心はいつも悠々自適

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義足の僕が"本当に困るシチュエーション" トップ10はこれ!

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僕は右足をひざ下で切断している下腿義足なんですが、日常生活でけっこう困るシチュエーションに遭遇することがあるんです。

 

www.kokoro-yuyu.com

 

たぶんみなさんの周りに義足者ってあまりいないと思いますし、居たとしても「どんなとき困るの?」とは中々聞けないはず。

 

そこで今回は「義足の僕が本当に困るシチュエーション トップ10!」と題して、僕がよく困っていることをランキング形式で紹介したいと思います。

 

かれこれ6年になる義足生活で僕がリアルに感じた出来事を挙げているので、「へぇー、義足の人ってこんなことで困るのか」なんて知っていただければと。

 

想像がつきやすいシチュエーションから、「え、こんなことにも困ってるの?」と意外なものまであると思います。 

  

それではいってみましょ~。

 

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第10位「洋服の試着」

 

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服屋さんでズボンを試着、購入するときって「裾上げ」がありますよね。

 

そのときに店員さんが僕の足元に触れるのですが、あらかじめ「僕義足なんです~」と言っておかないと、その硬い感触にびっくりされちゃうことがあるんです。

 

別に店員さんが「わぁ!」とか声を上げることはないんですが、「これは指摘していいのか・・・?」と店員さんがドギマギしたりして、そのあと微妙な空気になることもしばしば。

 

それを避けるために、最近では僕の方から「義足なので、裾でうまく隠れるような長さに調整してください(にっこり)」みたいな感じで言うようにしてます。

 

第9位「スリッパを履かなきゃいけないとき」

 

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病院や食事処、サロンや施設の見学とかでスリッパを履くシチュエーションにたまに遭遇するんですが、義足だとまったくスリッパを履けないので困ったりしてます。

 

足のある左足は普通に履けるんですが、義足のほうはスリッパを履いて歩くと「すぽーん」って飛んでっちゃうんですよね。

 

義足は指先や足首が自分の意志で動かせないため、スリッパを抑えておくことができなくて・・・。

 

なのでスリッパを履かなきゃいけないときは、片足だけで履くようにしてます。不格好ですが。

 

第8位「義手や義足が登場する作品を誰かと一緒に観たとき」

 

鋼の錬金術師  完全版 1巻 (ガンガンコミックスデラックス)

 

これは僕の自意識過剰が多分に入っていると思うのですが、誰かと一緒に「義手や義足(もしくは手足がないキャラ)が登場する作品」を観てるとき、"変な空気"が流れることがあるんです。

 

たとえば「鋼の錬金術師」とか。最近だと「機動戦士ガンダム サンダーボルト」とかも観てて思ったかなぁ。

 

僕自身はそういう義肢キャラが出てくる作品を見ると、純粋に「すげー!かっけー!」って思うんですが、一緒に観てる人は「義肢キャラの話題は振っていいの?いやでもあえて触れないのも・・・」ってな感じで気を遣うらしいんです。

 

わりとフィクションの義肢キャラに憧れがあったりするんで、そういう話題はどんどん振っていただいて大丈夫です。welcome! 

 

第7位「階段を降りる」

 

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一応階段の上り下りは手すりが無くてもできるんですが、やっぱり平坦な道に比べるとしんどい。

 

意外と知られていないことですが、義足者にとって「階段を上ること」よりも「降りること」の方が圧倒的に難しいです。

 

みなさんもやっていただくと分かると思いますが、上るときって両足とも足首をほとんど曲げず、指先からではなくかかとから入ると思います。この動きは義足でも問題ない。

 

でも降りるときって両足とも足首がぐいっと曲がり、指先から降りてると思うんです。これが義足には難しい動きなので、めちゃくちゃしんどい。

 

義足に慣れてないころは、降りるときによく階段を踏み外してこけてました・・・。

 

第6位「温泉や大浴場、ホテルなど慣れないお風呂に入る」

 

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みんなが気になるであろう「お風呂ってどうやって入ってるの?」について。基本的には義足は外して、片足の状態で入っています。

 

我が家のせまい浴室は勝手がわかっているので、シャワーを浴びるのも湯船に浸かるのも問題なのですが、やはり困るのは温泉、大浴場、ホテルなどの慣れないお風呂に入るとき。 

 

周りのギョッとした視線もさることながら、広いお風呂だと濡れた浴場をケンケンで進んだりしなきゃいけないのでめっちゃ怖いです。いつかこけるんだろうなぁ・・・。

 

第5位「和式便器しかないトイレ」

 

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今はほとんど見かけなくなりましたが、古い施設だと稀に和式便器しかないトイレに当たることがあります。

 

義足はひざを90度以上曲げることができないので、基本的に「しゃがむ」という姿勢をとることができません。ゆえに和式便器だと用が足せないのです。

 

我慢の限界まできて行きついたトイレが和式しかないと、絶望的な気分に・・・。

 

学校なんかも和式便器がどんどん撤廃され、「和式トイレで用が足せない子どもたち」が問題になったりしましたが、僕個人としては洋式トイレへの移行の流れは大賛成です。めっちゃ助かります。

 

第4位「お座敷での食事」

 

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これこそ僕が一番知ってもらいたいことです!これこそ!声を大にして言いたい!

 

お座敷で食事することってあるじゃないですか?でも義足をつけたままだと、床に座ってる姿勢が超しんどいんです。

 

義足って伸ばしてる姿勢はラクなんですが、曲げるととにかく痛い。あぐらをかくこともできないので、お座敷だと足のやり場に困るんですよね・・・。足を伸ばしたりお姉さん座りみたいにしたりと、全然落ち着かない。最終的には「長座体前屈」みたいな姿勢になるのですが、そうすると腰がしんどかったり。掘りごたつだと大丈夫なんですけどね。

 

友人や親戚と食事に行くとき、僕に気を使って「お座敷の部屋予約しといたよ~」と言われたら「ああああああああごめんなさい座敷しんどいんですうううう」ってなります。あらかじめ「お座敷以外でお願い!」と断っておかないといけませんね。

 

みんなのお心遣いは本当にありがたいのですが、実は「お座敷の部屋で食事をするくらいなら立ち食いの方がまだラクです・・・」という真実を知っていただければ(あくまで、僕の場合ですが)。

  

第3位「凍ってたり、ツルツルする床を歩くとき」

 

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寒さで凍ってる路面だったり、ワックスでピカピカに磨かれている床だったり。こういったツルツルした床を歩くのはけっこう難しくて・・・。

 

義足だと指先の踏ん張りがまったく利かず、感覚的には杖をついているような感じなのでツルツルした床だとめちゃくちゃ滑りやすいんです。

 

特に凍ってる路面は、足があったときには想像もつかないようなこけ方をする。冬場に外を歩くときはえらい慎重になります。

 

第2位「満員電車に乗ってしまったとき」

 

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電車やバスなどの公共交通機関も、義足者にとってはトラブルによく遭遇するスポットですね。満員のときは特に。

 

「傍からは健常者に見えるので、優先席に座ってると嫌な顔をされる」とか「吊革に捕まらないと踏ん張りが利かず、立ってるのが大変」とかいろいろあるのですが、僕がもっとも「しんどいな・・・」と思うのは"満員電車で座ってるとき"なんです。

 

座ってるときってひざが直角に曲がってますよね?下腿義足の場合、膝を90度に曲げてる姿勢は義足の"フチ"が膝裏にゴリゴリ当たったり、膝の皿の部分が押されて痛かったりします。

 

なのでイスに座るときは、片足をすこし前に出して伸ばしてる姿勢がラク。だけど満員電車だと前に人がいるので、足を伸ばせずしんどい思いをします。

 

膝を立てて座るなら立っていた方がラクなので、「この車両は混みそうだな」と思ったら、席が空いていてもあえて立っていたりする。そんな風に電車内では過ごしています。

 

第1位「映画館で真ん中の席に座ったとき」

 

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栄えある第1位に選ばれたのは、「映画館で真ん中の席に座ったとき」です!「どういうこと?」と思われそうなのですこし説明をば。 

 

僕は映画も映画館の雰囲気も大好きなのでよく劇場まで観に行くのですが、そのときの座席選びが非常に重要で。

 

第2位のときにもお話しましたが、義足は長時間にわたって90度に足を曲げておく姿勢が非常にしんどいです。

 

映画館の座席ってスペースが狭いじゃないですか。なので必然的にひざを曲げっぱなしの姿勢でいなきゃいけない。

 

隣に人がいなければそっちの方にすこし足を伸ばしたりできるのですが、右隣に人が座っているともうアウトです。痛い姿勢のまま2時間座りっぱなしになるのでもう絶望。

 

義足になりたての頃はこのことに気づかず、映画が見やすい真ん中の席を取っていましたが、最近では右端の席を取るようにしています。通路側なら足をすこしくらい伸ばしても大丈夫なので。

 

まとめ

 

「義足ってめんどくさそう・・・」と思われてしまったかもしれませんが、この記事では僕が普段感じてる不満を誇張して言っているだけなので、実際のところそこまで困っているわけでもありません。

 

「義足はこんなに大変なんだからもっと配慮して!」とか言いたいわけでもありません。正直、十分すぎるくらいみなさんに配慮してもらってると思っています。どこにいっても基本的にみんな優しい。

 

ただ、「こんなところでも健常者とは違った困りごとがあるんだよ~」と、なんとなく知っていただければ嬉しく思います。

 

 

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