人間、誰しも平等に訪れる死期。
これは変わることのない事実ですが、普段から自分の死期について考えているという人は少ないのではないでしょうか?
僕もまだ二十代の若造なので、自分の死期についてリアルに考えたことがありませんでした。
「自分がもし1ヵ月後に死ぬとしたら?」と真剣に考えてみると、自分が本当にやりたいことや「死ぬ間際はどんな風に過ごしたいか」などが現実味を帯びて見えてきます。
今回は、"リアルな死の実感"を自分に与えるための3つの質問、そして、死期が迫った自分になりきることで生まれる「本当にやりたいこと」を考える方法についてお教えいたします。
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3つの質問で「死期が迫った自分」になりきる
自分が死ぬときのことを真剣に考えるのは難しいことです。そこで、「死期が迫った自分」になりきるための3つの質問を用意しました。
この3つの質問に答えるだけで、「自分はこんな風に死んでいきたい」という考えや思いが具体的に浮かび上がってくるはずです。
1. 自分が死んだら連絡してほしい人は?
まずは自分が死んだとき、誰に連絡してほしいかを考えてみましょう。
仲のいい友人、学生時代の同級生、社会人サークルの仲間、お世話になった近所のおばさん。
誰でもいいので、「この人には自分が死んだことをきちんと知らせてほしい!」と思える人を列挙していきます。
家族や会社の同僚などには当然自分の死が知らされると思うので、それ以外の人たちで知らせてほしい人物を考えるとよいでしょう。
(例)
- 小学校時代の友人、山田さん
- 高校時代のテニス部友人、田中さん
- 大学のサークル仲間、鈴木さん...etc
2. 介護をお願いしたい「人」や「場所」は?
病気や老衰により介護が必要となった場合、どんな人に、どんな場所で介護してもらいたいかを考えます。
箇条書きで列挙してもいいですが、簡単なチェックリストを掲載しますのでそちらを使って考えてもかまいません。
□自宅で、家族にお願いしたい
□自宅で、プロのヘルパーにお願いしたい
□施設や病院で過ごしたい
→□利用したい施設、病院がある
(名称:
(場所、連絡先
□その他
□家族・親族の判断に任せる
3. 延命治療の希望は?
根治ではなく延命を目的とした対症療法である延命治療。
いざ延命治療が必要になった場合に、自分の意識があるとは限りません。家族の判断で延命治療が行われてしまう場合がほとんどです。
そこで、あらかじめ延命治療の希望について考えておきましょう。
こちらも、チェックリストを掲載しておきます。
□できる限りの延命治療をしてほしい
□苦痛を和らげる措置をしてほしい
□延命治療は望まない
→□自宅で過ごしたい
□ホスピスで過ごしたい
□家族・親族の判断に任せる
本当にやりたいことを書き出す
上記の3つの質問で、「自分の死」についてある程度リアルに実感できたのではないでしょうか?
3つの質問に答えたら、次は「自分が本当にやりたいこと」を書きだしていきます。
死期を考えたことで、やりたいことも具体的に見えてくるはず。
たとえば、「ピアノを弾けるようになって、市民会館で演奏会を開きたい」とか「少数精鋭の会社を起業したい」とか。
どんなことでもいいので、死を実感したことで生まれた「本当にやりたいこと」について挙げてみてください。
きっとそれが、豊かな人生を過ごすための活力となってくれると思います。
まとめ
親戚や友人など、身近な人が亡くなると考える自分の死期。「ああ、人間ってやっぱり死ぬんだな」なんて、当たり前のことを思い知らされます。
「自分の死期を考える」というとネガティブなイメージを持たれがちですが、決してそうではありません。
自分の死と真剣に向き合い、どうやって死んでいきたいかを考えることで、むしろ生きる活力が生まれるのです。
「本当にやりたいことがわからない」という人は、自分の死期について真剣に考えてみることをおすすめします。
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