みなさんは人気ゲーム実況者の『ふぅ』さんをご存知でしょうか?
フロム・ソフトウェアの名作アクションRPGである『デモンズソウル』や『ダークソウル』などのソウルシリーズの実況プレイ動画で人気を博したふぅさん。
凄まじいやりこみによって培われた抜群のプレイスキルと、厨二病的キャラで観る人を魅了し、瞬く間に人気ゲーム実況者の仲間入りを果たしました。
そんなふぅさんですが、ニコニコ動画にて4月より開設していた有料ユーザーチャンネルを9月で閉鎖することになったのです。
たった5ヶ月あまりという短い期間でなぜ閉鎖することになったのか。そして今回の騒動で僕自身が感じたことを述べたいと思います。
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騒動の経緯
ふぅさんは2016年の4月にニコニコ動画の有料ユーザーチャンネルを開設しました。これはユーザー(視聴者)が月額を払って登録をし、チャンネル限定動画や生放送の優先権などを得られるというものです。そして、チャンネル開設者には利益が発生する仕組み。
しかしこれによってふぅさんの動画が大荒れとなることに。いわゆる炎上ですね。
ふぅさんはこれまで、「お金に目がくらんで安易な道をたどる実況者(名指しではないですが)」に対して批判的な意見を述べていました。
これをふぅさんは「マリオメーカー問題」として動画に残しています。
この辺の経緯についてはしっきーさんが上手にまとめているので詳しく知りたい方はそちらをご覧ください。
要するに、今まで目先のお金や公式の後押しによる名声などに断固として立ち向かっていたふぅさんが、態度を一変しお金を受け取るようになったことで炎上してしまったんですね。
まさかのユーザーチャンネル閉鎖へ
ユーザーチャンネル開設により大炎上してしまったふぅさんですが、なんと8月8日にまさかの発表が。
それは、「ユーザーチャンネルを閉鎖する」というもの。
この知らせには僕もかなりびっくりしましたが、それと同時に「よくやった!」という思いもありました。
実はこのニコニコユーザーチャンネルを閉鎖するというのは前例がなく、手続きや今後の活動について運営側との話し合いもあったそうです。
何事にも動じないように見えていたふぅさんですが、やはりこの4ヶ月間くらいかなり参っていたようです。
"叩かれた"という事実そうですが、今までの発言・態度と180度違う行動をとったことにより、自分の中で罪悪感のようなものもあったのでしょう。
ふぅさんがどんな思いでユーザーチャンネル閉鎖に至ったかは、ふぅさん自身がアップした動画をぜひご覧ください(ちなみに「パリィ」というのはソウルシリーズに出てくる盾受け流しのことです)。
「この動画ではすべて本音で話す」と言っているとおり、この動画にはふぅさんの思いがほとんどそのまま乗っているのではないかという印象を受けました。
「動画投稿は自由にやりたい。チャンネルを開設したことによってそれができなくなり、またユーザーも離れてしまったので閉鎖する」という主旨のことを話していましたが、この動画を観て、僕は「やっぱりふぅさんは只者じゃないな」と感じたのです。
"動画で思いをしゃべるふぅさん"は実況者の鑑
「マリオメーカー問題」の件といい、今までもふぅさんは良くも悪くも話題性のある実況者でした。
ふぅさんの行動には観る人を魅了する力があると思います。それが裏目に出ている時も含めて。
僕自身は、ふぅさんの動画や人柄が好きですし、「良質なコンテンツには積極的にお金を払うべき」だと考えているので、チャンネル開設の件には目くじらを立てるようなことはありませんでした。
今までの発言と正反対の行動をとったにしろ、ふぅさんが動画制作に費やしているであろう労力を考えれば、お金を欲するのも当たり前だと感じていたのです。
今回の件、「周りから叩かれたことによってユーザーチャンネルを閉鎖する」というだけでもなかなか勇気が必要ですが、それ以上にすごいと感じたのは、上記の「謝罪&本音で語る動画」を残したことだと思います。
これまでも様々な問題によって炎上した実況者というのはいましたが、ふぅさんのように「俺は金に目がくらんでチャンネル開設した!けどつまらなくなったから閉鎖する!」とエゴイズムで行動したことを吐露し謝罪した動画を残す実況者は僕の知る限りいません。
ここがふぅさんのすごいところです。
やはり"実況者・動画投稿者"として活動しているのであれば、自分の誤りについては動画で語るべきだと僕は思っています。
炎上してもそのことについて一切触れなかったり、謝罪があってもブログやツイッター等の文面のみということも多いのが普通です。
でもふぅさんは違った。きちんと自分の言葉を生の声として動画に残し、みんなに観てもらうというのはそうそう出来ることではありません。
この動画によって、僕の中でのふぅさんの株はかなり上がりました。
いろんな意味で今後が楽しみ
今回の一連の騒動は、チャンネル閉鎖ではまだ終わらないと思っています。むしろこれからが大変な時期かもしれません。
今後、ふぅさんは以前のように楽しく動画を制作できるのか、そして離れていったユーザーは帰ってくるのかなどが気になりますね。
とにもかくにも、これでふぅさんの中でもやもやしていたものが取れたは間違いないので、これからの活躍に期待しています。
パパはゲーム実況者 ガッチマンの愉快で平穏な日々 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)
posted with ヨメレバ
トラちん KADOKAWA 2016-05-26
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