んできづらいので、敵にエピオン、X1、試作2号機などの格闘機がいるときに有利です。
しかし、「乱戦になったときは攻撃に巻き込まれやすい」「ゲロビなどの照射ビームでまとめてやられやすい」などのデメリットがあります。
それぞれの陣形にメリット・デメリットがあるので、その特徴をよく把握しておきましょう。
とはいうものの、チームフリーの固定バトルならいざしらず、シャッフルだと味方との連携が取りづらく、展開の早い試合中にきちんとした陣形はほぼ組めません。
なので戦っている最中にいちいち「今はLだ」「Vだ」と明確に判断する必要はありませんが、「今自分と味方との立ち位置はどうなっているのか」はちゃんと意識しておきましょう。
味方との立ち位置を意識すると連携も取りやすく、勝率もグンと上がってきます。
まとめ
ここまで紹介してきたコツを実践していただければ、勝率50%は確実に達成できると思います。60%もまったく夢ではありません。
『ガンダムバーサス』は知識と経験でカンタンに上手くなれます。
一つずつやれることを増やしていき、少しずつでも勝てるようになっていきましょう。