日本人なら好きな人も多いであろう「カレーライス」。調理はカンタンだし、食欲がない日でもご飯が進むので僕も大好きです。
一人暮らしで面倒くさがりなところがある僕は、気がつくと2、3日続けてカレーを食べている時もあります。トッピングや味付けを変えれば、一週間くらいは毎日食べても全然大丈夫。
しかし、ふと、「カレーライスは毎日食べても問題ないのか?」という疑問が生じました。
調べてみるといろいろな注意点が見つかりましたので、今回は「カレーライスの意外と知られていない落とし穴」についてご紹介したいと思います。
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注意点1. 想像以上にカロリーが高い!
市販のカレールーには、誰でも美味しく作れるように油分やでんぷん、砂糖などが大量に含まれています。
特に油分の量は非常に多く、カレールーの約1/3は「食用油脂」と呼ばれる油分でできているそうです。
これにさらに白いご飯を足すとなると、なかなかの高カロリーとなってしまいますね。
一般的なカレーライスで、一皿あたり700~800kcalと言われています。
これだけならそれほど気にすることもないですが、おかわりしたり、脂肪になりやすい夜遅くに食べたりすると、すこし危険かもしれません。
毎日食べるとなると、カロリーがすこし気になるところ。
また、インドでは毎日のようにカレーが食べられていますが、インドカレーは日本のものとは違いスパイスを中心に作られているため、油分などカロリーの元となる成分が非常に少ないといわれています。
注意点2. 塩分量が多い!
カレーは塩分量も多く、「こくまろ」や「とろけるカレー」など一般的なカレールーだと、一皿当たり 2.4g程度の食塩が含まれています。
WHO(世界保健機関)が定める基準だと、「一日の塩分量の目標値は5g未満が理想」とされていますので、カレーライス一皿で一日の半分近くの塩分摂取量となってしまうのです。
WHOの基準はやや厳しいとの評判もあるので、健康な人はそこまで目くじらを立てる必要はないかもしれませんが、高血圧の方は注意が必要かもしれません。
ただし、カレーのスパイスには動脈硬化を予防する効果もあるそうなので、食べ方によっては高血圧の方でも問題ないそうです。
カレーが動脈硬化予防につながる? ハウス食品が広島大学との研究で確認 - ライブドアニュース
注意点3. 食べ過ぎると体臭が発生する可能性がある!
カレーに含まれているスパイス、「クミン」は摂取しすぎると体臭がキツくなる危険性があります。
一般的なカレーに含まれているクミンの量なら問題ないそうですが、自分でスパイスを加える際に入れすぎたりするのには注意が必要です。
クミン自体は抗酸化作用や腸内環境改善など、高い健康効果を持っているので、「体臭が気になるから避けよう・・・」とするのではなく、上手にカレーに取り入れられるといいですね。
注意点4. "二日目のカレー"は食中毒の危険も!
「二日目のカレーはコクが出て美味しい」などといいますが、一晩寝かせたものは食中毒になる危険性があります。
カレーには「ウエルシュ菌」と呼ばれる菌が繁殖しやすく、これが食中毒の原因となるのです。
このウエルシュ菌は、カレーが40~50℃あたりに冷めると繁殖しやすい性質があり、一晩寝かせたカレーはウエルシュ菌の温床となるそう。
これを防ぐには、常温保存しない(60℃以上で煮込み続けるor冷蔵庫に入れて冷やす)ことが大切です。
カレーはついつい油断して鍋のままコンロに置きっぱなしにしてしまうことも多いですが、油断していると思わぬ食中毒にかかる危険性がありますので注意しましょう。
まとめ
ここまでの注意点を見てみると、やはり毎日カレーを食べ続けることは避けた方がいいかもしれません。
多くても週に2~3回程度に留めておいた方が、健康にはいいと思います。
調理の仕方や食べ方に気を付ければ、カレーはとても健康的な食品です。今回ご紹介した注意点に気を付けて、美味しくカレーをいただきたいですね。
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