2000年代初めのころから、「一発ネタやギャグなどで一世を風靡したものの、そのあと人気が続かずに消えて行ってしまった芸人」のことを「一発屋芸人」などと呼ぶ風潮ができました。
ひと昔前は一発屋芸人は不名誉の象徴でしたが、最近になってダンディ坂野さんやテツandトモさんなどが地方営業等で意外に稼げている事実を発表したことで、また注目が集まっています。
そんな一発屋芸人たちの過去と現状について調べてみました。
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ダンディ坂野 (2003)
最初に一発屋芸人として名を馳せた(?)のは「ゲッツ!」のギャグでおなじみのダンディ坂野さんです。
「マツモトキヨシ」のCM出演をきっかけに「ゲッツ!」でブレイクした直後はネタ番組やCMに引っ張りだこだったものの人気は続かず、すぐにお茶の間から消えていきます。
その後は目立った活躍はなかったものの、「元祖一発屋芸人」としてちょくちょくテレビに出演されていましたね。
しかしその間も地方営業などでしっかりと稼ぎ、2011年には「月収270万円」と告白していました。キャッチーなギャグと明るい人柄が重宝されたのでしょうか。
2014年ごろからプチ再ブレイクを果たし、一時はCM出演本数4本とかなりのご活躍。
投資にも熱心に取り組んでおられるようで、小島よしおさんら同じ一発屋芸人にうらやましがられている様子です。
噂によると、現在の年収は3000万円以上とも。貯金や投資等の金融資産などを合わせると、他の一発屋芸人に比べてもっとも堅実にお金を貯めているのはダンディ坂野さんかもしれませんね。
テツandトモ (2003)
ダンディ坂野さんを追いかけるようにブレイクしたのが「なんでだろう~」というフレーズと軽快なギターの演奏でブレイクしたテツandトモさんです。
ブレイクした当時はネタ番組はもちろん、国民的アニメである『こち亀』の主題歌も担当するなど、多方面で活躍していました。
現在、テレビでの露出は少なくなっていますが、地方営業をなんと月20本以上こなしているようで、その収入は億超えとも。いやぁ、すごいですね。
営業のギャラ相場は、一本50万円~100万円。仮に70万円だとしたら、70万円×20日×12ヶ月で1億6800万円。営業のギャラについては事務所と折半するようなのですが、それでもかなりの収入です。
子供からの人気も熱いようで、「地方営業をおこなうと子供たちが必ず盛り上がる鉄板芸人」とも呼ばれています。
テツさんもトモさんもお互い40代半ばですが、今後もあの元気いっぱいにステージを飛び回るネタで地方を飛び回り続けるのでしょうか。
はなわ (2003)
自身の故郷である「佐賀県」をテーマにしたあるあるネタでブレイクしたはなわさん。耳に残る歌ネタで、その人気は老若男女を問わずに広まっていきました。
ブレイク当時はCDデビューを果たすなど、得意の歌ネタを使い活躍します。
現在でも、CDやカラオケの印税で年収1000万円以上あるのではないかとされています。
波田陽区 (2004)
着流し姿でギターを肩にかけ、「残念!」という掛け声とともに有名人や一般人のエピソードを斬っていくネタでおなじみの波田陽区さん。
ブレイクしたきっかけは「エンタの神様(日本テレビ系)」。当時はネタ番組の他にも「クイズヘキサゴンⅡ(フジテレビ系)」などのクイズ番組にも出演されていました。
当時の最高月収は2800万円とも。下積み時代も長かったようなので、この時の収入はご本人が一番驚いていたのではないでしょうか。
現在は活動の拠点を九州に移しているようです。芸人としての収入は、少ない時には月収5万という月もあるそう。華やかなブレイク当時と比べるととても悲惨な現状ですね。
また、現在はYouTuberとしても活動しているそうです。もしご興味があれば、一度ご覧になってはいかがでしょうか。
小島よしお (2006)
上半身裸にブーメランパンツと、一発屋芸人の中でもかなりの異彩を放っているのが「そんなの関係ねぇ!」のネタでブレイクした小島よしおさん。特に10代の若者たちのあいだでは絶大な人気を誇っていました。
また、以外にも早稲田大学教育学部卒の高学歴芸人でもある小島よしおさん。ネタ番組以外にクイズ番組にも多数出演されています。
当時の最高月収は1300万円だそう。着ボイスが人気を博し、収入が一気に増加したそうです。
今でも子供たちからの人気はものすごいようで、ダンディ坂野さんやテツandトモさんと同じく地方営業で稼いでいるようです。
そんな小島よしおさんの現在の年収は1億円以上との噂。
地方営業のオファーは月に50本以上来ているそうで、多い時には1日に数十件をハシゴする日もあるみたいです。
一発屋芸人の懐事情はさまざま
今回、一発屋芸人の収入について調べてみてわかったことは、「一口に“一発屋芸人”といってもその収入はさまざまである」ということです。
同じ時期にブレイクし、同じ時期にテレビから消えていった人でも、営業の仕事などでしっかりと稼げている人は今でも巨額の富を得ています。
一度ブレイクさえすればその後テレビに出られなくても高収入を得られる芸人という仕事。リスクは高いですが、非常に魅力的ですね。
近年では日本エレキテル連合さんやとにかく明るい安村さんなど、また新しい一発屋芸人たちが誕生しています。
この方たちももしかしたら、今後テレビで見なくなっても僕たちの想像以上のお金を稼いでいるかもしれません。
これからの一発屋芸人の活躍がとても楽しみです。
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