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『スプラトゥーン2』の評価/レビュー!前作から正統進化した良作対戦ゲーム!

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ガチで塗りあうときが来た! 

 

ついに発売された『スプラトゥーン2』前作から2年の月日が経ち、"待ちに待った"という思いです。

 

 

僕は前作もプレイ済みでかなりやり込んでいたので、『2』の発売は本当に嬉しい。当然発売日に購入し、連日連夜"イカ三昧"な生活に明け暮れております。

 

一通りプレイし、ゲーム内容もかなり分かってきたので、ここでレビュー記事を書きたいと思います。

 

前作でドハマりしたプレイヤーはすでに『2』の方も購入していると思うので、この記事では「前作は買ってないけど、『2』から始めても大丈夫?」という方に向けてお話しできたらなと。

 

それではいってみましょー!

 

 

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『スプラトゥーン2』ってどんなゲーム?

 

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本作は2017年7月21日にNintendo Switch専用ソフトとして発売された、TPS視点(※)の対戦アクションゲーム。

 

※TPS・・・「Third-Person Shooter」の略。三人称視点でキャラを操作する、3Dアクションシューティングゲームのこと。

 

前作『スプラトゥーン』は2015年にWii U専用ソフトとして発売され、その独自のゲームシステムやシンプルで誰でも楽しめるアクション性が話題となり、全世界で480万本以上を売り上げた異例のヒット作となりました。

 

主人公はイカからヒト、ヒトからイカに変身できる「インクリング」というキャラで、さまざまな「ブキ」を用いてインクを塗り合い戦います。

 

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『スプラトゥーン』をやったことがない人でも、CMや動画を見て「イカがインクを塗り合って戦うゲームね」と何となくのゲーム性については理解されていることでしょう。 

 

基本となるバトルルールは、インクを塗って陣地の広さを競う「ナワバリバトル」、特定のエリアを確保し守りきる「ガチエリア」、ステージ内にあるヤグラに乗って敵陣を目指す「ガチヤグラ」、金のシャチホコを敵陣まで持っていく「ガチホコ」の4種類。

 

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「ガチ~」のバトルルールは勝敗によってウデマエ(レートのようなもの)が変化していく「ガチマッチ」というモードで遊べます。

 

オンライン対人戦以外にも、タコ軍団と戦いステージクリアを目指す一人用モードの「ヒーローモード」、みんなで協力して"イクラ狩り"のバイトをするオンライン協力プレイの「サーモンラン」などのモードも用意されています。

 

『スプラトゥーン2』を遊んでみた感想 

 

前作の面白さはそのままに、新要素と不満点改善で正統進化した作品!

 

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僕は前作からのプレイヤーですが、『スプラトゥーン2』は『1』から正統進化した良作だという印象を受けました。

 

基本となる「ナワバリバトル」は前作同様、敵を倒した数ではなく、"より多くの面積を塗った方が勝ち"というルールなので、「敵を倒すのは苦手・・・」という人でも塗りによってチームに貢献できるようになっています。

 

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レートもなく勝敗を気にする必要がないので、気軽に楽しめる対戦モードなのも嬉しいですね。

 

1戦あたりの対戦時間も3分程度なので、ちょっとした空き時間に遊ぶこともできちゃいます。 

 

プレイヤー人口も多く、マッチングも待たされないのが素晴らしい。「ナワバリバトル」に入ると10秒も待たされることなくマッチングし、30秒程度で試合開始となります。

 

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全8種類のバトルステージのうち6種類が新ステージとなっていて、中央の山なりとなった高台が激戦区となる「フジツボスポーツクラブ」や、床が回転し地形が変化していく「チョウザメ造船」など、前作以上に戦略性の高い立ち回りが要求されるステージが増えました。 

 

ステージ内ギミックも、インクを当てることで膨らんで足場となる「スポンジ」や、インクのチューブが出現してその中を自由に移動できる「インクレール」といった新たなものが追加され、より機動的・立体的に動けるようになっています。

 

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新ブキである「マニューバー」もかなり面白い仕上がりです。両手持ちの2丁拳銃で、射撃中にBボタンで地面を素早く転がる「スライド」が可能。

 

「スライド」後に射撃すると集弾性が上がり瞬間火力が増すので、敵を倒しやすくなるのも面白い。「シュバっと敵の攻撃を避けて即座に反撃!」みたいな、アクション映画さながらのムーブができちゃいます。

 

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必殺技にあたる「スペシャルウェポン」は本作から一新。インクを噴射して空を飛び、空中から攻撃できる「ジェットパック」や、敵をロックオンして自動追尾ミサイルを撃つ「マルチミサイル」、上空にインクの雨雲を作り出す「アメフラシ」など、どれも個性豊かで面白いものがそろっています。

 

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前作の「スペシャルウェポン」はかなり強力なものが多かったため"スペシャルウェポンを溜めるゲーム"みたいになっていたのですが、本作では一新されたことにより、全体的に"いい意味でマイルドな性能"に収まっていますね。

 

「敵を一掃して一発逆転ができる必殺技」というより、 「自分や味方が立ち回りやすくなるようになる技」という性能になっているので、理不尽なデスが減り、より立ち回り重視のゲームになりました。

 

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前作から続投しているブキの性能も若干変化しているので、ゲームバランスはなかなかに良好だと思います。極端な"死にブキ"はない印象。

 

いくつかの修正は欲しいとも感じますが、『スプラトゥーン2』ではアップデートによるブキやスペシャルウェポンの性能修正があるので、そちらに期待しましょう。

 

ウデマエ(レート)を競い合う「ガチマッチ」の仕様も変化しています。

 

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「ガチマッチ」は「ガチエリア」「ガチヤグラ」「ガチホコバトル」の3つのルールで対戦でき、それぞれのルールでウデマエを競い合います。

 

前作はどのルールでもウデマエが統一でしたが、本作はルールごとにウデマエが設定されているので、「自分はどのルールが得意・不得意なのか」が分かりやすくなりました。

 

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しかし発売直後から1~2週間のこの時期は、低レート帯でも上級者がウヨウヨしているので、これから買おうと思っている初心者の方はまず「ナワバリバトル」で腕を磨いてから「ガチマッチ」に参戦したほうがいいでしょう。

 

そして腕を磨くなら外せないのが、一人用モードの「ヒーローモード」。 

 

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「オクタリアン」と呼ばれるタコ軍団を相手に、さまざまなギミックが施されたステージを攻略していくオフライン専用のキャンペーンモードです。

 

「ヒーローモード」では射撃、ジャンプといった基本操作から、敵の倒し方、ブキの使い方など対人戦でも役に立つ知識が学べるので、本作から始める初心者プレイヤーには持ってこい。

 

ぜひオンライン対戦をする前に、一度はプレイしておいてほしいモードです。 

 

最大4人で協力プレイができる新モード「サーモンラン」が予想以上にハマる! 

 

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『スプラトゥーン2』の目玉ともいえる新要素が、最大4人でオンライン協力プレイができる「サーモンラン」というモード。

 

これまでの『スプラトゥーン』は対人戦しかなく、人と競い合うモードしかなかったので、"人と協力する"というモードが追加されたのは画期的です。

 

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「サーモンラン」はエリアに押し寄せる「シャケ」たちを撃退し、みんなで協力して「イクラ」を集めるというゲーム。

 

「『クマサン商会』という怪しげな店が斡旋するバイト」という設定で、集めたイクラの数に応じてさまざまな報酬がもらえるようになっています。

 

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 正直言うと、僕は発売前までこの「サーモンラン」の存在を舐めていました・・・。「協力プレイ?どうせ取って付けたような内容の薄いモードでしょ。」と。

 

しかし実際に「サーモンラン」を遊んでみると、その認識が完全に間違っていたことを思い知らされます。このモードは本当によくできていて、やり応えも十分ある。

 

「サーモンラン」は雑魚シャケ以外にもボスである「オオモノシャケ」が登場するのですが、こいつらがまたイヤらしい強さ。

 

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「オオモノシャケ」は全8種類存在し、それぞれに見た目や攻撃方法、弱点が異なるので、その種類に応じた立ち回りが要求されます。

 

たとえば「カタパッド」という敵はホバリングしながら近づいてきて、肩口にあるミサイル発射口が弱点だったり、「モグラ」は地面に潜って下から丸呑みしてくるので、その瞬間にボムを投げ込まなきゃいけなかったり・・・。

 

敵によって攻略法が異なるうえに複数体が同時に現れることもあり、そうなるともうてんやわんやです。

 

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「オオモノシャケ」はエリアのどこから出現するか分からず、狭いエリアを数の暴力で襲い掛かってくる。 

 

さらにバイトのキケン度によってランダムイベントが発生し、干潮/満潮の水位変化、霧が発生して視界不良、凶暴化したシャケが大量発生など、一筋縄ではいかない難易度になっています。

 

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「ナワバリバトル」や「ガチマッチ」などの対人戦とは違った立ち回りが要求されるので、腕に自信のあるプレイヤーでも苦戦すること必至。僕も高難易度バイトではかなり苦戦しています。

 

対CPUの協力プレイにありがちな「なんとなくの作業感」がなく、しっかりと考え、仲間と協力しながらのプレイが必要な「サーモンラン」は、『スプラトゥーン』の新たなスタンダードモードとなり得そうです。

 

バイトを頑張ったご褒美としてお金や装備、装備に特殊能力を付与できるギアパワーのかけらなどがもらえるので、そこで手に入れたアイテムを使ってまた「ナワバリバトル」に挑むことも。

 

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「サーモンランでバイト→報酬ゲット→報酬を使ってナワバリバトルやガチマッチで対戦→またサーモンランでバイト・・・」という心地よくゲームを続けられる循環が、自然と出来上がるのがいいですね。

 

任天堂スマホアプリ「Nintendo Switch Online」との連動で、ゲーム記録の確認やシェアがカンタンに!

 

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『スプラトゥーン2』の発売と同時にスタートした任天堂公式スマホアプリである、「Nintendo Switch Online」との連動も本作の魅力のひとつ。

 

「Nintendo Switch Online」はスイッチのさまざまなゲームと連動したサービスで、ゲーム内情報をスマホで確認できたり、フレンドをゲームに誘う、ボイスチャットで交流するといったコミュニケーションツールとしても使えるアプリです。 

 

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2018年から正式スタートを予定していて、それまでは無料で使えますが、正式スタート後は有料利用となります。 

 

2017年7月現在は『スプラトゥーン2』のみ連動していて、連動ソフトは今後追加予定です。

 

「Nintendo Switch Online」で出来ることをざっと挙げるとこんな感じ。

 

  • 自分のランク、ウデマ、塗った面積、直近50戦の戦績などの情報閲覧、SNSでのシェア
  • 現在のステージ情報、今後のステージ情報スケジュール確認
  • 「Nintendo Switch Online」限定装備の閲覧、購入
  • フレンドをゲームに誘う
  • フレンドとのボイスチャット機能

 

個人的には、直近の戦績がスマホで簡単に閲覧できるのは嬉しいですね。「最近調子よくて勝ちまくってるな!ツイッターで自慢しよ!」って時も、すぐにシェアできちゃうのもいい。

 

また、「Nintendo Switch Online」でしか買えない装備がスマホからすぐに注文できる(※)のも面白い。ネット通販感覚でポチっちゃいます。

 

※装備は『スプラトゥーン2』のゲーム内マネーで購入でき、課金要素ではないのでご安心を。

 

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まだ開始したばかりのサービスなので細かい使い勝手についてはまた改めて記事にしようかと思っていますが、ざっと触ってみた印象はいい感じです。 

 

家庭用ゲーム機×スマホの連動で、新たなゲームライフが確立されそう。 

 

まとめ 

 

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『スプラトゥーン2』を総評すると、「前作の良い点は残し、悪い点は改善した良作!スイッチを持っている人なら間違いなくおすすめできる!」といえるでしょう。

 

前作プレイヤーはもちろん、本作から初めてプレイする人にもおすすめできます。

 

対戦ゲームというと敷居が高そうですが、『スプラトゥーン2』は誰でも楽しめるような作りになっていると思います。

 

敵を倒すのは苦手でも塗りで貢献できる「ナワバリバトル」、腕に自信がある人たちがしのぎを削る「ガチマッチ」、協力プレイでワイワイ遊べる「サーモンラン」と遊び方の幅が広いので、自分に合った遊び方が必ずあるはず。 

 

しかし『スプラトゥーン』大好きな僕としては、初心者の方も実力をつけて「ガチマッチ」を楽しんでもらいたいなぁ、とも・・・。

 

どのモードも面白いのですが、すこしずつでも勝てるようになると「ガチマッチ」は本当にエキサイトして面白いです。

 

これから始めようと思っている方は、ぜひ「ヒーローモード」や「ナワバリバトル」で練習して、「ガチマッチ」を遊んでみてください。 

 

 

 

 

 

 

 

 

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