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『ペルソナ5 ダンシング・スターナイト』評価・感想・レビュー!

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2018年5月25日 トロコン後追記

 

全世界累計200万本以上を売り上げた、大人気ジュブナイルRPG『ペルソナ5』。それを題材にしたリズムゲーム『ペルソナ5 ダンシング・スターナイト』が2018年5月24日に発売されました。

 

 

『ダンシング』シリーズとしては、2015年に発売された『ペルソナ4 ダンシング・オールナイト』以来。今回は『ペルソナ3 ダンシング・ムーンナイト』との2作同時発売です。

 

 

『ペルソナ』シリーズファン、そして前作『P4D』トロコン勢としてはこのゲームを買わないわけいきません。

 

僕はシリーズ3作がセットになった、『ペルソナダンシング オールスター・トリプルパック』をバッチリ予約購入しました。

 

 

今回は、『ペルソナ5 ダンシング・スターナイト』のプレイレビューをしたいと思います。

 

※トロフィーコンプリートできたので、トロコン後の感想も追記しています。

 

 

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『ペルソナ5 ダンシング・スターナイト』ってどんなゲーム?

 

P5キャラたちが饗宴!個性豊かなダンスで彩るリズムゲーム

 

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『ペルソナ5 ダンシング・スターナイト』は、PS4&PS Vita用ソフトとして2018年5月24日に発売されたリズムゲーム。

 

『ペルソナ5』で使われているBGMやテーマ曲に合わせて、キャラクターたちがダンスを繰り広げます

 

「なぜダンス?」という当たり前の疑問は作中でも触れられていますが、ぶっちゃけ大した理由はありません。

 

とある理由から、ベルベットルームの住人であるジュスティーヌ&カロリーヌに怪盗団が呼び出され、「宴」を盛り上げるためにダンスを踊ることになります。

 

キャラクターたちとの会話が楽しめる「COMMU」モード

 

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本作ではストーリーモードにかわって、各キャラクターとの会話が楽しめる「COMMU」モードを搭載。

 

コミュイベントは設定された課題をクリアしていくごとにどんどん解放されていき、衣装やアクセサリーをもらえることもあります。

 

 『ペルソナ5 ダンシング・スターナイト』を遊んでみた感想

 

キャラの個性全開のダンスシーンは見応えあり! 

 

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『P5D』のメインであるダンスシーンは、どのキャラも見応えがあります。ノリノリのヒップホップを踊る竜司や、クラシックバレエをベースにした春、タップダンスでユニークな動きを見せる双葉など、キャラの個性が際立つダンスが満載

 

楽曲もそれぞれにリミックスやアレンジがなされているので、どの曲もダンスと合ったナンバーになっているのがいいですね。

 

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ダンスシーンの3Dモデルは、モーションキャプチャーにより実際のダンサーを使って撮影しているため、手足のしなやかな動きやキレのある動作、指先にいたるまで表現はかなり精緻に作られています。

 

しかもキャラクターごとにモデルとなるダンサーを変えているようなので、立ち姿や動作など細かい部分でも個性が出ているのが素晴らしい。

 

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正直いうと演奏中はプレイに忙しくてダンスを見ている暇がないのですが、一度クリアすれば「パーフェクト鑑賞モード」により、じっくりとダンスを見られます

 

さらに、前作同様キャラの振付を覚えられる「振付レッスンモード」があるのも面白い。

 

ミラーや拡大縮小、背面視点変更などにより、じっくりと振付を覚えれます。ゲームだけでなく、ダンス自体に興味がある人も楽しめる作りに。

 

「COMMU」によるキャラ同士の絡みが楽しい! 

 

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『P5D』では、キャラクター同士の会話が楽しめる「COMMU」モードが存在します。

 

キャラによって「○○曲プレイする」「アクセサリーを○○個つけて演奏」などのコミュ解放条件があり、プレイしているうちにどんどん解放されていきます。

 

やはり『ペルソナ』シリーズは"キャラ同士の絡み萌え"の要素が強いので、こういったイベント鑑賞シーンがあるのはファンとして嬉しいですね。

 

特に『P5D』では、本編で絡むことのなかったジュスティーヌ&カロリーヌと怪盗団メンバーとの会話シーンもあり、原作よりもさらに一歩進んだキャラの深堀りがあるのもいい。

 

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同じ姉を持つ者同士、思わずジュスカロに共感してしまう真や、双子にもさんざんな扱いを受ける竜司など、見ていてほっこりします。

 

イベントシーンはフルボイスで描かれており、この辺もファンとしては嬉しいポイント。 

 

また、コミュを進めることで各キャラの部屋を自由にのぞけるイベントもあります。

 

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お部屋探索モードはVRにも対応していて、机の上にあるグッズや本棚の中身など、かなり細かいところまでのぞけるのが面白い。

 

真の部屋には彼女の大好きな"ブチまる君"グッズが置いてあったり、竜司の部屋にはマンガ本が大量にあったりと、作りも細かいです。

 

コスチュームの多さは本編以上! 組み合わせは10万通りを超える

 

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本作では各キャラクターの衣装がたくさん用意されており、コスチュームやアクセサリーを自由に付け替えてプレイを楽しむことができます

 

『ペルソナ5』本編でもキャラの着せ替え要素はありましたが、コスチュームの数は『P5D』のほうが圧倒的に多いです。

 

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衣装、髪型、アクセサリー、カラコン、ウィッグと変更できるカテゴリーも多く、組み合わせは10万通り以上もあるそう。 

 

オシャレでかっこいいものから、バラエティ色に富んだ着ぐるみ的なものまで多数登場するので、着せ替えだけでも相当遊べると思います。

 

ストーリーモードがないので、物語的な楽しみは薄れている 

 

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『P5D』は、"キャラ萌え"にかなり振り切って作られているゲームです。

 

前作『P4D』では一応のストーリーモードがあり、「登場人物は何のためにダンスをしているのか?」という理屈がありました。

 

しかし本作ではストーリーモードをなくし、変わりにキャラの会話が楽しめる「COMMUモード」を追加。

 

これはこれで面白いのですが、ダンスを通してシナリオが進んでいくような、物語性はまったく失われています

 

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この手のスピンオフ作品では、"ストーリーよりもキャラ萌え重視"な雰囲気がファンのなかでもあるので、ある意味正解かもしれませんが、僕としてはちょっと物足りなさを感じますね。

 

『P5D』でも一応、"ダンスをする理由"が説明されるのですが、その理由もジュスカロが姉であるエリザベスと張り合うことになり、それに怪盗団が巻き込まれるという有って無いようなもの。

 

できれば、前作のようにストーリーモードがあると嬉しかったですね。

 

同時発売の『P3D』との"クロスオーバー感"が欲しかった

 

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この点が僕にとっては一番ひっかかるところなのですが、同時発売である『ペルソナ3 ダンシング・ムーンナイト』との物語的な繋がりがまったく描かれないのが残念です。

 

怪盗団がダンスをする理由が、「ジュスカロとエリザベスの張り合い」ということで話自体は同一時間軸で進んでいるのですが、いかんせんストーリーモードが無いせいでクロスオーバー感がまったくありません

 

せっかく同時発売するのであれば、「『P5D』でこうしている間に『P3D』ではこんなことが起きていた」というようなシナリオ的な繋がりがあると嬉しかったです。

 

『P5』と『P3』のキャラが直接絡むようなことがなくても、このくらいのシナリオ的な繋がりを見せてくれてもいいんじゃないなかなぁとは思いました。

 

あくまでもP5ファン向けの作品 

 

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先述したとおり『P5D』にはストーリーモードがなく、キャラ同士の絡みに重点を置かれている作品なので、あくまでも『ペルソナ5』ファン向けの作品だといえます。

 

そのため、『ペルソナ5』のゲームファンだったり、アニメを観ていてすでにキャラクターや物語を知っている人にとってはおすすめできますが、まったくの未経験者が『P5D』から入るのはすこし厳しいかも

 

メインがリズムゲームなので全然楽しめないということはないでしょうが、COMMUモードは面白さの半分も伝わらないかなぁ。

 

勘のいい人であれば『P5D』だけ遊んでも、「このキャラはこういう設定なのね」となんとなくはわかると思います。しかしそれであれば、『ペルソナ5』本編のほうを先に遊んでもらいたいですね。

 

追記:音ゲーとしての難易度はやや高めだが、トロコンは簡単

 

発売日翌日の25日、プレイ時間12時間ほどで無事にトロフィーコンプリートできました。

 

 

前作『P4D』のときも比較的トロコンが簡単なゲームだったので、今回も案の定といった感じ。

 

高難易度クリアは必須ではなく、EASYやNORMALでクリアしていけばトロコンできるので、音ゲーが苦手な人でも大丈夫だと思います。

 

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譜面自体の難易度はやや高めですが、スクラッチの自動入力や判定がGOODでもコンボが続くといったサポート機能もあり、それらを使えばそれほど苦心せずにトロコンまでいけるはず。

 

それよりも大きな問題は、ノート(流れてくる譜面)がテレビ画面だと非常に見づらいことですね。

 

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前作『P4D』の時と同様、中央から外側に向かって流れてくるタイプのノートなのですが、大画面でやると外側まで視野が足らず、やたらに見づらい印象を受けます。

 

前作はVitaだったので全く気になりませんでしたが、PS4になったら途端に遊びづらくなったのは誤算でした。

 

PS4版でもVita版でも内容は同じなので、特にこだわりがなければVita版を購入してもいいかもしれません

 

ちなみに、クロスセーブにも対応しているのでPS4⇔Vita間でセーブデータを引き継ぐことが可能です。 

 

まとめ:『ペルソナ5』ファンなら間違いなく買い! 

 

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『ペルソナ5 ダンシング・スターナイト』は前作『P4D』よりもキャラ同士の絡みが増えたことで、より一層"ファン向け色"の強まった作品だといえます。 

 

『ペルソナ5』をプレイしていた人なら絶対に楽しめると思うので、すでに本編をプレイ済の人は買っても損はないでしょう。

 

 特に、『ペルソナ5』のキャラクターに思い入れがある人ほどハマれる作品だと思います。

 

 

 

 

 

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