フィリップスの電動歯ブラシを使い始めてから、かれこれ8年ほど経ちます。
これまでずっと、5年前に購入した『フィリップス ソニッケアー ダイヤモンドクリーン』を使っていました。
替えブラシを交換しながら使い続けていたのですが、「そろそろ新しいのに買い替えたいなぁ…」なんて思っていたところ、ありがたいことに新商品のサンプルをいただく機会に恵まれました。
今回サンプルをいただいたのは、『フィリップス ソニッケアー ダイヤモンドクリーン スマート』という製品。
1週間ほど使用してみたので、使い勝手やこれまで使っていた『ダイヤモンドクリーン』との違いなどについてご紹介したいと思います。
- スマホと連動!『フィリップス ソニッケアー ダイヤモンドクリーン スマート』
- 『フィリップス ソニッケアー ダイヤモンドクリーン スマート』の良い点
- 『フィリップス ソニッケアー ダイヤモンドクリーン スマート』のイマイチな点
- まとめ:最高のブラッシング性能と使いやすさを備えたソニッケアー!
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スマホと連動!『フィリップス ソニッケアー ダイヤモンドクリーン スマート』
まずは『ダイヤモンドクリーン スマート』の内容物から確認していきましょう。
内容物は以下の通りです。
- ハンドル(電動歯ブラシ本体)
- ブラシヘッド4種類
- 充電器用グラス
- USB充電トラベルケース
- ブラシヘッドホルダー
『ダイヤモンドクリーン スマート』には型番違いでいくつかのモデルがあり、それぞれカラーやセット内容が若干異なるようです。
僕が今回いただいたのは「HX9954/55」という製品で、カラーは「ルナ―ブルー」、付属品もフルで揃っているモデルになります。
ハンドル本体はシックなデザインで高級感があります。
清潔感があるホワイトも好きでしたが、使っているうちにどうしても汚れが目立ってくるので、暗い色のほうがいいかも。
ハンドルにはボタンが2つ。上についているのが電源ボタンで、下にはモード・強さを切り替えられるボタンがついています。
ボタンのあいだに表示されているのは、3段階の強さ表示。
待機状態のときにモード・強さボタンを押すと、ブラッシングモードが切り替わります。
ブラッシングモードは全部で5種類。ブラシヘッドや目的に応じてモードを切り替えて使います。
- クリーンモード(基本)
- ホワイトプラスモード(ステイン落とし)
- ガムヘルスモード(歯磨き+歯茎ケア)
- ディープクリーンプラスモード(歯垢除去)
- 舌磨きモード (舌の手入れ)
以前使っていたソニッケアーには舌磨きモードが付いていなかったので、この機能が追加されたのは嬉しいポイント。
付属のブラシヘッドは4種類。 それぞれブラシの形状や硬さが異なります。
- プレミアムクリーンブラシヘッド
- プレミアムガムケアブラシヘッド
- プレミアムホワイトブラシヘッド
- 舌磨きブラシヘッド
充電器はソニッケアーおなじみのグラス型。ハンドル本体をポンッと入れておくだけで、無接点充電ができます。
グラス部分は取り外し可能なので、汚れたら掃除もカンタン。
旅行や宿泊時に活躍するトラベルケースも付属しています。中にはハンドル本体と、ブラシヘッド2つが収納可能。
ハンドルやブラシヘッドはカチッとハマる構造になっているので、中でガタガタすることはありません。
トラベルケースの背面にはUSBケーブルがついていて、パソコンやモバイルバッテリーのUSBポートに差し込めば、そのまま充電することもできます。
ソニッケアーは電池持ちも優秀で、通常利用なら約2週間ほど持ちます(※)が、旅行中に電池が切れそうになってもすぐに充電できるのは嬉しいですね。
※1日2回、2分間使用した場合
『ダイヤモンドクリーン スマート』一番の特徴でもある、スマホアプリとの連動機能。
iOS、Android対応の「Philips Sonicareアプリ」と連動させることで、磨き残しはないか、ブラシを強く当てすぎていないかなどをスマホ上でチェックすることができます。
アプリの詳しい感想については後述しますが、これが超ハイテクな機能で、使ってみると驚きの連続でした。
次の項からは、『ダイヤモンドクリーン スマート』を使ってみて感じた良い点、イマイチ使いづらいと感じた点について解説していきます。
『フィリップス ソニッケアー ダイヤモンドクリーン スマート』の良い点
ブラッシング性能はやはり高い!
以前使っていた『ダイヤモンドクリーン』でも感じていましたが、やっぱりソニッケアーのブラッシング性能は素晴らしいと思います。
歯磨きが終わったあと、歯の表面を指でこすってみると本当にツルッツルになるんです。これを体験しちゃうと手磨きには戻れません。
手磨きよりも効率よく磨けるので、短時間のブラッシングでも効果が出るのが嬉しいですね。
替えブラシやモードがいろいろとついていますが、僕は基本の「プレミアムクリーンブラシヘッド」を使って、「クリーンモード」で磨くことがほとんどです。
そのあとに、舌磨きブラシに替えて舌のケアをします。
普通の歯ブラシで舌を磨いている人も多いかもしれませんが、舌は繊細で傷つきやすいので、舌磨きをする際は専用のブラシを使うのがおすすめ。
『ダイヤモンドクリーン スマート』には舌磨きブラシだけでなく、優しく磨き上げてくれる舌磨きモードも付いているので、舌苔や口臭が気になる方も安心してケアできます。
モードやブラシがいろいろと付いていますが、日常の歯磨きなら「クリーンモード」と「舌磨きモード」だけで十分だと思います。
ブラシヘッドの自動認識機能がすごい!
『ダイヤモンドクリーン スマート』を使って何より驚いたのが、ブラシヘッドの自動認識機能です。
プレミアムシリーズのブラシヘッドには特殊なマイクロチップが内蔵されていて、ブラシを付け替えただけで、そのブラシに最適なモードや強さに自動で切り替えてくれます。
たとえば、プレミアムクリーンブラシヘッドから舌磨きブラシに付け替えたら、自動で「舌磨きモード」と「弱」に切り替わってくれるんです。これが本当にすごい。
もちろん、プレミアムクリーンブラシヘッドに戻すと「クリーンモード」と「強」に自動で切り替わります。
僕はクリーンブラシと舌磨きブラシをいつも付け替えているので、勝手にモードが切り替わってくれるのは本当にラクチンですね。
また、モード切り替えだけでなく、ブラシヘッドの交換時期が来たらランプで知らせてくれるお知らせ機能もついています。
ブラシヘッドの交換時期はつい見逃しがちなので、お知らせランプがついているのはありがたい。
電動歯ブラシひとつでここまでハイテクな機能がついていると、使っていてもテンションが上がります。
充電、ビープ音など使いやすさはバツグン!
電動歯ブラシは毎日使うモノなので、使いやすさが重要です。充電するのが面倒だったり、ブラシの付け替えがしづらかったりすると、毎日使うのは億劫になってしまいます。
『ダイヤモンドクリーン スマート』は使いやすさもバツグンです。
磨き終わったら充電グラスに置くだけで充電可能。いちいちプラグを差す必要もないため、充電を忘れることもありません。
「クリーンモードは2分」「ホワイトプラスは2分40秒」などブラッシング時間が設定されていて、時間が過ぎると自動で電源が切れるのもいい。
20秒ごとに「ブー」というビープ音が鳴り、ブラッシングするゾーンを教えてくれるのも素晴らしいです。
上右奥歯、上前歯、上左奥歯、下右奥歯、下前歯、下左奥歯と歯を6つのゾーンに分け、それぞれ20秒ずつブラッシングすればちょうど2分間で磨き終わります。
「最低2分間は歯磨きするといい」なんて言われていますが、毎回いちいち時間を計測するのは面倒ですよね?ソニッケアーなら自動で2分間をお知らせしてくれます。
毎日使う製品として、ここまでストレスなく使えるのは最高ですね。
「Philips Sonicareアプリ」との連動はおもしろい!
『ダイヤモンドクリーン スマート』の目玉機能である、「Philips Sonicareアプリ」との連動。これもなかなか面白いです。
「Philips Sonicareアプリ」はBluetoothによってスマホと電動歯ブラシを連携させ、ブラッシングの記録を取ることができる機能。
磨き残しや押し付けすぎ、動かしすぎがあるとリアルタイムで画面に表示されます。
歯ブラシの角度をかなり精緻に測定しているらしく、「歯の表側に当てているか、裏側に当てているか」などもリアルタイムで表示されるのがすごい。
僕はソニッケアーを使い始めてから8年経つので、それなりに上手く磨けているつもりでしたが、実際にアプリを使って測定してみると、思いのほか磨き残しが多いことに気づきました。
また、「右下奥歯がいつも磨けていない」「前歯の裏側のブラッシングが足りない」など、自分の歯磨きのクセも分かるので、ブラッシング矯正にもいいですね。
『フィリップス ソニッケアー ダイヤモンドクリーン スマート』のイマイチな点
本体&ブラシの価格が高い
他の方のレビューでも言われていますが、『ダイヤモンドクリーン スマート』はフラッグシップモデルなだけあって、同じソニッケアー製品のなかでも群を抜いて価格が高いです。
通常の『ダイヤモンドクリーン』が1万6千円くらいで買えることを考えると、実売価格が4万円近い『ダイヤモンドクリーン スマート』は2倍以上の値段。
また、本体だけでなくブラシヘッドも高いです。
「プレミアム~」シリーズのブラシヘッドは、先にも述べた自動認識機能がついているため、その分通常の替えブラシよりも2~3割程度価格が高くなっています。
非常に便利な機能なのですが、ランニングコストがかかりやすいのは難点。
ただし、本体は一度購入すれば数年は使えます。
実際に、僕もこれまで使っていた『ダイヤモンドクリーン』は5年前に購入したものです。その間は替えブラシを交換したくらいで、本体に故障はありませんでした。
『ダイヤモンドクリーン スマート』はとにかく最高の性能で、磨き終えたときのツルツル感はたまらないものがあります。
約4万円の商品を、3年間使えば1ヶ月あたり1,000円ちょっとです。
毎日使うモノ、しかも何年も使えるモノと考えれば、それほど高い買い物ではないかもしれません。
ちなみに、ソニッケアーのブラシヘッドはどのモデルでも共通です。
「モードの自動切り替えはいらない」といった方であれば、自動認識機能に対応していない安価な替えブラシを使ってもいいでしょう。
「Philips Sonicareアプリ」は毎日使うには面倒臭い…
アプリでブラッシング状況を計測できる機能ですが、毎日使うにはちょっと面倒臭いですね。
特に忙しい朝に、ゆっくりとスマホを見ながら歯磨きというのは難しい(夜は夜で疲れてるし…)。
僕は休みの日だけ「Philips Sonicareアプリ」を使って、正しくブラッシングできているかチェックするようにしています。
本来は毎日チェックするのがいいのでしょうが、面倒臭いという人は余裕のある日だけでも十分効果はあると思います。
まとめ:最高のブラッシング性能と使いやすさを備えたソニッケアー!
『フィリップス ソニッケアー ダイヤモンドクリーン スマート』は、これまで使っていたソニッケアーとは一線を画す性能を持った電動歯ブラシです。
磨き終わったときのツルツル感、ブラシの自動認識機能、充電の容易さ…どれを取っても素晴らしい性能で、大満足です。
価格は高いものの、毎日使う製品と考えれば、思い切って購入しちゃうのは全然アリだと思います。
これまで手磨きだった人はもちろんのこと、同じソニッケアーを使っていた人も、その進化に驚くはずです。