(出典:http://www.jp.playstation.com/software/)
2016年9月15日に発売されたアトラスの新作ゲーム『ペルソナ5』。前作の『ペルソナ4』から約8年ぶりのナンバリングタイトル発売となりました。
シリーズファンの僕も『ペルソナ5』をプレイできる日を本当に楽しみにしていて、発売日に購入してソフトを手にした僕はものすごい高揚感に包まれていました。
すでにゲーム本編をクリアした人も多いかと思いますが、実は『ペルソナ5』には「知っておくとよりゲームを楽しめる情報」がたくさんあります。
そこで今回は、「『ペルソナ5』を10倍楽しむために知っておきたい10個の話!」と題して、『ペルソナ5』の小ネタや裏設定などをご紹介いたします。
一応、ストーリーのネタバレはしないように情報を記載していますが、一部ストーリーを進めていないとわからない話もあるかと思います。その点はご了承ください。
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- 1. 主題歌を歌うLynさんは、様々な有名アーティストの楽曲に「コーラス」や「ゲストボーカル」として参加している!
- 2. 今作の「ペルソナ合体」が"ギロチン"なのは、主人公の覚悟の現れ!?
- 3. ジュスティーヌ&カロリーヌがかぶっている"帽子の文字"には意味があった!
- 4. 今は聞けない貴重な声優さんが多数作品に参加している!
- 5. モルガナがネズミ化すると、あの"電気ねずみ"みたいになる!?
- 6. 変装した新島 真に尾行される!?
- 7. パレスの足元で飛び散る水しぶきは空間のゆがみ!?
- 8. 敵を銃で脅して仲間にするのは、"ピカレスクヒーロー"を表現しているから!
- 9. モテモテだからって二股をかけるとバレンタイン後に怒られる!
- 10. 過去のペルソナシリーズや『キャサリン』のキャラクターや小ネタが登場!
- まとめ
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1. 主題歌を歌うLynさんは、様々な有名アーティストの楽曲に「コーラス」や「ゲストボーカル」として参加している!
本作より新たにボーカリストとして参加しているLynさん。
ソウルフルな歌声と、聴き手を圧倒するハイトーンボイスが特徴で、『ペルソナ5』の主題歌や戦闘曲等BGM全般のボーカルを務めています。
実はこのLynさん、様々な有名アーティストとセッションしていて、MISIAさん、井上陽水さん、堂本剛さんなどのツアーにもコーラスとして参加しています。
2008年ごろから歌手としての勉強を始めて、有名アーティストのもとで着々とキャリアを積んできたようです。
ソロ名義でのライブ活動を始められたのは最近になってからのようなので、新たな「ペルソナファミリー」の一員として今後の活躍が楽しみですね。
2. 今作の「ペルソナ合体」が"ギロチン"なのは、主人公の覚悟の現れ!?
仲間にしたペルソナ同士を掛け合わせてより強力なペルソナへと進化させる「ペルソナ合体」。
前作まではタロットカード同士を融合させるような演出でしたが、本作では"ギロチン"によってペルソナを処刑し、新たな姿へと生まれ変わらせます。
実はこのギロチンにはちゃんとした意味があるそうです。『ペルソナ5』のディレクター&プロデューサーである橋野桂さんは、インタビューでこう語っています。
「人が人格を変える時には、過去の自分を融合するというよりも、バッサリ以前の自分を殺さないと新しい人格は手に入らないんじゃないかという、覚悟のイメージがあったんです。」
ペルソナはもう一つの自分の人格。つまり、「新たな人格(ペルソナ)を得るためには過去の人格を殺す」というイメージが本作のギロチンにつながっているんですね。
最初見た時にはなかなかショッキングな映像でしたが、そういった背景を知ると「なるほど」と納得できるかもしれません。
3. ジュスティーヌ&カロリーヌがかぶっている"帽子の文字"には意味があった!
ベルベットルームの看守役として登場する双子のキャラクター、「ジュスティーヌ」と「カロリーヌ」。
双子でありながら正反対の性格を持ちつつも、信念や信条といったものが似通っているふたり。
彼女らがかぶっている帽子には「O・Y・O・O」と「X・M・R・N」という文字が書かれているのですが、これにはちゃんとした意味があります。
ふたつの文字を合わせると「OXYMORON」という英単語になり、これは「矛盾語法」という意味。
「矛盾語法」というと難しい感じがしますが、たとえば「小さな巨人」とか「無知の知」といった「相反するふたつの意味」を含んでいる表現のことを言います。
つまり、彼女たちは矛盾を抱えている存在ということです。
物語を進めていくと、この意味が理解できるかも?
4. 今は聞けない貴重な声優さんが多数作品に参加している!
『ペルソナ5』は主人公のパーティキャラや学園の同級生、街で出会う人物などたくさんの登場人物がいます。
主要キャラクターにはほぼ全員ボイスがついているので、作品に参加している声優さんはかなりの人数です。
その中でも、街で出会う占い師の女性「御船 千早」役の松来未祐さん、渋谷の街を牛耳っている悪人「金城 潤矢」役の田中一成さんなどは、本当に残念ですが、すでにお亡くなりになっています。
なので、ゲームでその声が聴けるのは非常に貴重です。
また、ベルベットルームの主である「イゴール」役は前作まで田の中勇さんが務めていましたが、田の中さんも『ペルソナ4』の発売後にお亡くなりになられました。そのため、本作では津嘉山正種さんが二代目として演じています。
ペルソナという作品の象徴ともいえるイゴール。往年のシリーズファンは「イゴールといえば田の中さんの声!」というイメージが強いので、今回のキャスト変更には戸惑った方も多いと思います。
でも、本作の津嘉山さんも負けず劣らず素敵な魅力。物語の終盤まで進めたころには、その声の魅力にどっぷりとハマっているかもしれません。
そして津嘉山さんの声にも馴染んできたころ、何かがあるかも・・・・?
5. モルガナがネズミ化すると、あの"電気ねずみ"みたいになる!?
パーティのマスコットキャラ的存在のモルガナ。「自分は猫じゃねぇ!」とさんざん主張していますが、どこからどう見ても猫ですよね。
そんなモルガナですが、声優を務めるのは大谷育江さん。ワンピースのチョッパー役や金色のガッシュベル、そしてポケモンのピカチュウ役などでおなじみです。
本作では状態異常として「ネズミ化」というのがあります。ネズミになるとなにも行動できなくなるので、非常に不利な状況に陥ります。
『ペルソナ5』の芸の細かいところで、どのパーティキャラも「ネズミになったとき専用のボイス」というのが存在します。普段クールな祐介がチューチュー鳴いたり、杏がかわいらしく鳴き声をあげたり。
もちろんモルガナもネズミ化するのですが、その時のボイスが完全にあの"電気ねずみ"を彷彿とさせるのです。大谷さんも意識して演じているのではないでしょうか。
気になった方は、ぜひプレイして確かめてみてください。
6. 変装した新島 真に尾行される!?
主人公たちが通う学校の生徒会長であり、物語のカギを握っている検事、「新島 冴」の実妹である「新島 真」。
真面目で堅苦しい雰囲気もありますが、どこか世間知らずなところもあり可愛らしさも持ち合わせています。
そんな真ですが、パーティキャラとして参加する前の期間に、主人公たちを「尾行する」イベントがあるのです。
物陰から主人公を見張ったり、雑誌で顔を隠しながらコソコソと付いてくる姿はなかなか可愛いので、ぜひ街中を探してみてください。
7. パレスの足元で飛び散る水しぶきは空間のゆがみ!?
歪んだ心の持ち主に巣食うといわれている異世界「パレス」。本作の重要なキーワードのひとつとなっています。
パレスを歩くと、足元で水しぶきのようにバシャバシャとなりますよね?
実はあれは、空間のゆがみを表現しているそうです。以下、キャラクターデザイン副島成記さんのインタビュー。
「パレス自体が主の認知によって“描かれた世界”であり、そこに主人公たち“異物”が接触することで、世界のありようが乱されているという描写になります。」
主人公たちはパレスの主からしたら"異物"であるため、あのような表現になっているんですね。
8. 敵を銃で脅して仲間にするのは、"ピカレスクヒーロー"を表現しているから!
今作ではペルソナを仲間にする際、"銃で脅して"交渉します。このなかなかにハイセンスな行動に、驚いた人もいるのではないでしょうか。
『ペルソナ5』の主人公たちは過去作とは違い、純粋なヒーローではなく悪党の要素も持ち合わせた「ピカレスクヒーロー」として描かれています。
そのため、主人公らしからぬ敵を追い詰めるようなエキセントリックな行動でペルソナを仲間にするんですね。
以下、橋野さんのインタビュー。
「パレスは個人の思いが表出した世界というだけではなく、根っこに“集合的無意識”というものがあるんですね。
なので、多くの人達が心の中で見て見ぬふりをしている自我の原型のようなものがシャドウとしていろんな姿で現れるというイメージなんです。
そのシャドウに「正体を見せろ」と銃を突きつけて交渉し、そして向き合うことができるとペルソナが姿を現して力になってくれるという構図ですね。」
9. モテモテだからって二股をかけるとバレンタイン後に怒られる!
仲間たちとの絆を深めていくコープシステム。女性キャラとコープを進めると、恋人になることができます。
『ペルソナ5』には魅力的なキャラクターが多いので、誰と恋人になるか迷ってしまいますよね。
しかしこの作品、複数の女性と恋人関係になることができるんです。
二人以上の女性に告白して、二股よりもっと複雑な関係を構築することも可能。
ですがそのような不義理なことをすると、バレンタイン後に"修羅場イベント"が発生してしまいます。主人公を巡って女性キャラクターたちが怒ったり悲しんだりする様子はなかなかの地獄絵図です。
イベント見たさに不純な交友関係を築くのは絶対にやめましょう。
※ゲームの進行的には複数人と恋人関係になっても問題ありません。
10. 過去のペルソナシリーズや『キャサリン』のキャラクターや小ネタが登場!
『ペルソナ5』には、前作の『ペルソナ4』や前々作の『ペルソナ3』、そしてアトラスの他作品である『キャサリン』からキャラクターや小ネタが登場します。
たとえば、キャラクターだとP4の「久慈川 りせ」や「真下 かなみ」のポスターが渋谷駅に貼られていたり、テレビで「白鐘 直斗」が登場したり。
また小ネタなら、ゲームセンター内で流れているBGMが「ジュネスのテーマ」のアレンジ曲だったり、UFOキャッチャーの景品が『キャサリン』の迷える羊だったりもします。
直接キャラクターが登場して会話することはありませんが、テレビやポスター等、いろんなところでキャラや小ネタを見つけることができますので、ぜひ街中を探索してみてください。
まとめ
純粋にゲームの内容だけを楽しむのもいいですが、その背景や隠された情報などを知ってからプレイすると、より一層ゲームが楽しめると思います。
『ペルソナ5』には僕が知らない情報もまだまだたくさんあると思いますので、もっとゲームをやりこんで見つけていきたいです。
みなさんもぜひ、『ペルソナ5』というゲームを楽しんでください。
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