マーベルコミックの大人気作品「アイアンマン」には主人公のトニー・スタークが装着するさまざまなパワードスーツが登場します。
パワードスーツは作品ごとに改良、進化を遂げ、その種類は実に50体近くにも及ぶのですが、今回は、映画「アイアンマン」及びその関連作品に登場する全パワードスーツを画像付きでご紹介いたします。
- Mark 1~7
- Mark 8~42
- Mark 8
- Mark 9
- Mark 10
- Mark 11
- Mark 12
- Mark 13
- Mark 14
- Mark 15(スニーキー)
- Mark 16(ナイトクラブ)
- Mark 17(ハートブレイカー)
- Mark 18(カサノヴァ)
- Mark 19(タイガー)
- Mark 20(パイソン)
- Mark 21(ミダス)
- Mark 22(ホットロッド)
- Mark 23(シェイズ)
- Mark 24(タンク)
- Mark 25(ストライカー)
- Mark 26(ガンマ)
- Mark 27(ディスコ)
- Mark 28(ジャック)
- Mark 29(フィドラー)
- Mark 30(ジャック)
- Mark 31(ピストン)
- Mark 32(ロミオ)
- Mark 33(シルバー・センチュリオン)
- Mark 34(サウスポー)
- Mark 35(レッドスナッパー)
- Mark 36(ピースメーカー)
- Mark 37(ハンマーヘッド)
- Mark 38(ジャック)
- Mark 39(スターブースト)
- Mark 40(ショットガン)
- Mark 41(ジャック)
- Mark 42
- Mark 43~46
- おまけ:その他のスーツ
- まとめ
- あわせて読みたい
- 今回の記事はいかがでしたか?
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Mark 1~7
主に映画『アイアンマン』、『アイアンマン2』、『アベンジャーズ』などで登場したパワードスーツです。
初期のスーツは基本性能を向上させるような改良が多いのが特徴。
Mark 1
記念すべきアイアンマンの第一号機。物語中でトニー・スタークがテロリストに監禁されていたアジトの中で作り上げたパワードスーツです。
有り合わせの材料で製作したため、武装も火炎放射とロケット弾のみと少なく、飛行用推進ロケットも一度きりしか使用できないなど機能は少ないですが、その戦闘力はなかなかのもので重火器を持ったテロリストたちを圧倒して脱出に成功します。
全てのパワードスーツに共通ですが、トニー・スタークの胸についている(スーツに装備されている場合もあり)「アークリアクター」をエネルギー源に動いています。
Mark 2
「Mark 1」をもとにして作られた試作型パワードスーツ。「Mark 2」からが"いわゆるアイアンマンっぽい見た目"になります。
塗装を施していないため、素体の色がそのまま使われているのが特徴です。
両手のスラスターで飛行することが可能ですが、高度を上げすぎると外装が氷結してしまうという弱点が。
『アイアンマン2』では酔って暴れたトニーを止めるために、親友であるローズがこれを装着して戦います。その後、米軍により改良され「ウォーマシン」としてローズ専用のパワードスーツに。
Mark 3
「Mark 2」という試作機を経て完成したのがこの「Mark 3」です。
前述の超高高度での氷結問題を、金とチタンの合金素材を使用することで解決。胸部から発射する「ユニ・ビーム」や右腕のミサイル、両肩には複数の敵を一度にロックオンできる特殊弾、両腕のリパルサーレイなど武装も充実しています。
「Mark 3」が世間に初めてお披露目となったアイアンマンです。
Mark 4
『アイアンマン2』で登場したパワードスーツ。今までのシリーズとは違い、衣服に限らず装着することができ、 エネルギー源である「アークリアクター」がスーツにも装備されています。
「Mark 3」との外見的特徴も似ていて、また、劇中では後述する「Mark 6」が完成してからはお役御免となるなどかなり地味な存在のパワードスーツ。
Mark 5
『アイアンマン2』で登場したスーツケース型のパワードスーツ。蛇腹型の胴体が特徴です。
トニーの目標であった「場所を問わずに装着できるスーツ」というコンセプトのもと製作されたもので、スーツケースを胸に当てるとそのままスーツに変形して装着することができます。
簡易装着に特化したため、他のスーツに比べると武装もリパルサーのみと少なく装甲も薄いのが難点。
Mark 6
ヴィブラニウムという希少金属を使用して作られた新アークリアクター用スーツ。『アイアンマン2』終盤で登場。胸の逆三角のリアクターが特徴です。
鋼鉄ですら一瞬で切断するが一度きりしか使えない「200ペタワットレーザー」や小型徹甲ミサイルなどを装備しています。
『アベンジャーズ』でも登場しますが、ソーとの戦いで損傷し戦線離脱。
Mark 7
トニーがはめているブレスレットによる遠隔操作で装着が可能なパワードスーツ。
背部にスラスターが追加されたことで飛行能力が向上したほか、「Mark 6」では使い捨てだったカートリッジ式の「200ペタワットレーザー」もアークリアクターからエネルギーを供給することで複数回使用できるなど正統進化を遂げています。
Mark 8~42
「Mark8~42」までのスーツは特化した機能を備えたものが多く、試作機的な位置づけのもの散見されます。
これらを総括して「アイアンリージョン(アイアンマンの軍団の意)」と呼ばれることもあります。
『アイアンマン3』で登場した多数のアイアンマンは、ここで紹介する「Mark 8~42」のスーツたちです。
Mark 8
ケブラーの層を増やしマイクロミサイル1発の直撃の耐久、マーク7以上の兵力と汎用性を実現。『アイアンマン3』にてスーツが恋人のペッパーによって破壊されています。
Mark 9
マーク7の変形機構を廃止。よりスリムにしてスラスターをジェットパックに変更しています。
Mark 10
金のチタニウムの安定板を追加。足蹠部分と胸部装甲を変更し空中静止時の安定性と耐久力を上げています。
Mark 11
基本デザインの改修第二作、潜入任務用スーツのプロトタイプ。
Mark 12
マーク8を基に製作。高密度のカーボン、金とチタニウムの合金で出来た外骨格。
Mark 13
高速飛行用スーツのプロトタイプ。
Mark 14
軽量スーツのプロトタイプ、戦闘及び長距離飛行は不可。
Mark 15(スニーキー)
通称「スニーキー」。機能名「ステルススーツ」。
音波を緩和するスラスター、色の濃度が変わる特殊コーティングにより「いかに敵に発見されにくくなるか」を追求した潜入任務用スーツ。
その分重武装で無い為正面から突っ込むと危険。劇中トニーが着用しましたが、戦いで損傷していた為、うまく飛行できず落下しながら破損しました。第一作目の『アイアンマン』からコンセプトアートが存在していたようです。
Mark 16(ナイトクラブ)
通称「ナイトクラブ」。機能名「ブラックステルススーツ」。
「Mark 15」の特殊コーティングを改良したスーツ。劇中では赤いカラーリングのスーツをトニーが着用しています。 「Mark 15」をより軽量化させるために武装をほとんど排除しているので、近接戦闘が主な戦い方です。
Mark 17(ハートブレイカー)
通称「ハートブレイカー」。機能名「レベルRTスーツ」。
胸部のリパルサー・トランスミッターが大型化されたユニ・ビーム強化型。ビーム面積を自在に変えることでバリアを張る事もできます。
劇中ではアイアンリージョンを引き連れて来たり、ローズを助けたりとなかなかの活躍。
Mark 18(カサノヴァ)
通称「カサノヴァ」。機能名「ステルスアーティラリーレベルRTスーツ」。
マーク16の特殊コーティングとマーク17の大型化リパルサー・トランスミッターを搭載し潜入任務と戦闘の両方に使用することが可能。
Mark 19(タイガー)
通称「タイガー」。機能名「ハイベロシティプロトタイプスーツ」。
武装を削減しスラスターを追加、高速飛行を実現しました。 「Mark 10」の派生形だと思われます。
Mark 20(パイソン)
通称「パイソン」。機能名「ロングディスタンススーツ」。
エネルギー消費効率を改善しマーク19より高い高度、より長い距離で飛行できるようになっています。しかし長距離飛行用に武装を極力排除しているため戦闘には不向き。
Mark 21(ミダス)
通称「ミダス」。機能名「ハイアルテチュードスーツ」。
装甲素材を金とチタニウムの合金のみにしたマーク20の改良型。高高度活動が可能です。
Mark 22(ホットロッド)
通称「ホットロッド」。機能名「ウォーマシン2.0プロトタイプ」。
試作型ウォーマシンMark 2。基本カラーはウォーマシンと同様ですが腕部が赤色で脚部がファイヤーカラーになっています。スラスターの耐久力を落とさず重さを1/3にしています。劇中ではトニーが着用しようとするも敵の投げた鉄棒により柱に串刺しにされて大破。
Mark 23(シェイズ)
通称「シェイズ」。機能名「エクストリームヒートスーツ」。
高密度のカーボンとセラミックプレート、柔軟な絶縁体を外骨格に使い超高温に耐えることができます。
ガスマスクのようなヘルメットのデザインが特徴的。
Mark 24(タンク)
通称「タンク」。機能名「ヘビーコンバットスーツ」。
マーク17の装甲を金とチタニウムの合金、ケブラーで強化した戦闘特化型スーツ。
Mark 25(ストライカー)
通称「ストライカー」。機能名「ヘビーコンストラクションスーツ」。
土木工事用。両腕部分に装着できる空気ハンマーはコンクリートすら粉砕可能。一部のゲームなどでは目とアーク・リアクターが緑になっています。劇中では、ハートブレイカーから振り落とされたローズに襲いかかろうとした敵を撃退しました。
Mark 26(ガンマ)
通称「ガンマ」。機能名「ヘビーコンストラクションスーツアップグレード」。
マーク25をγ(ガンマ)線、高温、高圧電流に耐えられるようにしました。ハルクを連想させる緑を基調としたカラーリングが特徴。
Mark 27(ディスコ)
通称「ディスコ」。機能名「カメレオンスーツ」。
光学迷彩を搭載しており静止している間は完璧に周囲に合わせた迷彩になれます。 やたらと目立つカラーリング。
Mark 28(ジャック)
通称「ジャック」。機能名「レディエイションゾーン」。
核放射線、γ線をシャットアウトします。
Mark 29(フィドラー)
通称「フィドラー」。機能名「ニンブルコンストラクションスーツ」。
左腕のみジャックハンマーとなっており、土木工事と戦闘に使用可能。「Mark 25、26」より敏捷性が増した分耐久力は低下。
Mark 30(ジャック)
通称「ブルースティール」。機能名「シルバーセンチュリオンスーツアップグレード」。
新型リパルサー・トランスミッターを搭載しスーツのエネルギー出力を向上。
Mark 31(ピストン)
通称「ピストン」。機能名「ハイベロシティセンチュリオンスーツ」。
マーク30の飛行性能を改良した高機動指令機。劇中ではトニーの指令により先陣を切って攻撃を仕掛けるもキリアンの部下たちに頭や腕を引きちぎられたあげく、キリアンの部下を巻き添えに地面に激突して爆散しました。
Mark 32(ロミオ)
通称「ロミオ」。機能名「エンハンズRTスーツ」。
大型リパルサー・トランスミッターを搭載した軽量スーツ。 「Mark 18」の改良型。
Mark 33(シルバー・センチュリオン)
通称「シルバー・センチュリオン」。機能名「エンハンスドエナジースーツ」。
マーク30のカラーリングを赤と銀に変更し両腕に刃を仕込んでいます。捕らわれたペッパーを捜索し、救助しようとしたがキリアンの不意打ちで胸のリアクターを抉られました。
Mark 34(サウスポー)
通称「サウスポー」。機能名「デザスターレスキュープロトタイプ」。
戦場及び被災地での人命救助活動用スーツの試作型。少し大きめのスーツで左腕が伸縮性のアームになっておりその爪は並の金属を割きます。リパルサー・トランスミッターは球状。高重量ゆえ他のスーツ程飛行性能は出せません。
Mark 35(レッドスナッパー)
通称「レッドスナッパー」。機能名「デザスターレスキュー」。
人命救助活動用スーツの完成型。両腕が伸縮性のアームになっています。リパルサー・トランスミッターは縦の長方形です。劇中では複数の敵に飛び付かれ、制御を失ったまま爆発物を積んだドラム缶の山に突撃して敵もろとも爆散しました。
Mark 36(ピースメーカー)
通称「ピースメーカー」。機能名「ライオットコントロールスーツ」。
マーク35のデザインを少々変え、非殺傷兵器としたリパルサーのみを武装した暴動鎮圧用。
Mark 37(ハンマーヘッド)
通称「ハンマーヘッド」。機能名「ディープシースーツ」。
深海活動専用、作業用にライトも搭載。スニーキー同様第一作からコンセプトアートが存在していました。
Mark 38(ジャック)
通称「イゴール」。機能名「ヘビーリフティングスーツ」。
重量物運搬専用の大型スーツ。当初、原作のハルクバスターと噂されていましたが形状は異なっており、カラーリングは青と銀です。戦闘・飛行シーンはありませんがトニーとジェームズの足場を支える為に活躍しました。猫背体形でありどのように装着するのかは不明です。
Mark 39(スターブースト)
通称「スターブースト」。機能名「サブオビタルスーツ」。
カラーリングは白と黒と金。酸素タンクを内蔵、ブースターパックを装備、低温と放射線に耐える素材を使用した宇宙開発用。Mark 21の改良版です。
Mark 40(ショットガン)
通称「ショットガン」。機能名「ハイベロシティスーツ」。
マーク13とマーク19を元に製造。マッハ5で飛行ができます。カラーリングは灰と銀。リパルサーの反動で加速度を増した裏拳や膝蹴りでキリアンと格闘するも攻撃を封じられ、動けなくなったところを真っ二つに両断されました。
Mark 41(ジャック)
通称「ボーンズ」。機能名「スケルトンスーツ」。
元はマーク5のデザイン候補。装甲を極限まで省いている為スーツの中で敏捷性No.1。頭部・腕部・脚部など全てのパーツにロケットが搭載され小さく分離できるようになっており、J.A.R.V.I.S.がパーツの分離攻撃をおこないました。
Mark 42
『アイアンマン3』で登場したスーツ。これまでのものより金色の割合が多くなっているカラーリング。
トニーの身体の各所に埋め込まれたセンサーを認識して遠隔から装着が可能。分解した状態で1000km以上の飛行ができ、劇中でもトニーは遠隔地から「Mark 42」を呼び出して装着しました。トニーの意思で他者に装着させることもできるスグレモノ。
『アイアンマン3』の最終決戦時にギリアンに装着&自爆して大破しました。
Mark 43~46
主に『アベンジャーズ:エイジ オブ ウルトロン』、『キャプテンアメリカ:シビルウォー』で登場したスーツたち。
『アイアンマン3』で"スーツ依存性"を克服したのちに開発されたスーツです。
Mark 43
『アベンジャーズ:AoU』に登場。「Mark 42」の改良版。赤を基調としたカラーリングに戻りました。
「Mark 42」の分離装着機能やAIによる制御機能を引き継いでいたりと完成版といった感じのスーツです。ミサイルや肩の連装銃などの武装も復活しています。
後述する「ハルクバスター」のコアユニットとしても活用。
Mark 44(ハルクバスター)
アベンジャーズの仲間であるハルクが暴走したときの抑止力として開発された"耐ハルク用スーツ"。ハルクに匹敵するパワーと耐久力を有しています。
大気圏上に人工衛星「ヴェロニカ」に格納されているハルクバスターポッド内に分割して保管されており、そこから射出され前述の「Mark 43」と合体することで装着ができます。
その戦闘力は絶大で、単体のスペックなら全スーツの中でも最強と言えるでしょう。また、パーツが破損しても待機させている予備パーツを装着することで瞬時に修復が可能。
Mark 45
『アベンジャーズ:AoU』の終盤で登場したスーツ。流線型のボディと六角形のリアクターが特徴です。
劇中ではAIのジャービスがヴィジョンに生まれ変わってしまったため、代わりに「F.R.I.D.A.Y.」という女性AIがサポートしています。
武装の変更はありませんが、全体的な出力が向上しているようです。
Mark 46
『キャプテンアメリカ:シビルウォー』に登場。より赤を強調したカラーリングになりました。
従来の胸部リアクターの他、身体の各部位に小型のリアクターが装備され出力と安定性が向上しています。
武装はリパルサーや腕部ミサイルにユニビーム、肩部空対地ミサイル、ペタワットレーザーに加え小型手錠といった武装も増加している他、スーツ内に消火ガス噴射装置が組み込まれています。
敵の行動パターンを分析して対処できるようにするなど、武装以外の機能も充実しています。またマーク45以前のスーツとは異なり頭部アーマーは完全収納式です。
おまけ:その他のスーツ
上記で紹介したスーツ以外にも、主人公トニー・スターク以外の人物が装着するスーツが映画&原作にはたくさん登場します。
アイアンパトリオット
トニーから没収した「Mark 2」をもとに製作された「ウォーマシン」を改良してできたスーツ。『アイアンマン3』に登場しました。
武装はリパルサーレイ、手首外側の実弾式マシンガン、背中の2連装砲など。装着者の衣服に関わらず装着することが可能で、遠隔操作もできるようになっています。
アイアン・スパイダーマン
スパイダーマンのためにトニーが製作したパワードスーツ。『アルティメット・スパイダーマン』に登場します。
背中から伸びる自在に動かせる3本のスパイダーアームや手から放つリパルサー・ウェブなどがあります。
アイアンマン2020
2020年の未来から来たアイアンマン。
トニーの死亡後、会社を乗っ取りアイアンマンスーツを着てテロリストと戦うようになります。タイムマシンで過去の世界に現れ、アイアンマン(トニー)と敵対して戦いますが、その後和解しヒーローとなります。
まとめ
こうして並べてみると、本当に多種多様なパワードスーツが存在していることがわかりますね。
アイアンマンのパワードスーツには男のロマンが詰まっていてどれも魅力的です。
僕は特に「Mark 5」のスーツケース型のものが好きです。
※今回の記事では以下のサイトから情報を参考・引用しています。
アニヲタWiki(仮) - アイアンマン(映画)のスーツ一覧
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