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『ダイイングライト2 ステイ ヒューマン』評価・感想・レビュー!前作以上にパワーアップした一人称ゾンビアクション

パルクールによる爽快な移動、夜になると凶暴化した敵がワラワラと現れ、緊張感が増すシステム。

 

数多あるゾンビゲームの中でも、独自のシステムによって評価を得た『ダイイングライト』。その続編、『ダイイングライト2 ステイ ヒューマン』が2022年2月4日(金)に発売されました。

 

 

一作目が発売されたのが2015年なので、約7年前。「時が経つのは早いな~」なんて感慨にふけつつ、ワクワクした気持ちで『ダイイングライト2』の発売を待っておりました。

 

一通りプレイし、ストーリーもある程度攻略したので、今回は『ダイイングライト2 ステイ ヒューマン』の感想をお伝えしたいと思います。

 

 

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『ダイイングライト2 ステイ ヒューマン』ってどんなゲーム?

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『ダイイングライト2 ステイ ヒューマン』は、2022年2月4日(金)にPlayStation5、PlayStation4用ソフトとして発売された一人称のオープンワールドアクションゲーム。

 

「THV(ハランウイルス)」と呼ばれる狂気のウイルスが蔓延した世界は、ほぼ壊滅状態。都市機能のほぼすべてが破壊され、人類はいくつかの集落をつくって、ひっそりと暮らしています。

 

一応、前作と世界観はつながっていますが、登場人物は一新されているので、本作から始めても大丈夫(実際、僕も前作ストーリーの記憶ほぼ0で臨みましたが、新キャラばかりなので、すんなりと理解することができました)。

 

『ダイイングライト2 ステイ ヒューマン』レビュー

パルクールアクションの気持ちよさは前作以上!パラグライダー追加も◎

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『ダイイングライト』シリーズの代名詞ともいえる、パルクールアクション

 

屋根を駆け上がったり、建物から建物へと飛び移ったり、車のボンネットを飛び越えたりなどなど、ゲーム中に登場するほぼすべてのオブジェクトを、パルクールアクションの移動に使うことができます。

 

襲いかかってくるゾンビたちを、華麗なパルクールアクションで逃げ切るのはもちろんのこと、戦闘にもパルクールが使えるのが面白いところ。

 

敵を飛び越えて、その勢いを利用して別の敵にドロップキックをかましたり、高所から飛び降りてハンマーで一撃をかましたりなどなど、爽快なアクションを決めることができます。

 

自力で移動するだけでなく、グラップリングフックを使って『進撃の巨人』の立体機動装置的な移動をすることも可能です。

 

グラップリングフックは物語を中盤あたりまで進めないと手に入らないのですが、これが手に入ってからの移動の爽快さがもう最高ですね。地形を無視して素早く移動することができるので、移動のストレスがほとんどなくなります。

 

また、今作から登場したパラグライダーもなかなか楽しい。

 

どんなに高いビルからでも安全に降りることができる上に、地上の敵も無視できるので、探索には欠かせません。

 

パルクールによる移動については、前作の時点でかなり完成されていた感がありますが、本作はそこがさらに強化されている感じがしましたね。

 

近接武器を使った肉弾戦が楽しい!

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『ダイイングライト2 ステイ ヒューマン』は、他のゾンビゲームに対して戦闘はやや難しめだと思います。

 

ゾンビの数はそこまで多くないのですが、一体一体が硬く、銃火器なども存在しない世界なので、斧やハンマーなどの近接武器で、ぶん殴りながら進んでいかなければいけません。

 

そのため、序盤はかなり苦労するのですが、強い武器が手に入り、後述する武器MODによる強化を覚え、さまざまな戦闘スキルを習得していくことで、一気に爽快感がアップします。

 

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ゾンビゲームといえば銃、のイメージもありますが、基本的に銃火器の類は使えないというゲーム性にしたのは正解だと思います。

 

※ある条件を満たすと、使用できるようになる銃火器もあります。

 

爽快感という意味では薄れますが、なかなか倒れないゾンビ、近接武器のため基本的には一体ずつ倒していかなければいけないなど、戦闘そのものの緊張感が非常に高いです。

 

一応、遠距離武器として弓があるので、遠くからチマチマ敵を削っていく戦い方もできます。パルクールアクションと弓を組み合わせると、さながら海外ドラマの『ARROW』的な戦い方も楽しめます。

 

探索のストレスと楽しさのバランスがいい

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『ダイイングライト2 ステイ ヒューマン』は探索要素も面白いです。

 

夜になるとゾンビの数がどっと増え、ハウラーという大きな叫び声で周りのゾンビを引き寄せる怪物も登場します。

 

ハウラーに見つかると、大量のゾンビが猛ダッシュで追いかけてくる「チェイス」が発生。UVライトのあたる場所など、安全地域に逃げ切るまで、どこまででもゾンビたちが追いかけてくるので非常に危険。

 

さらに、夜や建物内など暗い場所に一定時間いると、自身がゾンビ化してしまう「転化」という現象も。完全に転化してしまうとゲームオーバーになってしまうので、夜の探索中は転化ゲージを回復できる「免疫力ブースター」を使うか、街のあちこちにあるUVライトに当たるなどして、転化しないように気をつけなければいけません。

 

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このように、夜はさまざまな制約があり、探索が非常に難しくなります

 

しかし、ここが『ダイイングライト2 ステイ ヒューマン』の面白いところ。

 

昼間は陽の光を避け、建物内に隠れていたゾンビたちが、夜になると街に出てくるんですね。そのため、逆に夜になると建物内のゾンビは少なくなります。

 

建物内には、クラフトに使える貴重な素材がたくさんあるので、できる限り探索したい。しかし、夜は移動が危険・・・。このバランスが絶妙です。

 

本作は、探索の難易度がちょっとだけ難しいのもいいですね。

 

今どきのオープンワールドは、マップ上に貴重なアイテムがすべて表示されていたりしますが、『ダイイングライト2 ステイ ヒューマン』は、良い意味でそこがちょっと不親切なんです。

 

体力やスタミナを上げるために必要な「インヒビター」という希少アイテムがあるのですが、マップには場所が表示されず、「インヒビター」が隠されているコンテナに近づくと右下に「32m」など、コンテナとの距離が表示されるだけ。

 

右に行ったり左に行ったりしながら、コンテナとの距離をすこしずつ近づけていき、探索していく必要があります。

 

また、ダンジョンの謎解き要素も楽しい。発電所などに行くと、発電機と操作パネルをケーブルでつなぎ、電気を通していく謎解きアクションがあるのですが、ヒントが少なく、これがけっこう難しい。

 

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『ゼルダの伝説』の謎解きが好きな人なら、楽しめるタイプのものだと思います。個人的には、ゼルダよりずっと難しかったです。

 

また、そうした謎解き中も、うかうかしていると転化ゲージがどんどん溜まっていくので、ゆるやかな時間制限がついているのも緊張感を誘います。

 

クラフト要素も地味に楽しい

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本作には、火炎瓶や地雷を作成したり、武器に装着できるMODを作成するクラフト要素があります。個人的には、このクラフト要素がけっこうハマりました。

 

まず設計図を手に入れ、上述した探索をし素材を手に入れ、クラフトをしていく。

 

さらに設計図ごとに強化することができ、たとえば火炎瓶の設計図を強化すると延焼時間が伸びたり、威力が上がったりします。この強化がめちゃ面白い。

 

設計図を強化するためにはゾンビを倒したときに落とす「討伐の証」というアイテムが必要になるので、そのためにコツコツゾンビを倒してましたね。

 

クラフト要素は他のゲームでもよくありますが、設計図の強化ができるというのはあまり見たことがない要素だったので、地味にハマってしまいました。

 

まとめ:良い意味で、ストレスの多いゲーム

『ダイイングライト2 ステイ ヒューマン』は、戦闘や探索などの制約が多く、良い意味でストレスのかかるゲームだと思っています。

 

そのストレスを楽しめるかどうか、やりづらい部分を「ゾンビ怖えー・・・!」という気持ちに"転化"できるかどうかが、本作を楽しめるかどうかの分岐点になりそう。

 

ただ、移動に関しては『スパイダーマン』ほどではないにせよ、かなりストレスフリーで楽しめるので、爽快感を求めるならその要素ですかね。

 

ゾンビゲーム好きで、かつコツコツと収集したりするのが好きなタイプの人であれば、本作は絶対にハマると思います。

 

海外でも人気の作品なので、遊んでおいて損はないですよ~

 

 

 

 

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