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『サイコブレイク2』評価・感想・レビュー|恐怖演出とアクションのバランスが絶妙な良作サバイバルホラー

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2014年に発売されたサイコホラーゲーム『サイコブレイク』。狂気に満ちた独創的な世界観が話題となり、ゲームファンからもホラー好きからも愛される作品となりました。

 

その続編となる、『サイコブレイク2』が10月19日についに発売。劇中でも、前作から3年後が経過した世界が描かれています。

 

 

今年の東京ゲームショウでも大々的に告知されていたので、僕もかなり気になっていたタイトルです。

 

www.kokoro-yuyu.com

 

普段はあまりホラーゲームをやらず、実は前作『サイコブレイク』も未プレイの僕。

 

「2から入っても大丈夫かな?」と思いましたが、やってみると『2』からの新キャラも多く、意外にすんなりと世界観に入っていけました

 

今回はPS4用ソフト『サイコブレイク2』をプレイした感想をお届けします。

 

 

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『サイコブレイク2』ってどんなゲーム?

 

狂気に満ちた精神世界を舞台にしたサバイバルホラーアクションゲーム

 

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『サイコブレイク2』は2017年10月19日にPS4用ソフトとして発売された、サバイバルホラーアクションゲーム。『Fallout』シリーズや『The Elder Scrolls V: Skyrim』でおなじみのベセスダ・ソフトワークスから発売されています。

 

主人公のセバスチャンは元刑事。火事により最愛の娘を失い、そのトラウマから立ち直れないでいます。しかし、謎の組織「メビウス」により、死んだと思われていた娘が実は生きている聞かされ・・・。

 

娘がとらわれているという仮想の精神世界「ユニオン」へと向かい、自分の人生を取り戻すために戦うという物語です。

  

ときに戦い、ときに逃げる・・・あらゆる手段で生き残る

 

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「ユニオン」は現実とは違い、恐怖と狂気に満ちた悪夢の世界。街にはさまざまなクリーチャーが徘徊し、セバスチャンの行く手を阻みます。

 

クリーチャーたちは非常に強力で、弾薬や薬の数が限られているので、単純に敵をせん滅していくだけでは先に進むことはできません。

 

ときには物陰にかくれて敵をやり過ごしたり、追いかけてくる敵からダッシュで逃げることも必要になります。

 

プレイした感想 

 

とにかく怖い・・・特に序盤は驚かせ方がえげつないので、そこを乗り切れるかどうか

 

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僕は前作未プレイで初めて『サイコブレイク』シリーズを遊びましたが、これがまぁ怖かった・・・。正直、序盤で投げ出しそうになりました

 

特にチャプター1~2のあいだは武器を使うことができず、薄気味悪い空間を身一つでとにかく進んでいくしかない・・・。

 

真っ暗な部屋に首吊り死体が何体もぶら下がっていたり、鏡をのぞいたら血だらけの女性がフッと現れたり。「こんなん絶対よくないことが起きるやん・・・」と分かっていながらも、進むしかないという恐怖。

 

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元々ホラー映画もホラーゲームも苦手な僕は、この恐怖演出ラッシュにかなりやられてしまいました。

 

しかしそこを乗り切りチャプター3に入ると、やっとナイフとハンドガンが手に入ります。

 

やっぱり武器があるとないとでは安心感が全然違いますね。チャプター3以降も当然恐ろしい演出は続くのですが、序盤ほどのえげつなさはなくなった気がします。

 

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ホラーゲームが苦手な人は、「序盤のチャプター1~2を乗り切れるかどうか」で本作の評価が変わるかも。

 

武器が手に入ってからはかなり面白かったです。武器強化やスキルツリーなど、アクションゲームらしい要素が加わり、熱中して遊ぶことができました。

 

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ハンドガン、ショットガン、アサルトライフル、スナイパーライフル、ウォーデン・クロスボウなど武器の種類も豊富

 

どの武器も攻撃力、リロード速度、装弾数などアップグレード要素があり、そういう点も良かったですね。

 

難易度は高いが、「カジュアルモード」や自動照準があるのでアクションが苦手な人でも大丈夫 

 

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本作はホラーアクションゲームとしてはかなり難易度が高いゲームだと思います。

 

敵クリーチャーの攻撃力や体力が高く、なおかつこちらに回避やジャンプといったアクションがないため(一応「回避スキル」はありますが、敵から攻撃を受けたときに一定確率で自動回避するというもの)、序盤は特に「ステルスキルで一撃」か「隠れてやり過ごす」といった行動が重要に。

 

弾薬や回復薬の数も限られているため、「敵を全滅させながら進む」といったタイプのゲームではありません。

 

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敵が無限に湧くゲームではないため、「敵を狩って経験値稼ぎをしてからスキル強化して挑む」みたいなことも不可能。

 

僕は通常難易度の「サバイバル」で遊んだのですが、序盤~中盤にかけては相当な回数ゲームオーバーになりました。

 

しかし、一番やさしいモードの「カジュアル」で遊べば、アクションが苦手な人でもクリアまで行けると思います。

 

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敵の強さがマイルドになるほか、拾える弾薬の数や経験値にあたる「グリーンジェル」がもらえる数も増えるので、かなり潤沢な資源で戦えます。

 

エイムアシストをしてくれる「自動照準」もONにできるので、ヘッドショットもバンバン決められます。

 

本作はストーリーも素晴らしいので、物語を楽しみたい人はカジュアルモードでガンガン進めてもいいでしょう。

 

難易度変更は途中からでもできるため、「最初はサバイバルで始めて、難しいと感じたらカジュアルに下げる」という遊び方もありだと思います。

 

武器や素材、サイドミッションなど探索要素も豊富で、あちこち回りながら進めるのが楽しい 

 

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『サイコブレイク2』は準オープンワールドのようなマップになっていて、街や施設のあちこちを探索して収集要素を集める楽しみもあります。

 

経験値や弾薬の数が極端に限られているので、シナリオをガンガン進めるだけだと途中で弾薬が足りなくなることも。そのため、道中に落ちているアイテムをきっちりと拾っておくことが重要になります。

 

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マップには弾薬やクラフト用の素材が落ちているほか、過去にその場所で起きた出来事を知ることができる「残留思念」、素材やアイテムがもらえる「ロッカーの鍵」、過去の思い出を見ることができる「スライドフィルム」などさまざまな収集要素が存在。

 

キャラクターたちの背景を知ることができるサイドミッションもあるので、それを埋めるためにあちこちを探索するのも楽しい。

 

基本的にはシナリオ重視のゲームなので、それほどたくさんのやり込み要素があるわけではありませんが、ほどよいボリュームの収集要素が用意されているので、シナリオの合間に集めるにはちょうどいい感じです。

 

まとめ

 

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ホラーの演出はグロテスクでかなりエゲつない怖がらせ方をしてくるので、そういうものが苦手な人にはおすすめできません。

 

しかし中盤以降はサスペンス色が強くなり、武器やスキルが増えてくるとアクションゲームとしても面白くなってくるので、その点は評価できます。全体としては良作の部類に入るのではないでしょうか。

 

『2』から始めても問題なくストーリーについていけるので、気になる方はぜひプレイしてみてください。

 

 

 

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