アンチャーテッド届いたからやる pic.twitter.com/njlMgoykIx
— 一条 蓮 (@ren_ichijoh) 2017年10月1日
圧倒的なスケールで描かれるトレジャーハンターの冒険が楽しめる『アンチャーテッド』シリーズ。
昨年発売された『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』をもって、シリーズ第一作目から主人公だったネイサン・ドレイク(ネイト)の物語が結末を迎えましたが、ここにきて最新作が発売されました。
それが『アンチャーテッド 古代神の秘宝』です。
本作の主人公は、かつてネイトのパートナーとして登場したクロエ。しかもその相棒は、『海賊王と最後の秘宝』では敵として描かれていた傭兵組織のボス、ナディーンです。
シリーズファンからすれば、この配役には「え、どういうこと?なにが起きたらそうなるの?」と気になるところでしょう。
今回は『アンチャーテッド 古代神の秘宝』のプレイレビューをお伝えいたします。
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『アンチャーテッド 古代神の秘宝』ってどんなゲーム?
シリーズ初の女性主人公!『海賊王』の後日譚を描く
『アンチャーテッド 古代神の秘宝』は2017年9月14日に発売されたアクションアドベンチャーゲームです。
主人公は二作目『黄金刀と消えた船団』や三作目『砂漠に眠るアトランティス』で登場したクロエ・フレイザーです。
奔放でどこかつかみどころのない性格のクロエは、ネイトとはまた違った魅力を持っています。
さらにそのパートナーを務めるのは、ネイトたちの前に敵として幾度となく立ちはだかった傭兵組織の女ボス、ナディーン。
本作の時系列は『海賊王と最後の秘宝』の直後にあたり、傭兵組織を追われたナディーンが、金でクロエに雇われているという関係です。
それゆえ物語序盤はお互いどこか冷めた関係で、"利用しあっている"という感満載のやり取りが随所に見られます。
インド国内に隠されているというホイサラ朝の秘宝「ガネーシャの牙」を求めて、内戦地、密林、古代遺跡といったロケーションを舞台に冒険を繰り広げます。
壮大な景色と大迫力のアクションが魅力!
『アンチャーテッド』シリーズといえば、"プレイできる映画"とも評されるそのダイナミックな映像美が特徴ですが、本作でもそれは健在です。
ジャングルの奥深くを舞台にした冒険は、どこを見渡しても壮大な景色が広がり、思わず息をのんでしまうほど。
生い茂る木々や遺跡の壁面の質感など、どれも緻密に描かれています。
前作『海賊王と最後の秘宝』でも好評を博したロープを使ったワイヤーアクションや、登山道具のハーケンを岩肌に突き刺して登るアクションは本作でも受け継がれています。
大迫力のアクションを直感的な操作でだれでもカンタンに味わえるので、『アンチャーテッド』シリーズを遊んだことがない人や、アクションが苦手という人でもすぐに楽しめるはず。
プレイしてみた感想
動かしていてとにかく気持ちいい!操作性のよさが"プレイできる映画"の面白さを支持している
『アンチャーテッド』は操作性の良さが特徴のゲームだと思います。岩肌を登ったり、斜面を滑り降りたりと、キャラを動かすのがとにかく気持ちいい。
本シリーズを未プレイの方だと、"プレイできる映画"と聞くと「全然キャラを動かせないムービーゲーなんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、本作はまったく違います。
ド迫力のムービーからアクションへとシームレスにつながる演出は、ゲームのテンポを一切損ないません。
よくあるQTE(ムービー中にボタンを押してアクションを起こす)とは全然違うので、あの手のゲームにうんざりしているユーザーにこそ遊んでいただきたい。
断崖絶壁への大ジャンプ、銃弾が飛び交うなかを疾走、崩れていく足場を乗り越えていくアクションなど、そのどれもが緊張感と爽快感をもたらしてくれます。
「動かしていて気持ちいい」というのはアクションゲームにおいて非常に重要な要素だと思いますが、本作ではそれがきちんと実現できている。
『アンチャーテッド』はプレイムービーを見るよりも、実際に遊んでみないのと魅力がわかりづらいタイプのゲームなのかなと。
映像美、サウンドの迫力、ボタンレスポンスの良さ、コントローラーが振動するタイミングといった要素がうまく嚙み合わさり、この気持ちよさを生み出しています。
シリーズ未プレイの方は、ぜひ遊んでいただきたい一本です。
収集要素を抜きにすれば、クリアまで10時間弱で終わるので、最初の一本としてはちょうど良いかと。非常に濃密な内容になっているため、たった10時間でも満足度はとても高いです。
敵との闘いではステルスプレイ/ランボープレイのどちらもできる!
主人公のクロエはトレジャーハンターなので戦闘は専門外のはずですが、これがまた滅茶苦茶強い。格闘術はもちろん、あらゆる銃の扱いにも慣れています。
本作は敵に見つからないように始末していくステルスプレイと、銃火器を振り回して敵を一掃するランボープレイのどちらでも攻略可能。
ショットガン、アサルトライフル、グレネードランチャーといったランボープレイにぴったりの武器も多数登場するので、個人的には銃をもって暴れるほうが楽しい。
「〇ボタンで遮蔽物に隠れる→L2で頭だけだして銃を構える」といった操作ができ、銃撃戦の緊張感もばっちり味わえます。
こういうアドベンチャー重視のゲームだと銃撃戦のクオリティが低かったりするのですが、本作はそこも面白いのが素晴らしいですね。
クロエ×ナディーンの関係性にニヤニヤする
本作の新コンビであるクロエとナディーン。この二人の関係性がたまりません。
亡き父親が探し求めていた"ガネーシャの牙"を追うクロエ、自身がボスであった傭兵組織を取り戻すために資金を集めているナディーン。
互いが互いを利用しあっている関係なので、最初のうちは警戒心バリバリ。
それがだんだんと冒険を進めるうちにお互いの過去や状況を理解しあい、プロ意識を超えた友情が芽生えていく。
こういう関係性はこれまでのシリーズではなかったので、すごく新鮮に感じました。ネイト×サリーは最初から固い師弟関係が結ばれてましたからね。
道中、車を運転しているときにクロエとナディーンが雑談や軽口をたたいたりするのもいい。
聞いているだけで思わずニヤニヤしちゃいました。
映像とサウンドの迫力は圧巻!プレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセットで遊ぶとさらに大迫力
圧倒的な映像美とサウンドの迫力は相変わらず素晴らしい。前作『海賊王と最後の秘宝』で完成された感のあるクオリティをしっかりと引き継いでいます。
土ぼこりが舞う遺跡の中では、思わず僕も顔をしかめてしまったり、鮮やかな色彩のフラミンゴがいる水場では、クロエと一緒に感動したり。
映像に"わざとらしさ"がないのがいいですね。無理のない没入感を生んでくれる。
サウンドも大迫力です。
僕はプレミアムワイヤレスサラウンドヘッドセットを使っていたのですが、これで遊ぶとさらにいい。
ヘッドセットの設定に、公式が出しているプリセットの『海賊王と最後の秘宝』用のサウンド設定があったので、それでプレイしていました。
自由度はそれほど高くないので、何十時間もやり込めるゲームではない
本作はもともと『海賊王と最後の秘宝』の追加DLCとして発売される予定だったこともあり、全体のボリュームはそれほど多くありません。
基本的には一本道ですし、サイドクエスト的なものなし。
「宝物集め」や「写真撮影」といったコレクション要素はありますが、それも本気になって集めれば数時間で終わるかと思います。
本編のボリュームは多くありませんが、ストーリー自体が濃密で本当によくできているので、「これで終わり?」というあっさり感はないと思います。
また、『海賊王と最後の秘宝』でも好評だったオンライン対戦モードも遊べるので、そちらのほうは何十時間でもプレイできるでしょう。
まとめ|追加DLCで発売する予定だったとは思えないほどの高クオリティゲーム
前作『海賊王と最後の秘宝』をプレイした方は、間違いなく満足できる内容だと思います。
また、「過去作をプレイしたことがなく、本作から新たに始める」という人にもちょうどいいのかな?と思ったり。
登場人物の関係性はわかりづらいところもあるかと思いますが、全体が10時間程度でクリアできるので、『アンチャーテッド』の面白さを知る最初の一本としてはおすすめ。
「前作からプレイしたい!」という人は『海賊王と最後の秘宝』を、「一作目から遊んでみたい!」という人は1~3がセットになった『アンチャーテッド コレクション』からプレイしてみてくださいね。
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