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『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』のあらすじ&感想/レビュー【ネタバレ】

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(引用元:http://adhd-misoji.hateblo.jp/ 

 

大人気アクション映画『ボーン・アイデンティティー』で有名な「マット・デイモン」が主演を務める『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』を鑑賞。

 

 

泣ける映画だと聞き、評判も良いようだったので期待度高めで臨んだのですが、その期待をさらに上回る良作でした。

 

今回は、その『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』がどんな映画なのか、そしてその感想を書きます。

 

 

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『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』とは

 

主演のマット・デイモンが脚本執筆

 

1997年に公開されたアメリカ映画。日本では松竹が配給会社となっています。

 

主演は当時まだ無名だったマット・デイモンが務めていますが、彼は主演だけでなく、本映画の脚本執筆もおこなっています。

 

マット・デイモンが大学在学中のころに、シナリオ制作の授業のために書き上げた40ページほどの戯曲を、親友であるベン・アフレックと共同で映画化に向けて脚本化したのがきっかけ。

 

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このベン・アフレックは、映画内でも主人公の親友役として出演しています。近年では『バットマンVSスーパーマン/ジャスティスの誕生』のバットマン役でも活躍。

 

主演&脚本というのも驚きですが、もっと驚いたことはマット・デイモンが在学していた大学というのがハーバード大学だったらしいのです。僕はこの映画がきっかけでそれを知りました。

 

勉強もできて脚本執筆もこなし、しかも俳優として名を上げるんですからマット・デイモンは本当にとんでもない才能を持った男だと思います。

 

才能をもって生まれた若者と妻を亡くした心理学者のお話

 

以下wikipediaより引用。 

 

フィールズ賞受賞者でマサチューセッツ工科大学数学科教授のジェラルド・ランボーは、数学科の学生たちに代数的グラフ理論の難問を出す。世界屈指の名門大学生たちが悪戦苦闘する中、いとも簡単に回答を出す者が現れた。その人物は学生ではなく、アルバイト清掃員のウィル・ハンティングであった。

ランボーはウィルの非凡な才能に眼をつけ彼の才能を開花させようとするが、ウィルはケンカをしては鑑別所入りを繰り返す素行の悪い青年だった。ランボーはウィルを更生させるため様々な心理学者にウィルを診てもらうが、皆ウィルにいいようにあしらわれサジを投げ出す始末。ウィルは幼い頃に養父から受けた虐待がトラウマになっていた。

最後の手段として、ランボーは学生時代の同級生でバンカーヒル・コミュニティ・カレッジで心理学を教えるショーン・マグワイアを紹介する。ショーンとランボーは不仲であったが、ウィルの更生のため協力することになる。

当初、ウィルはショーンをからかっていた。またショーンは、妻を亡くして失意の中にある中年大学教師であった。心を開かないウィルと妻を亡くしたショーンは、互いに深い心の傷を負っていることを知り、次第に打ち解けていく。

ランボーの苦悩、ショーンの孤独、ウィルとハーバード大学の女学生スカイラーとの恋などを通して、ウィルが徐々に成長していく姿を描いた。

 

マット・デイモン演じる主人公ウィルは、天才的な才能をもって生まれた若者なのですが、孤児として育ちました。

 

幼いころ、養父から受けた虐待がきっかけで他者に心を開くことができず、その才能を活かす場も作れぬまま育ってしまいます。

 

そんなあるとき、妻をガンで亡くした心理学者ショーンと出会い、彼の生き方や考え方に触れることで徐々に心を通わせ、成長していくヒューマンドラマです。

 

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感想 

 

誰しもが"誰か"に共感できる映画 

 

まずこの映画の一番いいところとして「誰が観ても、登場人物の誰かには必ず共感できるのではないか」というところです。 

 

本作の登場人物は、みんな"何かしらの苦悩"を抱えています。 

 

主人公は天才的な頭脳を持っているけど幼いころのトラウマが原因で人とうまく付き合えないし、不良仲間であり親友のチャッキーは主人公の才能を羨み、それを活かさないでいることに対して苛立ちをおぼています。恋人のスカイラーはハーバード大に通っていてお金も学歴もあるけど、両親がいません。心理学者のショーンは妻を亡くして悲しみを抱えていますし、数学教授のランボーは主人公の非凡な能力に嫉妬しています。

 

登場人物の中で完璧に、順風満帆に人生を過ごしている人物がいないのです。

 

それが、観ている側の感情移入をうながします。たぶん誰もが、「あ、この人俺だ」っていう気持ちになると思うのです。

 

僕も実際、登場人物の誰かにひどく感情移入してしまいました。誰とは言いませんが。

 

主人公の才能が発揮されるシーンでスカッとする

 

物語の冒頭、主人公がハーバード大の床清掃のアルバイトをしているシーンで廊下の黒板に貼りだされた数学の超難問をいともたやすく解いてしまったり、バーで知識をひけらかす男をさらに圧倒的な知識量で打ち負かしたり。

 

作中ではそういった主人公の非凡さを描くシーンが多数登場するのですが、そのたびに観ていてスカッとするのです。

 

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僕はもともと、主人公の能力が圧倒的に高い、いわゆる「俺ツエー!」的な作品が好きです。  

 

そんな僕には、この映画で出てくる「主人公が凡人を圧倒するシーン」というのはワクワクしてしまいます。 

 

映画のテーマは「愛」

 

「この映画を一言で表すなら?」と問われたら、僕は「愛」と答えるでしょう。

 

幼いころに親からの愛情を注がれなかった故に心を閉ざしてしまった主人公ウィル。最愛の妻を亡くして苦悩しながらも前に進もうとしている心理学者ショーン。

 

しかしそんな二人が出会い、互いが互いの気持ちを垣間見ることで成長していく。

 

主人公ウィルも幼いころにもっと愛情を受けていれば、才能を活かした生き方ができたかもしれないし、心理学者ショーンは亡くなった妻を今でも愛しているがゆえに強く生きていける。

 

最終的には、主人公ウィルも恋人スカイラーとの恋愛を経て人生の道標を見つけます。

 

才能やらお金やら権威やら、いろんなものがキーワードとして物語中に散りばめられているのですが、「行きつくところ、もっとも大切なのは愛である」という話に集約されるのです。

 

愛というテーマはありきたりではあるのですが、やはり王道ゆえに強い。そう感じさせてくれる作品でした。

 

まとめ

 

『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』は、総括すると本当にいい映画だったと思います。ヒューマンドラマって途中で退屈してしまうことも多々あるのですが、本作は最初から最後までテンションを保って観ることができました。

 

人は誰しも、何かしらの悩みを抱えて生きています。時にはその悩みに押しつぶされそうになり、どうしたらいいか分からなくなることもあると思います。

 

人生の筋道が見えず、途方に暮れてしまったとき、この映画を観るとすこしは光明が見えてくるかもしれません。

 

 

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