男たちが熱いバトルを繰り広げる格闘技漫画。
ドラゴンボールやナルトのようにド派手な必殺技はないものの、鍛錬し、戦略を練り、間合いをはかって敵を刺す・・・。格闘技漫画には普通のバトル漫画にはない"渋さ"があります。
僕も格闘技漫画が大好きで、新旧問わずこれまで様々な作品を読んできました。
そこで今回は、そんな格闘技漫画好きの僕がおすすめする「格闘技漫画10選」をご紹介いたします。
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- 1.『ホーリーランド』
- 2.『軍鶏』
- 3.『グラップラー刃牙』
- 4.『陣内流柔術武闘伝 真島クンすっとばす!!』
- 5.『史上最強の弟子ケンイチ』
- 6.『はじめの一歩』
- 7.『鉄拳チンミ』
- 8.『喧嘩商売』
- 9.『ツマヌダ格闘街』
- 10.『拳闘暗黒伝セスタス』
- まとめ
1.『ホーリーランド』
(出典:http://munekin2.blog80.fc2.com/)
2000年から2008年まで『ヤングアニマル』にて連載されていた格闘マンガ。全18巻。
ひじめられっ子であった高校生の主人公「神代 ユウ」が、とあるきっかけからボクシングのワンツーを覚え、そこから不良たちを次々と倒していきストリートファイトにのめりこんでいくという物語。
最初は気弱だった主人公が、様々な敵と戦い経験を重ねるにつれどんどん強くなっていく描写がおもしろく、彼の成長っぷりに魅入ってしまいます。
実戦的な格闘技技術が随所に盛り込まれているので、読むとちょっとだけ強くなった気がするマンガです。
2.『軍鶏』
(出典:http://3f.ldblog.jp/)
1998年から2015年まで連載。全34巻。
両親を刺殺し少年院に入っていた主人公「成嶋 亮」が、そこで出会った空手の達人「黒川健児」に"生き残るための空手"を習い、格闘技の世界へと入っていくというストーリー。
ほかの格闘技マンガと比べると、非常に暗く、重たいストーリーとなっているのが特徴です。主人公の成嶋がとにかく無軌道かつ凶暴で、「本当に主人公!?」と思ってしまうほど。
決して万人受けする作品ではありませんが、「格闘技にはこういう負の面もある」ということを知ることができる良作です。
3.『グラップラー刃牙』
(出典:http://stohspaceg.hatenablog.jp/)
『週刊少年チャンピオン』にて連載されているマンガ。全42巻。続編に『グラップラー刃牙 外伝』、『バキ』、『範馬刃牙』、『刃牙道』などがあります。
格闘技マンガの中ではかなり有名な部類で、内容は知らなくてもタイトルは聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。
「地上最強は誰か?」というテーマのもと作品が描かれていて、主人公の刃牙は父であり"地上最強の生物"と謳われる範馬勇次郎を倒すことを目的としています。
キャラクターの見た目や生き様、そしてバトルの描写に迫力があり、一度読み始めるとやめ時を見失ってしまうほど。名言・珍言もたくさん登場しますので、それを目的に読んでみても面白いかもしれません。
新規書下ろしカバー&カラーページが収録された完全版も発売中。
4.『陣内流柔術武闘伝 真島クンすっとばす!!』
『週刊少年ジャンプ』にて1995年から1998年まで連載されていたマンガ。全15巻。続編に『陣内流柔術流浪伝 真島、爆ぜる!!』があります。
主人公の「真島 零」は札付きの元不良。高校入学を機に格闘技に目覚め、世界最強の格闘家を目指してさまざまな武道・流派をもつ相手と戦い成長していきます。
熱く、正義感がありつつもどこか間抜けな真島のキャラクター性がおもしろく、いわゆる"王道の少年漫画"のように楽しむことができます。
5.『史上最強の弟子ケンイチ』
2002年から2014年まで『週刊少年サンデー』にて連載。全61巻。
いじめられっ子だった主人公「白浜 兼一」が武術界における活人拳の象徴「梁山泊」という道場に弟子入りし、「史上最強の弟子」を目指す物語。
弟子という設定上、修行や鍛錬のシーンが多く、主人公ケンイチの肉体&精神の成長に重きを置いている作品です。
作中にはさまざまな武術が登場しますが、そのほとんどが実在するものなので武術を学ぶ入門書としてもおすすめできます。
6.『はじめの一歩』
(出典:http://blogs.yahoo.co.jp/)
『週刊少年マガジン』にて連載しているボクシング漫画。連載開始は1989年で、現在単行本は100巻以上も続いています。
主人公「幕之内 一歩」がプロボクサー「鷹村 守」と出会ったことがきっかけでボクシングジムに入門し、そこからプロボクサーとしての道を歩み始めるというストーリーです。
主人公の一歩はもちろん、鷹村やライバルの「宮田一郎」、なにわのボクサー「千堂武士」など魅力的なキャラクターが多数登場します。それぞれの人物にファイトスタイルや必殺技などがあり、読むとボクシングの奥深さや面白さを感じることができる漫画です。
7.『鉄拳チンミ』
(出典:http://tanweb.net/)
『月間少年マガジン』にて連載。全35巻。続編に『新鉄拳チンミ』や『鉄拳チンミLegends』などがあります。
天性の身軽さや類まれなる拳法の才能をもつ少年「チンミ」が大林寺拳法と出会い、厳しい修行の中で拳法家として成長していきます。
チンミの素直で天真爛漫な姿が見ていて楽しく、ひとつの少年漫画として完成された面白さがあります。重苦しい雰囲気の作品が多い格闘技漫画の中では、比較的どなたでも楽しめる漫画です。
8.『喧嘩商売』
(出典:http://sanekosusumejouhou.com/)
2005年から2010年まで『週刊ヤングマガジン』にて連載されていた作品。全24巻。2014年からは続編として『喧嘩稼業』が連載しています。
主人公の高校生「佐藤 十兵衛」がヤクザや元プロ格闘家、天才空手選手などさまざまな相手に"喧嘩"を繰り広げていくストーリー。
スポーツとしての格闘技ではなく、「喧嘩の強さ」を中心に描かれている本作。ルール無用の闘いの中で、主人公の十兵衛が喧嘩テクニックとありとあらゆる策略で勝ちをもぎ取っていきます。
下ネタが多いのも特徴で、真面目なバトルシーンとのギャップも本作の見どころです。
9.『ツマヌダ格闘街』
2006年から2016年6月まで『ヤングキング』で連載されていた作品。全20巻。
ストリートファイトが地域振興策として合法化された世界が舞台。主人公の「八重樫ミツル」がメイドであり武術の達人という謎の少女「ドラエ」と出会い、格闘家としての才能を開花させていく物語。
主人公を強くするためにドラエが格闘技の動きや技、果ては相手の心理の裏をかく作戦など様々な特訓をミツルに施すのですが、そのどれもが理論的で、日常生活へ応用できるものまであるので読んでいて大変ためになる作品です。
設定がほかの格闘技漫画では見られないような変わったものなので、硬派な格闘技漫画は敷居が高いという人におすすめです。
10.『拳闘暗黒伝セスタス』
(出典:http://munekin2.blog80.fc2.com/)
1997年から2009年まで『ヤングアニマル』で連載されていた作品。全15巻。続編に『拳奴死闘伝セスタス』があります。
帝政ローマ時代を舞台に、最下層の身分に属する主人公「セスタス」がコロシアムで戦う奴隷「拳奴」として様々な強敵たちと戦い成長していきます。
当時の歴史的背景や人物、事件などについてかなり忠実に描写されており、「歴史ドラマ」としても楽しめる作品です。
まとめ
格闘技漫画は隠れた名作・良作がたくさんあります。普通のバトル漫画に比べると敷居の高さはあるかもしれませんが、思い切って一度読んでみると案外ハマるかもしれません。
実際に自分が拳を振るうことはなくても、読むと特訓したくなること請け合いです。ぜひ、気になった作品は読んでみてください。