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【PS4】『グラビティデイズ2』の評価/レビュー!マップ、シナリオ、戦闘、すべてが前作以上の大ボリューム!

「E3 2013」での発表以来、何度かの発売延期を乗り越えてついに発売された『グラビティデイズ2(正式タイトル:『GRAVITY DAZE 2/重力的眩暈完結編:上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択』)』。

 

 

前作は2012年にVitaで発売され、その独自のコンセプトと世界観、上下感覚を失うような独特の操作性が話題となり、高い評価を得ました。

 

『グラビティデイズ2』はハードをPS4に移したことで、基本コンセプトはそのままに、マップ、シナリオ、戦闘、サイドミッションなどの全体ボリュームがアップ。さらにやり応えのあるゲームへと進化しています。 

 

僕も発売日に購入し、ガッツリ遊び倒して無事シナリオをクリア。

 

 

まだサイドミッションなどやり残していることはありますが、シナリオは終えたので評価&レビュー記事を書いておこうと思います。

 

前作ファンの方はすでに購入されているでしょうから、本記事は「1はやったことないけど、グラビティデイズ2気になるなぁ」といった方を意識して書いています。

 

そのため、前作プレイヤーからすると丁寧すぎる説明があるかもしれませんが、適当に読み飛ばしていただければ幸いです。

 

 

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『グラビティデイズ2』ってどんなゲーム?

 

「重力」を操り空を駆け抜ける、重力アクション箱庭ゲーム!

 

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本作の一番の特徴となるのが、「重力」を使った独特のアクション性です。 

 

主人公キトゥンは「重力使い」と呼ばれるキャラクターで、"あらゆる方向に"重力を発生させることができます。

 

横方向に重力を発生させれば横向きに落ち、空に向かって重力を発生させれば上向きに落ちる。 

 

文章では伝わりにくいと思うので、公式の紹介動画を貼っておきますね。

 


『GRAVITY DAZE 2』ゲーム内容紹介映像

 

この重量アクションが非常に面白い。「横に落ちる」という感覚は慣れるまで大変なんですが、ひとたび身体が慣れてしまうともう病みつきです。

 

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広大なフィールドを縦横無尽に駆け巡り、上下左右関係なくあらゆる場所を足場にして進んでいく感覚は他のゲームでは味わえません。

 

重力を使ったアクションがキモになっているので、全体のゲームスピードはめちゃくちゃ速いです。戦闘とかでたまに目が追い付かないときがあります・・・。 

 

"重力姫"キトゥンの物語が完結 

 

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物語の主人公となる少女キトゥン。褐色の肌に明るい髪がステキなキャラクターです。

 

前作、『GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において彼女の内宇宙に生じた摂動』でも主人公を務めたキャラクターで、「重力姫」とも呼ばれた彼女の物語が本作で完結します。

 

タイトルでは『1』『2』というくくりになっていますが、両作品の繋がりはどちらかという『前編』『後編』といった感じ。

 

もともと『1』だけではシナリオが完結しておらず、謎のままになっている設定も多々ありました。

 

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『グラビティデイズ』は骨太なシナリオも魅力なので、本作をフルに楽しみたい方はぜひ『1』からプレイしてみることをおすすめします。

 

「Vita持ってないよ~」という方はPS4版も発売されていますので、そちらをプレイしてみてください。

 

 

とはいうものの、実は僕も『1』は最後までクリアしていませんでした・・・。

 

『1』のシナリオに関してはWiki等で補完した部分もあるのですが、それでも『2』を十分に楽しむことができました。

 

『2』の本編中でもシナリオや登場人物に関して説明があるので、前作未プレイの方でもある程度は付いていけるはず。 ただ細かい部分ではわかりづらいところもあるので、その時はファンサイト等で情報を補完してみてください。

 

プレイした感想 

 

重力特性が変わる新要素「アトリビュートチューン」で移動や戦闘がさらにおもしろくなった! 

 

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システム面において本作からの一番の変化が、重力特性を変える「アトリビュートチューン」の登場でしょう。これがめちゃくちゃ面白い。

 

前作では「重力⇔無重力の切り替え」や「重力の方向を決める」といったアクションしかありませんでしたが、「アトリビュートチューン」は重力を軽くしたり、重くしたりすることで重力アクションの性質を変えることができます。 

 

登場する「アトリビュートチューン」は、重力を軽くすることで大ジャンプや高速移動が可能になる「ルーナチューン」と、重量を重くすることで敵を一気に粉砕できる「ユピトールチューン」の2種類。 

 

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これらの登場により、「空中に逃げるすばしっこい敵はルーナチューンで高速攻撃」「ワラワラと襲い来る敵はユピトールチューンでまとめて撃破」など、戦闘に幅がでました。 

 

『グラビティデイズ』は雰囲気ゲーだと思われがちですが、中身はかなり硬派なアクションゲームです。

 

前作では「回避」を重視する立ち回りが要求されましたが、「アトリビュートチューン」が登場したことによって、どんな状況でも積極的に攻めていけるバトルシステムに仕上がっています。

 

また、「アトリビュートチューン」は戦闘だけでなく移動の特性も変わるので、状況に応じて切り替えながら進んでいくのも楽しい。

 

基本システムは前作でかなり完成されていましたが、重力特性を変える「アトリビュートチューン」によって、さらに奥深い重力アクションが楽しめるようになりました。

 

サイドミッション、タリスマン採掘、ダスティトークン集めなど、シナリオ以外のやり込み要素がたっぷり!

 

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『グラビティデイズ2』はとにかく"やり込み要素"が多い。

 

サイドミッション、ダスティトークン、マンホール探し、タリスマン採掘、コスチューム開放、人物スナップ、家具集め、トレジャーハントetc...。そりゃもう挙げればキリがないほどです。

 

僕は今回メインストーリー中心に進めていったので20時間くらいでクリアできましたが、横道に逸れていったらたぶん100時間近くかかったんじゃないかな・・・。

 

特にサイドミッションはただの「お使いゲー」ではなく、それぞれにストーリーがあり、登場人物の意外な一面が見えたりしてボリュームもタップリ。たぶんメインストーリー以上のテキスト量があります。

 

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『グラビティデイズ2』には主人公を強化する装備アイテム「タリスマン」があるのですが、それを採掘するモードもやり込めば果てしない。

 

「タリスマン」は掘り出すだけでなく「合成」や「形状変化」もできるので、非常に奥深いシステムになっています。最高品質の「タリスマン」を作るために地下に潜り続ける堀り師もいるはず。

 

すべてのやり込み要素を説明すると長くなってしまうので割愛させていただきますが、とにかく「本編よりも横道のボリュームがすごいよ!」とだけ言わせてください。

 

オンラインプレイヤーとの"ゆるい繋がり"がいい感じ

 

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『グラビティデイズ2』をプレイしてて、僕がけっこう嬉しかったのは「他プレイヤーとのゆるい繋がり感」です。

 

他プレイヤーが撮った写真をヒントに宝箱を探す「トレジャーハント」や、オンラインにアップしたゴーストと競う「タイムアタック」などなど。

 

ほかのプレイヤーと直接勝負したり協力したりするわけではないけど、ゆるく繋がっている。

 

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最近のゲームってオンライン要素のあるものが多いんですが、「オンラインバトル」とか「マルチプレイ(協力)」といった、他プレイヤーと直接なにかをするものばっかりなんですよね。

 

その点、『グラビティデイズ2』はその繋がりがゆるい。あまりギスギスしないので、のんびり楽しめるのが大変よいです。

 

自分が撮った風景の写真をアップして、それを誰かに評価してもらうとアイテムがもらえたりもするので、気軽な気持ちでオンラインを楽しめちゃう。

 

こういうゆるい感じの楽しみ方が用意されているのが、本作のいいところだと思います。

 

正直3D酔いが激しい!酔いやすい方は注意

 

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シナリオ、ゲームシステム、バトル、やり込み要素と基本的には大大大満足な『グラビティデイズ2』ですが、唯一難点を挙げるとすれば「3D酔いが激しい」ことでしょうか。

 

ゲームコンセプト上仕方のないことですが、このゲームとにかく画面がよく動きます。それも上下左右どころではなく、前後や画面の傾きも目まぐるしく変化するので、乗り物酔いしやすい人にはかなりキツいかと。

 

僕も最初はけっこう酔ってしまい、休憩しながらプレイを続けていました。ボタン一つで「あらゆる方向に落ちる」って感覚が、慣れるまで大変なのです。

 

またPS4のモーションセンサーにも対応しているので、コントローラーの傾きで画面を動かすことも可能なんですが、さすがにこの機能は切りました。モーションセンサーをONにしてプレイすると、もう画面が静止することがないです・・・。

 

本作は街並みや背景などのグラフィックスも大変出来が良いので、それが3D酔いに拍車をかけている。

 

この点だけは注意が必要です。

 

まとめ

 

いやぁ、『グラビティデイズ2』。めっちゃ面白かった。

 

アクションゲームにおいて重要な「キャラクターを動かす楽しさ」に関しては、もう圧倒的に最高傑作だと思います。

 

シリーズものなので『1』をプレイした方が当然楽しめますが、『2』から遊んでもそれほど問題なくシナリオに入り込めるかなとも。

 

ぜひぜひ、遊んでみてください。

 

 

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