僕は昔から宇宙人が登場するSF映画が大好きでした。
古くは「エイリアン」から始まり、小学生のころに観た「メン・イン・ブラック」や「インデペンデンス・デイ」、近年だと「第9地区」や「宇宙人ポール」なんかも楽しんで観た記憶があります。
それらを観てきた僕は「宇宙人ってタコみたいやらエビみたいやらいろんな見た目の奴がいて、友好的な奴もいれば、地球を侵略してくるおっかない奴もいるんだな。」などと漠然と考えていたものです。
そんな僕が先日「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」を鑑賞し、宇宙に対する興味が再燃したところでこんな本を読みました。
この「ますます眠れなくなる宇宙のはなし」という本は『「地球外生命(宇宙人)」は果たして存在するのかどうか』 をテーマに書かれた本です。
今回はそんな本を読み「宇宙人に対する認識」がすこし変わったというお話です。
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この宇宙に"宇宙人"はいるのか?
この本によると、人類は紀元前の時代から「宇宙人」の存在を信じていて、その存在を確認することやなんとかしてコンタクトを取ろうと必死になっていたようです。
しかし科学技術が発達した現代になっても、残念ながら人類は宇宙人に出会えていません。
ただこれまでの宇宙探査や惑星観測がなんの成果も無かったかというとそんなこともなく、 明確な地球外生命の存在は確認できていないものの、生命が生存し得る環境を持つ惑星などはいくつも見つかっているそうです。
惑星の位置には、「生命が誕生するのに適した環境を保持できる位置」として「ハビタブルゾーン」というものがあります。
たとえば僕たちのいる太陽系だと、地球とお隣の火星がハビタブルゾーン内に位置しています。
中心星(太陽)から近すぎると惑星の表面温度が高くなりすぎて、生命の誕生に必要な液体の水が蒸発してしまい、また遠すぎると表面温度が低すぎてこれもまた生命が誕生・生存できない環境となってしまいます。
太陽系外惑星も含め、この「ハビタブルゾーン」に惑星が位置しているかどうかというのが地球外生命の存在と深く関わっているようです。
中心星からほどよい位置に存在する惑星というのは多数見つかっているようなので、今後観測技術や探査技術の向上によって地球外生命が発見される可能性は大いにあります。
"宇宙人"はどんな姿なのか
「ますます眠れなくなる宇宙のはなし」を読んでいると、現代の科学技術で発見し得る地球外生命の存在というのは意外に地味なのかもしれないと感じました。僕が夢見ていたような"宇宙人の姿"は存在しないのかもしれないと。
地球は「奇跡の星」ともいわれるように、僕たち人類がここまでの知能と文明を手にしたというのは本当に奇跡的なものです。
宇宙には僕には想像も及ばない数の星が存在していて、今、この瞬間にも新しい星が誕生しています。しかし今の人類が存在を確認できる星たちは、その中のほんの一部にしかすぎません。
先ほどの話ででた「ハビタブルゾーン内に位置する惑星」というのはたくさん見つかっていますが、そのどれもが「たとえ生命が存在していたとしても、僕たちのような知的生命体ではなくもっと原始的な生き物だろう」と予想されています。
今後、技術の進歩により"地球外生命(宇宙人)の存在"が確認できたとしても、それはきっと僕の思い描いていた"宇宙人の姿"とはかけ離れたものだと思います。
ただ、地球外生命の観測、探査に懸ける人たちの話というのは大変面白いものでもありました。この「ますます眠れなくなる宇宙のはなし」に書かれている宇宙の話は、僕がぼんやりと想像していた空想ではなく、現実として今この世界に存在しているのだと。
『僕の思い描いていた"宇宙人"とは違うけれども、この世界にはずっとリアルな"宇宙人"がいるんだ。』
そんなことを考えさせてくれる素晴らしい本でした。
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