(出典:http://www.sonymobile.co.jp/)
2016年夏モデルとして発売されたソニーの『Xperia X Performance』。発売日から1ヵ月ほど経ってから僕も購入し、現在も使用しています。
ちなみにキャリアはdocomoで、カラーはグラファイトブラックを購入しました。
前機種の『Xperia Z5 Premium』と比べると"純粋なスペックアップ"とはいかなかった本機種ですが、3ヵ月使用してみて「いい点・悪い点」が見えてきました。
そこで今回は、「『Xperia X Perfomance』を3ヵ月使ってみた感想」と題してレビュー記事を書きたいと思います。
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スペック
(出典:http://www.sonymobile.co.jp/)
『Xperia X Performance』のマシンスペックは以下の通りです。今回はわかりやすいように、比較対象として前機種である『Xperia Z5 Premium』のスペックも掲載いたします。
Xperia X Performance | Xperia Z5 Premium | |
---|---|---|
カラー | ホワイト、グラファイトブラック、 ライムゴールド、ローズゴールド |
クロム、ブラック |
本体サイズ | 高さ約144mm×幅約71mm×厚さ約8.6mm | 高さ約154mm×幅約76mm×厚さ約7.8mm |
重さ | 約165g | 181g |
プロセッサ | Qualcomm MSM8996 2.2Ghz+1.6Ghz(クアッドコア) |
Qualcomm MSM8994 オクタコア 2Ghz(クアッドコア) + 1.5Ghz(クアッドコア) |
RAM(内蔵メモリ) | 3GB | 3GB |
ROM(内蔵メモリ) | 32GB | 32GB |
外部メモリ | microSD/microSDHC/ microSDXC(最大200GB) |
microSD/microSDHC/ |
バッテリー容量 | 2,570mAh | 3,430mAh |
連続待ち受け時間(静止時) | 約430時間(LTE) | 約490時間 |
電池持ち時間 | 約80時間 | 約77時間 |
ディスプレイ | 約5.0インチ 1,920×1,080 ピクセル | 約5.5インチ 2,160×3,840 ピクセル |
カメラ | アウトカメラ 約2,300万画素 インカメラ 約1,320万画素 |
アウトカメラ 約2,300万画素 インカメラ 約510万画素 |
備考 |
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1、 |
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1、 |
Z5と比べて、本体サイズがやや小さくなったことにより重量も181gから165gへと軽量化しています。
この中で特に注目すべきはプロセッサでしょう。 Z5と比較すると、CPUは約2倍、GPUは約1.4倍ほど処理速度が向上しているそうです。ブラウザの立ち上げやアプリケーションの起動が早くなり、ゲームもサクサク遊べるようになっています。
ディスプレイは4Kディスプレイを廃止し、フルHDへと戻りました。スマホに4Kディスプレイは不必要だと思っていたので、僕にとってこの点は特にマイナスポイントにはなりません。
また、アウトカメラの画質は据え置きですが、インカメラの画質が510万画素から1,320万画素へと向上。僕はあまり使いませんが、自撮り写真などを撮る人には朗報かと思います。
しかし、バッテリー容量は3,430mAhから2,570mAhへと減少。静止時の連続待ち受け時間も短くなっています。
ただし駆動時の電池効率が良くなっているようで、電池持ちは77時間から80時間へとアップ。さらに充電の最適化技術によりバッテリー寿命も伸びています。
スペックに関してはすべてが向上したわけではありませんが、オーバースペック気味だったものを廃止し、ユーザーにとって使いやすいものにまとまっている印象です。
感想
それでは本題の『Xperia X Performance』を3ヵ月使ってみた感想です。
僕はガジェットマニアではないので、かなり主観的かつ定性的な話になりますがご容赦ください。
ちなみに、以前使っていた機種は『Xperia Z2』になります。2年前の機種から乗り換えているので、「良かった点」が大げさになっているかもしれません。すみません。
動作がとにかくサクサク!
Xに変えて一番感動した点がこれです。Z2に比べると、ブラウザやアプリの起動、文字入力のレスポンスなどがとにかく早い。
ひとつひとつの動作がサクサク動いてくれるので、使っていてまったくストレスを感じません。今のところフリーズや強制再起動なども起きていないので、動作は非常に安定していると思います。
僕はスマホゲームはあまりやらないのですが、たまにプレイした時はサクサク動いてくれます。
やっぱりスマホにおいて一番重要なのは「レスポンスの良さ」だと思います。この点に関しては、Xは間違いなく素晴らしい機種です。
指紋認証の精度が高い!
『Xperia X Performance』の標準機能として備わっている指紋認証。本体横についている電源ボタンで指紋を読み取ってくれます。
以前のZ2には付いていなかったので、実際に使ってみるまでは「指紋認証って本当に使えるの?しょっちゅう読み取りエラーとか起きてめんどくさくならない?」なんて不安に思っていたのですが、これがかなりすごいんです。
一度指紋登録してしまえば、ロックの解除やアプリの購入なども指紋認証でできちゃいます。
指紋は5つまで登録できるので、僕は右手の親指と左手の中指を登録しています。この2つを登録しておけば、左右どちらの手で持ってもすぐに電源ボタンに指をかけられ、ロックを解除することができるのです。
以前はパターンやパスコードでロック画面を解除していたので、持っただけですぐブラウザやアプリが使えるのは素晴らしい。
Z5にも指紋認証はついているのですが、Xはさらに認証の精度がアップしているらしいです。
"指紋認証ビギナー"の僕でもストレスなく扱えるので、きっとどなたでも快適に使用できると思います。
防水機能が素晴らしい!
Z2を使用していた人なら共感してもらえると思うのですが、Z2は充電コードを差す穴がラバーキャップの下に隠れていたんですよね。
(出典:http://gigazine.net/news/)
一応置き型の充電も可能だったんですが、すぐ故障することで有名で・・・。例にもれず僕のZ2も置き型充電が認識しなくなり、充電コードを差して充電していました。
充電するたびにラバーキャップを外さないといけないので、すぐにゴムが劣化してしまいます。
ラバーキャップの下にはmicroSDカードの差込口もあったので、ゴムが劣化すると防水機能が死んでしまうのです。
しかしXは充電コードの差し込み口を下に配置し、カバーなしで水に濡らしても問題ない防水機能を持っています。なので劣化することなく防止機能が保たれるのです。
僕はお風呂場でスマホを使うことも多いので、この改善点は地味に嬉しいポイントでした(ちなみに、この仕様はZ5でも同じです)。
Felicaチップ(おサイフケータイ)が画面左上に配置されてて慣れるまで使いづらい!
いい点ばかりだとアレなので悪い点も。
Xでは、おサイフケータイ機能を使うときにかざすFelicaチップの位置が画面左上に配置されています。
Z2の時は画面背部の真ん中だったので、"スマホそのもの"を改札などでかざせばよかったのですが、Xは左上の狭い範囲をかざさないと反応しません(一応背面部分をかざしても反応するらしいのですが、僕がやった時には反応までかなり時間がかかりました)。
「背面をかざすときはスマホの持ち替えが必要で落下リスクもあったから、表面になってよかった!」という声もありますが、僕は決済時に落としたことがないので今までのほうが使いやすかったです。
3ヵ月でだいぶ慣れてきましたが、「おサイフケータイの使いやすさ」という点ではZ2のほうがよかった気がします。
総評:買い替えてよかった!
いい点・悪い点はありますが、総評としては「買い替えてよかった!」と思える機種でした。
まだ3ヵ月しか使っていないので、これから悪いところが見えてくるかもしれませんが、その時はまた記事に書きたいと思います。
今のところは大満足なので、この『Xperia X Performance』を大切に使っていきたいです。
SIMフリー対応なので、本体だけAmazon等で購入して別途SIMカードを契約したほうが安く使えるかもしれません。