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「ハリポタ」ダンブルドアはゲイ?同性愛者に対する作者の考え

J.K.ローリング著のハリーポッターシリーズは世界中で累計2億部以上売れている大人気小説です。

 

そんなハリーポッターの登場人物には、いくつか隠された裏の設定が存在します。
 
今回はそんな裏設定の中でも個人的に気になった「ダンブルドア校長はゲイ(同性愛者)」という設定について触れたいと思います。
 

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ダンブルドア校長とは?

 
主人公ハリーたちが通うホグワーツ魔法魔術学校の校長先生であるのが「アルバス・ダンブルドア」です。
立派な髭を蓄えた老齢の魔法使いで、魔法に関する研究や闇の魔法使いとの決闘など数々の業績を築いたことから「20世紀で最も偉大な魔法使い」と称されています。
 
また、作中最大の敵であるヴォルデモートが唯一恐れる魔法使いがダンブルドアなのです。
 
ハリーたちが悩んだり、困窮したときには支えとなってくれるキャラクター。「困ったときにはダンブルドアに相談」というのが定番です。
 

ゲイという設定はどこからきたのか

 
原作小説が完結した直後の2007年夏、作者のJ.K.ローリングがインタビューでこのように語ったことが発端です。
 
“私はダンブルドアがゲイだと思っています。彼はグリンデルバルトに恋していました。だからこそ、グリンデルバルトが本性を現した瞬間がより恐ろしくなるのです。”
 
グリンデルバルトとは作中に登場する闇の魔法使いで、「ヴォルデモートが現れなければ史上最悪の闇の魔法使いであった」ともいわれる人物です。
 
作中屈指の美形キャラで、ダンブルドアとは十代のころからの友人でもありました。しかし、二人は考え方の違いから袂を分かち、決闘しますがダンブルドアの勝利で終わります。
 
ダンブルドアはこのグリンデルバルトに対して、恋心をいただいていたと作者は考えていたようです。
 
作中では「ダンブルドアがゲイ」といった描写はまったくなく、完結後にこのような話がでてきたため原作ファンは騒然となりました。
 

作者のこんなコメントが話題に

 
そんな衝撃的ともいえる設定に、あるファンが「なぜダンブルドアはゲイだと言ったの?彼はそんな風には見えないのに」と作者に質問します。まぁファンとしては、まったく描写のなかった設定を聞かされて困惑するのも当然でしょう。
 
それに対して、J.K.ローリングはこのように答えました。
 
「それは多分、ゲイの人々はただ、普通の人々にしか見えないからかしら?」と。
 
メディア(テレビや小説、マンガ等)では、ゲイのキャラクターというのは誇張されて描かれるきらいがあります。多少の差異はあれど、それは日本でも海外でも同じでしょう。
 
しかし作者は、「あくまで同性愛者も普通の人。ゲイだからといって必ずしもわかりやすい見た目や行動をするわけではない。」と考えているのです。
 
現実にも、世界中にたくさんの同性愛者の方がいて、私たちの周りも必ずいるはずなのです。
 
だからといって、全員がわかりやすい見た目(いわゆるオネエキャラのような)をしているわけではありません。
 
この、私たちが持っているある種の偏見が、「なぜ普通の見た目、行動をしていたキャラがゲイという設定なのか」といった疑問を生んだのだと思います。
 
上記の作者の答えに対して、世界中のファンが共感、感動し、質問をしたファンも「素晴らしい答えですね、本当にその通り。」と納得したようです。
 
世界中で大ヒットを記録した小説の作者は、やはりそういった素晴らしい作品を生み出すだけの器量と考えをお持ちのようですね。
 

今回の記事はいかがでしたか? 

 

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