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『英雄伝説 閃の軌跡III』評価&レビュー!よく作り込まれているが、過去シリーズ未プレイの人にはおすすめできない

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日本ファルコムが開発・販売しているRPG『英雄伝説 軌跡』シリーズ。

 

2004年に第一目『英雄伝説VI 空の軌跡』が発売されて以来、『軌跡』シリーズとしては9作目になる『英雄伝説 閃の軌跡III』が先日9月28日に発売されました。

 

 

この『軌跡』シリーズ、前々から気にはなっていたのですが一度もプレイしたことがなかった僕。

 

今回初のPS4用タイトルというこで、「これはちょうどいい機会だ!」と思い『閃の軌跡III』を買ってみることにしました。

 

 

結果から言うと、これが大失敗・・・。

 

決してゲームの出来は悪くないのですが(むしろいいゲームだと思います)、いかんせん過去シリーズをまったく知らない人間が始めるにはハードルが高い作品でした。

 

今回はPS4用ソフト『英雄伝説 閃の軌跡III』についてのプレイレビューをご紹介いたします。

 

 

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『英雄伝説 閃の軌跡III』ってどんなゲーム?

 

世界観はシリーズ共通!『軌跡』シリーズの9作目! 

 

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『英雄伝説 閃の軌跡III』は2017年9月28日にPS4用ソフトとして発売されたRPG。

 

日本ファルコムが誇る大人気シリーズ『英雄伝説 軌跡』シリーズの第9作目で、『閃の軌跡』シリーズとしは2014年に発売された『閃の軌跡II』以来約三年ぶりとなる新作タイトルです。 

 

シリーズ最大の特徴は、これまで発表されてきた全シリーズ作品が共通の世界観を舞台にしていること。

 

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「ゼムリア大陸を舞台に、エレボニア帝国とカルバード共和国の2大国が覇権を争っている」「アーティファクトと呼ばれる古代技術により科学が進歩した」など、どのタイトルにおいても同じ設定が使われています。

 

世界観が同じなので、一部の登場人物はタイトルをまたいでの登場も。シリーズファンなら、「前作のあのキャラがまた出てきた!」という感動があります。 

 

前作『II』から約1年半が経過した世界が舞台 

 

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『閃の軌跡III』は前作『II』の結末から約1年半が経過した世界を舞台に物語が描かれます。

 

主人公リィン・シュバルツァーはトールズ士官学院を卒業し、今度は教官という立場へ。配属されたトールズ士官学院 第II分校のVII組担任として、生徒や仲間とともに新たに道を歩み始めます。

 

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リィンは先の内戦での活躍により"灰の騎士"と呼ばれ英雄視されており、学院内はおろか国中でもその存在が噂される超有名人。

 

リィン本人は「英雄」と呼ばれることをあまり嬉しく思ってはいないようですが、生徒や街の人たちからは自然と声をかけられたり。

 

トールズ士官学院 第II分校はリィンがいた本校とは違い、「捨て石」とか「落ちこぼれ」と呼ばれる生徒や教官が集まる学校。

 

複雑な事情をかかえる第II分校で、新米教官として活躍する主人公の姿を描いたストリーとなっています。

 

プレイしてみた感想 

 

きっと面白いゲームなのだが、専門用語や説明なしで登場する過去キャラが多すぎてついていけなかった・・・ 

 

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シリーズ初プレイでは付いていけなかった・・・。この感想に尽きます。

 

『閃の軌跡III』はとにかく専門用語が多いんです。エレボニア帝国、鉄道憲兵隊、帝国軍情報局、結社"身喰らう蛇"etc...

 

そのどれもがまったくの説明なしで次々と登場し、物語がどんどん展開していく。その置いてけぼり感といったらなんとも・・・

 

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登場人物に関しても、『I』や『II』に登場した人物がバンバンでてきます。もちろん説明なしで。

 

「きっと主人公とはこういう関係だったんだろうな」とか「こういう性格(ポジション)のキャラだな」というのは何となく推測できるのですが、その人物がどういう過去を持っていてどんな活躍をしたのかがさっぱり分からない。

 

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また登場人物の数がものすごく多いんです。開始1時間で20人近く過去キャラが登場したりして、そいつらがまったくの説明なしで来るからもう何がなんだか・・・。

 

キャラクターやシナリオに関しては、「過去作をやっていれば『うわ!このキャラ来た!』と興奮できるんだろうけど、初プレイだと全然わからないなぁ」という印象でした。

 

「リンクアタック」や「ブレイブオーダー」など、奥深いバトルシステムは面白い

 

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シナリオにはさっぱり付いていけなかった僕ですが、バトルシステムはなかなか面白いなと感じました。 

 

戦闘はコマンド式RPGで、ターン制ではなくキャラクターごとの行動順で進んでいきます。

 

攻撃には単体攻撃のほかに範囲攻撃もあり、敵の配置や自キャラの配置によって攻撃の当たる範囲が変わってくるのが、シミュレーションっぽくて面白い。

 

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通常攻撃のほかに、威力は高いが発動まで時間がかかる魔法攻撃の「アーツ」や、即座に発動できる戦技の「クラフト」といった攻撃もあり、攻撃方法は多彩です。

 

また、面白いと思ったのが「リンクアタック」「ブレイブオーダー」というシステム。

 

リンクアタックはひるませた敵に対して、リンク設定している仲間とともにラッシュやバーストといった追撃ができ、敵に大ダメージを与えることが可能。

 

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ブレイブオーダーはキャラクターごとに発動できる能力アップの作戦指示で、与ダメージが上がる「突撃陣"烈火"」や敵の攻撃を完全に防ぐ「ノワールクレスト」など、攻撃型や補助型のさまざまなオーダーがあります。

 

戦闘時の選択肢が多いので最初はどれを選べばいいのか悩みますが、慣れてくると非常に戦略的なバトルが楽しめます。

 

まとめ|シリーズ未プレイにはハードルが高い作品

 

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きっといいゲーム・・・いいゲームなんだけど・・・。シリーズ未プレイの僕のような人間には理解が難しいゲームでした。

 

シナリオもバトルシステムも、やり込み要素も、どれも本当によく作り込まれていると思います。いや、作り込まれているからこそ、置いて行かれる作品かな・・・。

 

シリーズファンなら当然買いですが、『閃の軌跡』を遊んだことがない人にはなかなかおすすめできないタイトルです。

 

もし本作を買うのであれば、前々作『閃の軌跡』や前作『閃の軌跡II』を予習してからがいいでしょう(大変だ~~~)。

 

 

 

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