子どものころは「コーヒーなんて苦いだけの飲み物」なんて思っていましたが、二十歳を過ぎたあたりからすっかりブラックコーヒーの虜になり、今では毎日3杯ほどコーヒーを飲んでいます。
これまではインスタントコーヒーばかり飲んでいたのですが、「これだけ毎日コーヒーを飲むなら、いいコーヒーメーカーを買おう!」と決意。
以前、『マツコの知らない世界』でコーヒー焙煎士の後藤直紀さんがオススメしていたパナソニックのコーヒーメーカー『NC-A56-K』がずっと気になっていて、その後継機である『NC-A57-K』が発売されたのでそちらを購入しました。
初めてのコーヒーメーカーなので他機種との比較はできませんが、コーヒーメーカー初心者の僕から見た『NC-A57-K』の商品レビューについてご紹介したいと思います。
- 『NC-A57-K』ってどんな商品?
- 『NC-A57-K』でコーヒーを実際に入れてみた
- 『NC-A57-K』を使ってみた感想
- まとめ:自動洗浄&保温時間調整が便利!初めてのコーヒーメーカーにもおすすめ!
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『NC-A57-K』ってどんな商品?
4種類の味が楽しめる全自動コーヒーメーカー
『NC-A57-K』は2018年9月1日に発売されたパナソニック製の全自動コーヒーメーカー。
前機種である『NC-A56-K』と基本的な性能は変わりませんが、『NC-A57-K』はカフェインが入っていない「デカフェ豆」にも対応しています。
デカフェ豆を使わない人は『NC-A56-K』でもいいのですが、本体価格が2千円程度しか変わらなかったので、僕は新機種の『NC-A57-K』を買っちゃいました。
豆挽き、沸騰浄水、蒸らし、抽出、保温までやってくれるのはもちろん、ミルの自動洗浄機能もついているため後片付けがラクチンです。
フィルターを入れ替えることで「粗挽き/中挽き」と豆の挽き分けができ、ドリップコースも「リッチ/マイルド」の2種類から選べるため、2種類×2種類で全4種類のコーヒーが楽しめるようになっています。
内容物
『NC-A57-K』の内容物は以下の通り。
- コーヒーメーカー本体
- メッシュフィルター(中挽き/粗挽き)
- 計量スプーン
- ペーパーフィルター(5枚)
- 豆量ガイド
- 取扱説明書
初めてコーヒーメーカーを買ってみましたが、箱を開けた段階ですべてのパーツが組み立てられているので、すぐにでも使えるのが嬉しいですね。
ペーパーフィルターも5枚付属しているため、最初のうちは買いに行く必要もありません。ペーパーフィルターは「1×2」または「102」サイズであれば市販のものでも使えます。
購入するまでは「コーヒーメーカーってけっこう大きいのかな?」「置き場所は確保できるだろうか?」と心配になっていましたが、以外にコンパクトで安心しました。
豆挽きフィルターは緑色の「粗挽き」と茶色の「中挽き」の2種類が付属しています。
切り替えるときはバスケットを外して取り替えないといけませんが、僕の場合はいつも「中挽き」にしているので特に問題ありません。
ドリップされたコーヒーが入るガラス容器はこんな感じ。
淹れたときに香りが立つように、注ぎ口は広めに設計されています。
フタ部分には酸味調整ができるミネラルフィルターがついています。
「ソフト」にしておくと抽出されたコーヒーがミネラルフィルターを通り、酸味を抑えてくれます。
水タンクは背面にあります。
『NC-A57-K』でコーヒーを実際に入れてみた
ここからは、実際に『NC-A57-K』でコーヒーを入れる手順について解説していきます。
まずはバスケットを開けてペーパーフィルターをセット。
次に、上蓋をあけてコーヒー豆を入れていきます。
豆量の目安をしめす表も付属しているので、僕のようなコーヒー初心者でも安心です。マグカップであれば、1回で最大3杯分ほど作れます。
もちろん、豆だけでなく粉でも作ることができます。すでに挽いてある粉を使う場合には、直接ペーパーフィルターに入れていきます。
豆を入れたら、最後に水をセット。本体背面に水タンクがついているので、作る量に合わせて水を入れていきます。
水タンクにもメモリがついていて親切ですね。
すべてセットできたら、コースを選択してスイッチON。僕はいつも「中挽き」フィルターを使って、「マイルド」で淹れています。
スイッチを押した瞬間から、ミルが作動して豆を挽き始めます。これがなかなかの音で、最初はびっくりしちゃいました。
10数秒程度で豆が挽き終わり、そこから沸騰→ドリップと全自動でおこなってくれます。
コポコポコポ…とお湯が沸騰する音がしたら、蒸気が出てドリップ開始。
バスケットに通気孔が空いており、そこからコーヒー豆の良い香りが漂ってきます。「ああ、コーヒーメーカーを買ってよかったなぁ」と思える瞬間です。
僕はいつもマグカップ3杯分ほど作るのですが、豆挽きからドリップまで8~9分程度で終わります。
完成したら、ピーピーと音が鳴り知らせてくれます。
『NC-A57-K』を使ってみた感想
インスタントとは格段に違う味を自宅で手軽に楽しめるのは嬉しい!
これまでインスタントコーヒーばかり飲んできた僕にとっては、豆から挽いて淹れるコーヒーの美味しさに気づけたのは大きな収穫です。やっぱりインスタントとは味が格段に違いますね。
豆を挽いてドリップすることで、淹れるときにコーヒーの良い香りが漂ってきます。
これだけ美味しいコーヒーが自宅で手軽に楽しめるのは本当に嬉しいです。ここ1、2年で買った家電のなかでは、一番満足度の高い買い物かも。
ちなみに、現在使っている豆は新宿の『ヤマモトコーヒー店』で買った「ジャーマンロースト」と「ブラジルサントス」、カルディコーヒーで買った「マイルドカルディ」です。気分によって使い分けています。
まだまだお気に入りの豆を見つけられてはいないので、もっといろんな種類のコーヒー豆を試してみたいですね。
これは副次的なメリットなのですが、コーヒーメーカーを購入してからすこしだけ豆について詳しくなりました。店頭に行って豆の説明を読んだり、試飲したり店員さんに聞いたりと、勉強中です。
自分は浅煎りよりも苦味がすこし強い深煎り寄りの豆が好きなこともわかりました。
『NC-A57-K』は豆の挽き分け、入れ方の選択で4通りの味が楽しめるのですが、まだまだコーヒー素人の僕には正直違いが分かりづらい…というのが本音です。
目隠しされて「さあどっちがリッチコースで入れたもの?」「どっちが粗挽き?」と聞かれてもわからないと思います(飲み慣れている人ならわかるのかも?)。
また、水についてですが、タンクに活性炭フィルターがついていてカルキをカットしてくれる機能があります。
実際に水道水とミネラルウォーター両方で作って飲み比べてみましたが、違いはわかりませんでした。水道水でも十分美味しいです。
豆を挽く音はたしかにうるさい…
「コーヒーメーカーは豆挽きの音がうるさい」というのは聞いていましたが、たしかにうるさいです。
自分の家にある家電のなかではトップクラスのうるささ。コードレス掃除機の強運転と同じくらいの爆音です。
それでも他の機種に比べると『NC-A57-K』はミルの音が静からしいのですが、慣れるまではけっこうビックリしますね。
ですが、豆を挽いてる時間は実質15秒程度なので、全然我慢できる範囲です。挽き終わって沸騰、ドリップしているときの音は大したことありません。
ミルの自動洗浄機能がついているので後片付けがラク!
『NC-A57-K』の特徴でもある、ミルの自動洗浄機能。これがかなり便利です。
豆を挽き終わると、蒸らしの工程に入る前にミルにお湯を流してキレイにしてくれます。毎回掃除してくれるので、豆挽きフィルターにはほとんど汚れがつきません。
コーヒーを入れ終わったら、ペーパーフィルターを捨てて、あとは分解して水で流すだけ。後片付けはめちゃくちゃラクチンですね。
初めてのコーヒーメーカーでラクするのを知ってしまったので、洗浄機能がついていない他のコーヒーメーカーには移れないかもしれません。
保温時間をコントロールしてくれるのが便利!
僕がコーヒーメーカーを買った理由のひとつとして、保温機能があります。
これまではコーヒーを飲むたびに電気ケトルで毎回お湯を沸かしていたので、保温機能があるのは便利ですね。
保温時間は最大2時間。僕の場合は最初の1杯目を飲んだあと40~50分で2杯目、1時間半くらいで3杯目…というペースなので、ちょうどいい具合です。
2時間経つと自動で保温を切ってくれるので、切り忘れもなくて◎。
しかも保温開始30分後に自動で温度を低くして、煮詰まりを軽減してくれる利口ぷっりです(煮詰まるとコーヒーが酸化してエグミや酸味が出てしまいます)。
保温時間や温度を勝手に調整してくれるのはめちゃくちゃ便利です。この機能は本当にありがたい。
まとめ:自動洗浄&保温時間調整が便利!初めてのコーヒーメーカーにもおすすめ!
『NC-A57-K』はコーヒー作りを自動でやってくれるだけでなく、そのあとの保温時間調整やミルの洗浄まで自動でやってくれるので本当に便利です。
僕のようなコーヒーメーカー初心者にもメンテナンスがラクで、使いやすい。
玄人からすると味や香りに言いたいこともあるかもしれませんが、僕は『NC-A57-K』を買って大満足です。
毎日手軽に、美味しいコーヒーを楽しみたい方はぜひ購入してみてください。
デカフェ豆を使う予定が無い方は、前機種の『NC-A56-K』でもOKだと思います。