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【Vita】『ニューダンガンロンパV3』の評価/レビュー!"新章突入"でシリーズ初プレイでも楽しめる!

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ハイスピード推理アクションゲーム『ダンガンロンパ』シリーズの最新作、『ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期』が先日発売されました。

 

 

シリーズファンの僕はいち早くプレイするため、発売日当日に店頭に並び真っ先に購入。

 

 

本作はPS4版とVita版の2機種で発売されたのですが、ベッドでゴロ寝しながらプレイしたかったので今回はVita版を買ってみました。 

 

期待を裏切らないクオリティに寝る間も惜しんでプレイ。中盤くらいまでシナリオ進めたので、ここでレビュー記事を書いておきたいと思います。

 

ちなみに、「犯人やシナリオが分かってしまうようなネタバレはなし」で書いてあります。

 

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『ニューダンガンロンパV3』ってどんなゲーム? 

 

学級裁判で相手を論破!ハイスピード推理アクションゲーム!

 

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(出典:https://www.jp.playstation.com/

 

『ダンガンロンパ』シリーズのキモになっているのが、「学級裁判」というシステムです。

 

閉鎖空間で起きた殺人事件の犯人を突き止めるため「学級裁判」を開き、相手の矛盾や嘘を見抜いてそれを論破し、真実にたどり着いていくというもの。

 

普通のノベルゲームであれば「犯人を追い詰めるために推理の選択肢を選んでいく」というものが多いのですが、『ダンガンロンパ』はノンストップで進行する「学級裁判」のなかで相手を論破し、スピーディーに推理が展開されていくのが大きな特徴です。アクションゲームのテンポのよさとアドベンチャーゲームの緊迫感、その両方の"いいとこ取り"をしたゲームになっています。

 

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(出典:https://www.jp.playstation.com/

 

本作も過去作と同様に、各章ではキャラクターたちの日常生活を描く「(非)日常編」と、殺人事件が発生し現場の調査や生徒たちへの聞き込みをおこなう「非日常編」、そして集めた証拠をもとに犯人を突き止める「学級裁判」の3パートに分かれています。

   

PS4&Vitaでの発売になったことで、グラフィックやマップの作りこみがさらに進化。これまで以上にアドベンチャーパートの楽しみが増えているという印象です。

 

 過去作から舞台やキャラクターを一新し、新章突入!

 

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(出典:https://www.jp.playstation.com/

 

PSPで発売された『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』『スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』の過去2作品のナンバリングタイトルは世界観を共有するものでしたが、本作ではそれらの設定が一新され、まったく新しい舞台、キャラクターたちの物語になっています。

 

丁寧なチュートリアルも付いているので、「ダンガンロンパってやったことないんだよなぁ」という方であっても、シナリオやゲームシステムにつまづくことなく楽しめるはずです。

 

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(出典:https://www.jp.playstation.com/

 

舞台が一新したとはいえ、シリーズの象徴的キャラクターである「モノクマ」はしっかり(ちゃっかり?)登場。 

 

これまでは大山のぶ代さんが担当声優を務めていましたが、本作ではちびまる子ちゃんでおなじみのTARAKOさんが声を担当されています。

 

"CV変更"はシリーズファンから叩かれる恰好の的になりがちですが、新声優TARAKOさんのお芝居がこれまたイイ。今までのモノクマとはまた違った印象を与えてくれます。

 

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(出典:https://www.jp.playstation.com/

 

また、本作ではモノクマの5人の子どもたち「モノクマーズ」も新たに登場。担当声優は5人すべて山寺宏一さんです。さすが山ちゃん。性格も個性もてんでバラバラのモノクマーズたちを、いとも簡単に演じ分けちゃってます。

 

こいつらがモノクマに負けず劣らず厄介者で・・・。登場人物たちをいい感じにかき回してくれるのです。

 

「偽証」「パニック議論」「議論スクラム」「理論武装」新要素も盛りだくさん!

 

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(出典:https://www.jp.playstation.com/

 

本作の注目ポイントは、何と言っても「学級裁判」で追加された沢山の新要素たちです。

 

これまでの『ダンガンロンパ』は「嘘を見破り、真実を暴く」という基本スタンスがありましたが、なんと『ニューダンガンロンパV3』では"あえて嘘をつく"ことで議論を進める「偽証」というシステムが登場。

 

今までのシリーズを根底から覆すようなシステムですが、これにより「ノンストップ議論」の展開がさらに面白いものになっています。 

 

また、議論がヒートアップして複数人が勝手にしゃべり出してしまう「パニック議論」や、逆上して独自の理論で武装した相手を論破する「理論武装」、学級裁判で参加者の意見が真っ二つに分かれた時に発生する団体戦「議論スクラム」などの新要素も。 

 

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(出典:https://www.jp.playstation.com/

 

いずれも議論のスピード感やアクション性を高めてくれる新要素で、非常に面白いゲームシステムに仕上がっていると思います。

 

プレイした感想 

  

"最初からクライマックス"なシナリオに度肝を抜かれた!

 

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(出典:https://www.jp.playstation.com/

 

過去のシリーズもシナリオの完成度の高さは素晴らしかったのですが、『ニューダンガンロンパV3』はそれをさらに上回っています。 

 

何を話してもネタバレになってしまいそうなので上手く伝えられないのですが、「とにかくすごい」としか言いようがありません。

 

特に物語序盤のプロローグ~第一章にかけてのシナリオは、正直ぶったまげました。「うわぁ・・・こんな手を使ってくるのか」と。

 

うう、話せなくてもどかしい・・・。えらく抽象的な話になってしまいましたが、プレイヤーを物語に一気に引き込む魅力を『ニューダンガンロンパV3』のシナリオは持っていると思います。

 

うん、話せることがまったくない。ぜひプレイして確かめてみてください。

 

逆にいうと、「最初の学級裁判」までのシナリオで本作が"合うか合わないか"が分かると思います。

 

「うおおおおおお!おもしれえええええ!」っていう人と、「えぇ・・・こんなシナリオあり?」という人の二極化が進みそう。僕は前者でしたが。 

 

シリーズ未プレイの方にこそ遊んでもらいたい!

 

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(出典:https://www.jp.playstation.com/

 

『ダンガンロンパ』シリーズは人気作品なのでファンなら当然購入するでしょうし、僕も「ファンの方なら絶対に楽しめます!」とおすすめできる。

 

ただシリーズファンだけでなく、これまで『ダンガンロンパ』をプレイしたことがない新規参入の方にこそ、『ニューダンガンロンパV3』を遊んでいただきたいと思っています。

 

1→2は舞台や設定が共通していましたが、先にも述べたように本作ではそれらが一新されています。

 

そのため、『ニューダンガンロンパV3』からプレイしてもシナリオはちゃんと理解できる作りになっている。

 

ゲームシステムに関しても、過去2作品に比べて演出、スピード感、アクション性、バラエティなどすべての要素で進化しています。

 

『ダンガンロンパ』シリーズを始めるなら、本作がうってつけです。『ニューダンガンロンパV3』をプレイして、「面白い!」と感じたら過去作品をプレイしていただければいいと思います。 

 

Vita版はサウンド面に難あり?

 

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(出典:https://www.jp.playstation.com/

 

本作はPS4版とVita版の両機種で発売されています。シナリオ、ゲームシステムなどの内容は同じです。

 

僕は場所を選ばずにプレイしたかったのでVita版を購入したのですが、やはりサウンドやグラフィックはPS4版に比べると劣ります。

 

特にサウンド面はけっこう難があり、音質はもちろん、キャラやセリフによって音量バランスがずれてるところがあったりと残念。ゲーム内容が面白いだけに、こういったところで評価を落とすのは本当に惜しい。

 

もしかしたら今後アップデートで改善されるかもしれませんが、開発陣いわく「PS4の仕様を基本として制作しているので、Vita版は容量がパンパン」らしいです。改善は望み薄か・・・?

 

音質やグラフィックを求めるならPS4版の購入をおすすめします。

 

また、クロスセーブに対応してるので、両機種ともセーブデータを共有可能です。もし余裕があれば、「家ではハイクオリティのPS4版、外では便利なVita版」という具合に使い分けをしてもいいかもしれません。 

 

僕ももしかしたらPS4版を購入するかも。

 

まとめ 

 

サウンド面などいくつかの不満はあるものの、シナリオの出来、さらに進化したゲームシステムは非常に素晴らしい。純粋に「面白い!」と思ってプレイを続けられています。 

 

シリーズファンも未プレイの方も両方が楽しめる作品になっているので、PS4もしくはVitaをお持ちの方はぜひプレイしてみてください。 

 

 

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