いまやゲームジャンルの一角を担っている"ゾンビゲー"の数々。『バイオハザード』や『デッドライジング』、『ダイイングライト』など数多くの名作が存在しますが、そんなゾンビゲーに新たな傑作が加わりました。
それが、2019年4月26日に発売された『Days Gone(デイズ ゴーン)』という作品。
2019年4月26日といえば、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の公開日ということもあり個人的には忙しい日だったのですが、『アベンジャーズ』鑑賞後にハイテンションのまま『Days Gone』をプレイしたら、これがかなり面白い。
今回は、『Days Gone』をプレイした感想についてお伝えしたいと思います。
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『Days Gone』ってどんなゲーム?
『Days Gone』は2019年4月26日にPS4用ソフトとして発売されたオープンワールドサバイバルアクションゲーム。発売元はソニー・インタラクティブエンタテインメントです。
全世界で突如として発生したパンデミックから2年後の世界で、主人公のディーコン・セントジョンは賞金稼ぎとしてバイクで旅を続けています。
生き残った人たちとの出会いを通じて、自分自身の過去やパンデミックが起きた原因について解き明かしていくというストーリーです。
本作でのゾンビは、「フリーカー(感染者)」と呼ばれています。1体1体はそれほど強くはありませんが、移動速度が早いうえに群れで襲いかかってくるので、銃やバイクを駆使して生き延びなければいけません。
『Days Gone』をプレイした感想
ゾンビサバイバルアクションとしての緊張感バツグン!
ゾンビゲーとして一番のキモである、「襲われる恐怖」という要素。『Days Gone』はそのあたりをしっかりと分かって作っていると思います。
序盤は物資やクレジットがないため、武器や回復薬をすべて現地調達しなければいけません。
角材やバット、ナタを拾ってゾンビを倒し、襲いかかってくる野盗から銃を奪って…と徐々に装備を整えていく必要があります。
銃を手に入れても一安心はできません。やたらに発泡すればその"音"を聞きつけてゾンビどもが集まってきちゃうので、使い所を見極めるのが重要。
正面から戦うだけでなく、ステルスキルもできるので、バレないように一体ずつ処理していくのもアリです。
囲まれてしまうと十中八九死ぬため、「とにかく囲まれないように戦う(もしくは逃げる)」というのを常に意識しなければいけない緊張感があります。
回復の手段が限られているのも緊張感が増していいですね。やたらに回復薬が拾えるわけではなく、素材を集めて回復薬をクラフトしなければすぐに尽きてしまいます。
ただ、空腹度や渇きのような概念がないのは若干甘いところでしょうか。そこが本作を遊びやすくしている点でもあるのですが、それらの要素があればさらにサバイバル感が増してよかったかな?とも思いますね。
徐々に明らかになっていく「過去」と「現在」のストーリー
『Days Gone』はゾンビゲーでありながら、ストーリーもしっかりと作り込まれている点が素晴らしいです。
物語冒頭、プレイヤーはいきなりゾンビたちがあふれる世界に放り出されます。右も左も分からず、なぜこうなったのか、主人公が何者なのか、周りの人たちがどんな背景を持っているのかも何も説明されません。
「まったく状況はわからないが、とにかくヤバい!」ということだけが否応なく感じられる。恐怖感が高まる演出です。
シナリオはいくつかのテーマに分かれているのも、本作の特徴です。
主人公と恋人との出会いと別れを描くシナリオや、相棒の怪我を直して北へと目指すシナリオ、パンデミックがなぜ起きたのかの原因を探るシナリオなどなど、いくつかの話が同時並行的に語られていきます。
最初はわけも分からず"生き残ることだけ"を考えてプレイしていたのが、物語やキャラクターの全体像が見えてくるにしたがって、どんどん『Days Gone』の世界観に引き込まれていきました。
バイクをカスタマイズし、オフロードを走る面白さ
『Days Gone』を語るうえで、バイクゲーとしての側面も絶対に外せません。
ゾンビたちから逃げ切りながら安全に移動するためには、バイクが必須なのですが、本作のバイクは他のオープンワールドゲームと比べても非常にリアルに作り込まれています。
挙動のリアルさはもちろんのこと、何より面白いのは「燃料」や「故障」といった概念があることです。
遠くを移動する際には途中でガソリンタンクや給油所を見つけないと、目的地までたどり着けません。移動の途中でガソリンを見つけたときの喜びたるや、まさにサバイバルの醍醐味です。
また、バイクで高いところから着地したりゾンビを轢き殺したりしているとダメージが溜まっていき、最終的には壊れて動かなくなってしまいます。
道中で見つかる「スクラップ」を利用すれば修理することもできますが、それらのアイテムもすべて現地調達です。
バイクをカスタマイズできるのもいいですね。
エンジンや燃料タンクの改良ができるのはもちろん、ペイントやデカールで自分だけのバイクを作り上げることができるのも◎。
カスタマイズし、給油や修理をしながら一緒に旅をしていると、まさにバイクを相棒のように感じます。ゾンビゲーを遊んでいて、ここまでバイクに愛着が湧くようになるとは思いませんでした。
収集&クラフト要素が楽しい!
『Days Gone』は武器もアイテムもすべて現地調達になることが多いので、収集&クラフトが大事になってきます。
バットや角材、斧などの格闘武器には耐久値があり、使っているうちに壊れてしまうため、こまめに修理やクラフトをしなければいけません。
物語を進めていくうちにクラフトできる武器やアイテムがどんどん増えていき、できることが増えていくのも楽しいですね。
ユーザーインターフェースが悪い部分も
『Days Gone』はゾンビゲーとして十分良作の部類に入ると思うのですが、以下のようなの点で使いづらさが目立つ部分があります。
- ホイール選択式のアイテムスロットが使いづらい
- エイムがコントロールしづらい
- メニュー画面が見づらいetc...
僕はプレイしているうちに慣れてきましたが、ユーザーインターフェースの面では親切とは言えないゲームです。この点で、評価を下げる人もいるでしょう。
『Days Gone』含め、オープンワールドゲームは操作性がイマイチの作品が多いですね。
まとめ:ゾンビ×バイク×サバイバルの要素が好きなら絶対にハマる!
『Days Gone』はゾンビが襲いかかってくる恐怖、バイクを走らせる面白さ、サバイバルアクションとしての緊張感と、この手のオープンワールドゲームとしてはどの点も及第点を超えてきています。
操作性ではもう一歩のところもありますが、僕は十分楽しむことができました。気になる方はぜひプレイしてみてください。
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