僕は今一人暮らしをしていて、一人暮らし歴はかれこれ5年ほどになります。
炊事・洗濯など家事全般はそれほど嫌いではないため、なんだかんだでこなしているのですが、以前から気になっていることがいくつかあって。
それは「カレーの具材はどうして炒めるのか」。
一人暮らしあるあるだと思うのですが、自分ひとりのための料理となると「まぁ、それなりの味と形になればいいか」と大雑把な料理の作り方をしてしまって、正直レシピの細かいところまで再現しなかったりすることがしばしばあります。
カレーに限らず、料理には"理由はよくわからないけど、みんながやってること"というのが多数存在します。
今回は、そんな料理についてのさまざまな疑問について調べてみました。
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Q.カレーの具材はどうして「炒める」の?
A.野菜の余分な水分を飛ばすことによってカレーが水っぽくなるのを防ぐ
カレールーのパッケージ裏に記載されているレシピなんかを見ると、必ず「5~10分ほどしっかりと具材を炒めてください。」と書かれています。
あれには野菜の余分な水分を飛ばすことによって、カレーがシャバシャバと水っぽくなるのを防ぐ効果があるそうです。
僕みたいな適当人間は「結局煮て火を通すんだから一緒じゃん」と炒めずに作ることもあったのですが、そんな理由があったんですね。どうりでとろみが付かなかったわけだ。
また、炒めることによって野菜の甘みが出たり、煮崩れするのを防ぐ効果もあるとのこと。
Q.パスタを茹でるときにどうして「塩」を入れるの?
A.塩を入れずに茹でると、パスタソースとの塩分濃度の差により水っぽくなってしまう
僕はずっと「パスタに下味をつけるため」とか「麺にコシを出すため」という理由で塩を入れるものだと思っていましたが、本当の理由は違うようです。
塩を入れずに茹でると、塩分濃度の低いパスタになってしまいます。
すると、パスタソースをかけた際に「麺とソースの塩分濃度に差」が出てしまい、浸透圧(液体の濃度を均一に保とうとする力)により麺から水分が出てきてしまうのです。
結果として、パスタソースが水っぽくなりべチャッとしたものになってしまいます。
浸透圧についてはわかりやすく解説してる動画を見つけましたので、こちらを参考にしてください。
Q.煮物をするときにする「落し蓋」の役割って?
A.煮崩れするのを防ぎ、少ない煮汁でも味が染みわたりやすくなる
落し蓋をすることによって具材が鍋の中で動きづらくなり、煮崩れしにくくなります。
また、沸騰した煮汁が落し蓋に跳ね返り対流が生まれるので、「少ない煮汁、少ない時間」で具材に味を染み込ませることができます。
何よりも、ムラなく均一に味が染み渡るため煮物が美味しく仕上がります。
鍋のサイズにあった落し蓋がなければ、落し蓋用のキッチンシートか数か所穴を開けたアルミホイルなどでも代用できるようです。
Q.お肉の「筋切り」はどうして必要なの?
A.お肉を焼いたときに収縮して丸まってしまうのを防ぐ
厚みのある肉は筋肉のかたい筋を切っておくことで、焼いたときに丸まってしまうのを防ぐことができます。
また、熱が均一にいきわたるため火が通りやすく、柔らかな食感に仕上がる効果もあるそうです。
筋を切る際は赤身と脂身の境目に包丁を入れます。より厚い肉の場合は裏面からも筋切りをしておくと良いとのこと。
まとめ
改めて調べてみると、料理というのは本当に奥が深いということが分かりました。普段何気なくおこなっていることでも、きちんとした理由があるんですね。
すこしの手間をかけることで料理は何倍も美味しくできあがるのです。僕もめんどくさがらずにカレーの具材を炒めるようにします。今までシャバシャバのカレーを作っててごめんなさい。心を入れ替えます。
僕を含め、全国にいる一人暮らしの人たちの料理事情がこれを機にすこしでも改善することを願っています。
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