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『地球防衛軍5』評価・感想・レビュー!アクションやシステム全般が改善され、さらに遊びやすくなった!

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画面せましと登場する巨大生物や宇宙船と戦うアクションシューティングゲーム『地球防衛軍』シリーズの最新作、『地球防衛軍5』がPS4用ソフトとして2017年12月7日に発売されました

 

 

まだ『SIMPLE2000』シリーズと呼ばれていた、PS2で発売された初代『地球防衛軍』からずっとファンである僕は、この日を待ち遠しくしていました。

 

前作『地球防衛軍4.1』は一応PS4で発売されましたが、元々はPS3版『4』の移植作。PS4で完全新作がでるのは今回が初めてです。

  

発売日の朝からプレイし、20時間ほど遊んでみたので、『地球防衛軍5』のプレイレビューを書きたいと思います。

 

※本記事にはゲーム内に登場する巨大昆虫の画像がでてきます。苦手な方はご注意ください。

 

 

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『地球防衛軍5』ってどんなゲーム?

 

地球を侵略する巨大生物たちと戦うアクションシューティングゲーム

 

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『地球防衛軍5』の舞台となるのは、西暦2022年の地球。突如として地球に来訪した異星人"プライマー"に対抗すべく、全地球防衛機構軍(EDF)が未曽有の危機に立ち向かうという物語です。

 

巨大アリや巨大グモといった生物兵器や、UFOのような円盤型戦闘機が画面せましと登場するので、プレイヤーはバズーカをぶっ放したり、空爆で一掃したり、ロボットに乗ってぶん殴ったりして敵をせん滅していきます。

 

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設定としては"バカゲー"のようですが、B級映画のような、いい意味でチープなつくりなのがこのゲームのウリ。

 

ミッションをこなし、武器を集めて、さらに難易度の高いミッションに挑む。より強力な武器を手に入れ、すべてのミッションをクリアするのが目的となります。

 

パワーアップした4つの兵科を選択可能

 

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『地球防衛軍5』では、特徴の異なる4つの兵科から操作キャラを選ぶことができます。4兵科システムは前作『4』から登場していますが、本作では各兵科がさらにパワーアップ。

 

耐久力&火力のバランスがいい基本兵科の「レンジャー」、低耐久だが空を飛ぶことができる高機動力の「ウイングダイバー」、空爆要請や強力なビークルを呼び出せる「エアレイダー」、長距離砲やシールドが装備できる重装兵の「フェンサー」という4つの兵科が登場します。 

 

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それぞれ使える武器や操作感が異なるので、自分のプレイスタイルにあった兵科を選択するのが重要です。

 

さらに『5』では各兵科に新アクションや新システムが追加され、より使いやすく、より強力に。レンジャーの「ダッシュ」やウイングダイバーの「ブースト」など、立ち回りがガラリと変わるようなシステムもあるので、過去作プレイヤーも新鮮な気持ちでプレイすることができます。

 

『地球防衛軍5』の良い点、おもしろいところ 

 

過去作の良いいところを残しつつ、全体がさらにブラッシュアップされて遊びやすくなっている! 

 

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完全新作の『地球防衛軍』ということで発売前から期待していましたが、その期待を裏切られることなく、かなりクオリティの高い作品だと思います。

 

「ある日突然、宇宙人が侵略してくる」という様式美的な大筋の展開は踏襲しつつ、本作では「EDFの見学ツアーに参加していた民間人が戦いに巻き込まれていく」という物語性を追加。ものすごく凝ったシナリオというわけではありませんが、こういったストーリー性がすこしあると、物語への緊迫感や没入感が生まれますね。

 

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CPU同士の会話や、戦闘中に入る緊急速報などのバリエーションも増えているので、ソロプレイで遊んでいてもドキドキワクワク感がある。

 

ミッションの難易度システムも改善されていて、過去作ではミッション達成率をコンプするためにはイージーでも一周しないとダメでしたが、本作ではノーマルをクリアするとその下の難易度であるイージーもクリア済み扱いになるので、低難易度ミッションを周回する必要がなくなりました。

 

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歯ごたえがなく、良い武器が手に入るわけでもない低難易度ミッションを周回するのはけっこう苦痛だったので、この改善は嬉しい。

 

武器集めやアーマー集め(=体力の最大値が増えるアイテム)も、これまでは出撃した兵科の武器やアーマーしか手に入らなかったのですが、『5』ではひとつの兵科をプレイするだけでほかの兵科の武器やアーマーもゲットできるので、お気に入りの兵科で遊びつつ、他のキャラも自然と育つようになっています。 

 

これまで「手間だな」とか「面倒くさい」と感じていた部分が改善されていて、かなり遊びやすくなっていますね。

 

各兵科の新アクション、新システムが楽しい!

 

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『地球防衛軍5』では4つの兵科それぞれに新アクション、新システムが追加され、さらに使い勝手がよくなっています

 

レンジャーはL3ボタン長押しで「ダッシュ」ができるようになり、これまで弱点であった移動速度が改善。もう緊急回避でゴロゴロ転がりながら移動する必要はなくなりました。

 

ウイングダイバーは新アクション「ブースト」が使えるようになって、空中での機動性がアップしています。飛行しながらステップ移動のような素早い行動が可能に。

 

エアレイダーは空爆エリアの指定や向きの変更ができるようになったので、より多くの敵を巻き込んで撃破できるようになりました。

 

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フェンサーは補助装備によってブーストジャンプやスラスターダッシュの回数を増やせるので、高い場所への移動もラクに。

 

といった具合でそれぞれの兵科の使い勝手が改善されているため、過去作ユーザーとしてはかなり嬉しいですね。

 

特にウイングダイバーのブーストは極めるととんでもない動きができそうなので、新アクションをあれこれ研究するのも楽しそう。

 

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銃を持った異星人や巨大な移動要塞など、敵のバリエーションが増えている! 

 

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『地球防衛軍』シリーズではおなじみの巨大アリや巨大蜂、宇宙船などさまざまな敵キャラクターが『5』にも登場しますが、本作ではさらに新キャラが多数追加されています。

 

特に面白いのが、ビーム兵器を携えたヒューマノイド型のエイリアンが追加されたことです。

 

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これまでは昆虫型や怪獣型の巨大生物、円盤型の宇宙船などの敵しかいなく、武器を持った異星人が登場するのは初。

 

ヒューマノイド型の異星人は人間のようにビルの陰に隠れたり、回り込んだりといった立ち回りをするので非常に厄介な敵です。攻撃方法やタイミングをよく考えないと逆に集中砲火を受けるため、ゴリ押しだけでは進めない緊迫感があって楽しい。

 

ほかにも、無数の砲台がついた巨大移動要塞や、岩石を放出する巨大怪獣アーケルスといった新キャラが追加されていて、敵のバリエーションが増えているのは新鮮さがあります。

 

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武器強化システムや補助装備が追加され、RPG的な育成の楽しみが増えた!

 

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『地球防衛軍5』では武器の強化システムが追加されていて、一度入手したことがある武器よりも性能のいい武器を手に入れると、グレードが上がって威力や弾数、リロード時間などが向上していきます。

 

使い慣れた武器がどんどん強くなっていく感覚は、RPGっぽくて楽しい。

 

これまでのシリーズでは一度手に入れた武器が強化されることはなく、「レベルの高い武器が手に入ったらどんどん乗り換えていく」といった具合だったので、ひとつの武器を長く使えるシステムになっているのはいいですね。

 

また、本作ではメイン武器やビークル以外に、各兵科のステータスをアップさせる「補助装備」が追加されています。RPGでいうところのアクセサリーみたいな感じ。

 

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補助装備によってアップするステータスや付与される特殊能力が違うので、どの補助装備をつけるかアレコレ悩むのも楽しいです。

 

アクション性だけでなく、こういったRPG的な要素が盛り込まれているのは過去作にはない魅力だと思います。

 

オンライン協力プレイは相変わらずの面白さ!フレンドはもちろん、知らない人とも協力できるのが嬉しい

 

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『地球防衛軍』シリーズの特徴といえば、オンライン協力プレイの面白さ。『5』にももちろん協力プレイが用意されています。

 

オンライン協力プレイは最大4人で遊ぶことができ、フレンドと一緒にワイワイ楽しめるのはもちろん、全国のプレイヤーに協力してもらって高難易度ミッションに挑むことも可能です。ソロプレイでは難しいミッションも協力することでクリアできるはず。

 

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協力プレイ時には、もしミッション中に死んでしまっても仲間に復活させてもらうことができるので、初心者こそオンライン協力プレイがおすすめです。

 

また、縦割りの画面二分割によるオフライン協力プレイも可能なため、コントローラーさえ用意すれば友だちや家族、恋人と一緒に肩をならべて遊ぶこともできます。

 

画面せましと出てくる巨大生物を撃ちまくるのは、盛り上がること間違いなしです。

 

『地球防衛軍5』のイマイチなところ

 

PS4になってもグラフィックは相変わらずのチープさ

 

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初のPS4オリジナルタイトルとなる『地球防衛軍』だったので、グラフィックの進化にも期待していましたが、やはり相変わらずのクオリティでした。

 

巨大生物の外殻が飛び散るようになったり、出血(体液?)の量が増えたりはしていますが、グラフィックそのものはPS3のころから大きく向上した感じはありません。

 

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シリーズファンとしては馴染みのある"チープさ"なのである意味で安心感がありますが、これから初めてプレイする人はもしかしたらがっかりするかも。

 

『地球防衛軍』の面白さはその馬鹿さ加減と敵を倒す爽快感、敵スケールの大きさだったりするので、グラフィックによって評価が下がることはないのですが、せっかくだったらもうすこし進化してくれていると嬉しかったかなぁと思います。

 

良くも悪くもミッションのボリュームが多いので、コンプリートするのが大変

 

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これも毎度おなじみのことですが、『地球防衛軍5』はミッションのボリュームが相当あります。

 

100以上のミッションがあり、さらに各ミッションに難易度がイージー、ノーマル、ハード、ハーデスト、インフェルノと5段階あるので、周回するのが大変です。

 

プレイ時間的にも難易度的にも、コンプリートするためのハードルはかなり高いゲームだと思います。

 

シリーズファンであればこの途方もない大ボリュームっぷりが嬉しかったりするのですが、「買ったゲームはコンプしないと気が済まない!」というタイプの人には、かなりの苦行になるかも。

 

まとめ|遊びやすさが改善されて、やり込み要素も増えている正統進化作品!

 

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『地球防衛軍5』は過去作から大幅な進化があったわけではないのですが、アクションや敵バリエーション、システム面などで細かな改善がされており、"正統進化した作品"という印象です。

 

シリーズファンはもちろん、初めて『地球防衛軍』を遊ぶという人にもおすすめできるタイトルといえるでしょう。

 

巨大生物にミサイルをぶっ放したり、空爆で一掃したりといった爽快感あるアクションが楽しめるので、ストレスを解消したい人はぜひプレイしてみてください。

 

ぱっと見はバカゲーっぽいですが、やり込み要素の豊富さや歯ごたえのあるミッションなどゲームとしてのクオリティはかなり高い、バカゲーの皮をかぶった良作アクションシューティングゲームです。

 

 

 

 

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